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第一章 Lv上げ

と言う事で、俺達は獣王街からそんなに遠くない紅兎平野に向かう事にした。



WIKIと呼ばれる攻略サイトを見ると、紅兎平野は確かにLv10~18のモンスターが出現する。

一つのマップに必ず存在するボスモンスター、このマップは、Lv18のゴスロリウサギちゃん、だそうだ。



……ちょっとネーミングセンスがあれだけど、そこはスルー。



4人で固まってマップを通過する。今居るマップは、昨日マウスを狩った初心者マップ、黄鼠草原【おうそそうげん】

一つ一つのマップが大して広くない為、エリア移動は楽だ。

マップを移動すると、各自バラバラに散ってモンスターを狩り始める。

PTメンバーの現在地は画面右上に表示されるミニマップを拡大すれば良い。



今の俺のLvは12。

BEARは14、FARは一番最初にやり始めたから16、AIRは15だ。



いつも俺が一番下だよなーと思いつつ、同じLvのモンスターピンクラビットを狩る。

どいつもこいつも敵の名前が適当だな。まぁ狩れれば関係無いけど。


モンスターのドロップ品は拾って少しでもお金に換える。

運良く装備品が出たら高い額のお金になるし。



このゲームは回復薬を露店で低価格で買えるが、戦闘での薬の消費は激しい。

何故露店で回復薬が低価格で買えるのかと言うと、「生産」と言うスキルがあるからだ。

武器、防具、回復薬、アクセサリー。このゲームでは必要な物は大抵生産できてしまう。



それによって広がるプレイヤー間の交流、生産依頼、生産代行なんかもあるから、いかに重要かがわかると思う。

この様な機能は最近になって重視されて来た物で、今では生産は必要不可欠な物になっている。







狩り始めると、当初Lv12の経験値26%だったのが、直ぐにLvアップ。

みんな次々とレベルが上がり、一番高Lvのファーにはみんなに合わせてもらう為にマップ移動してもらった。



……いや、俺はそんな可哀想な事言ってない。ベアが言ったんだ。


――――――――――

 

【PT】BEAR:おいファー!お前だけLv16だなんて卑怯だぞ!(`Д´)

 

【PT】FAR:えぇ・・・仕方ないじゃん、俺が最初にやってんだからぁー

 

――――――――――



俺達はゲーム内ではお互いの事をそのゲーム内の名前で呼ぶ様にしている。

その方が雰囲気出るし、何より現実から逃避できるんだもん。

 


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