表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
50/54

第三章 反撃

着々と敵の頭数を潰して行く。

その数は、もう俺達よりも少なくなっていた。



――――――――――


【PT】Riou:全部倒したら、補助掛け直して突撃な?


――――――――――



各々、返事を返す。突撃とは、勿論ボスへの反撃だろう。

俺達の目的は、こいつを倒す事だから。それと、騎乗ペットを人数分。

後者は後回しにしようとも、前者は譲る訳にはいかない。



――――――――――


【PT】FAR:よっし、全滅させた!


【PT】AIR:ボスも頑張ろっ


【PT】Riou:じゃあ、補助を前衛組にかけてやってくれ!


――――――――――



敵の殲滅完了を告げるファーの短い言葉の後、アイルの励まし、決戦に臨む先輩の指示が、チャット欄を飛び交った。マウスを右手に構え、俺はこのボスが他にも何かスキルやらを使って来ないか、心のどこかで警戒していた。

 


しかし、HPが30%を切っても何の動きもなかったため、俺もためらう事無くどんどん攻撃を仕掛けていく。先程まで恐れていた相手を、今度は俺達がボカボカと攻め続けた。



――――――――――


【PT】Riou:あ、ザコ来た!虎、ザコ処理頼む!


【PT】TIGER:任せとけっ!


――――――――――


時折入る邪魔なザコ敵は、主に俺が制す。アイルが手伝ってくれる時もあった。

大海の虎のHPは、俺達全員の集中攻撃によりどんどん減ってきている。



……まぁ、減ってくれないとこっちが困る訳だが。

緒戦での勢いに、更に一も二も過激さをプラスして、俺達は全力でHPを削る事に専念した。

HPが10%を切れば、何か反応があるかもしれない。

そう言えば、前回のグリフォンの時は残りHPいくつの時に台詞を発したのだろう。



……覚えていないな。

 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ