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第二章 第三層へ

――――――――――

 

【PT】TIGER:なぁ、お前らあのお客様なんとかってヤツ読んだ?


【PT】BEAR:あぁ。勝手に俺達を出し物にしようってんだろ?


【PT】AIR:ヒドいよね、僕達は物じゃないのに

 

――――――――――



やはり、みんなそれぞれ憤慨しているようだ。

しかし、何故運営はあのような文章なんかを公開して俺達の怒りを煽ったのだろう。



――――――――――


【PT】FAR:そんな事で怒ってても運営は何もしてくれないよ


――――――――――



ついでに遥霞のこの一言。確かにそれはそうなのだが。



――――――――――

 

【PT】BEAR:議論してても始まらねぇやな、三層のボス狩り行くか?

 

【PT】AIR:お、さんせ~い 

 

――――――――――

 

考えていても始まらない、か。

俺は頭の中からあの文章の事を追い出し、先を行くみんなの後姿を追いかけた。



一層、二層と簡単な通路が続いてきたのだが、三層に至っては複雑に入り組んでいる。

敵もそれなりに強くなり、みんなで敵を狩りながらじわじわと進むしかなかった。

俺はみんなを引き連れ、先頭を走る。



が、その時あることに気がついた。




――やっべ!朱羽にメールしてない!!



そうだった、俺は帰ったらまず朱羽にメールを送り、それから内緒を送ってもらう手はずだったのに。

しくじったなぁ。俺は右手にマウス、左手に携帯を持って操作を始めた。



取り敢えず、

「今みんなと嘆きの洞穴の三層にいるからちょっと待ってて、ごめん!」

と送る。



……朱羽と昭楽、怒って無ければ良いんだけど。

その内、五分も経たずに朱羽からメールの返信が来た。



「あ、虎獅君。

実は僕と昭楽も洞穴の三層に来てるんだけど、ボスがちょっと手強いんだ。助けに来てくれない?」

 


なんてナイスなタイミングだよ!

俺は一人歓喜しながら、少し立ち止まって三人にその旨を伝えた。



――――――――――

 

【PT】TIGER:ボスが手強いんだってさ

 

【PT】BEAR:相手が同じ学校の同級生となれば、俺は構わん!

 

【PT】FAR:そうだね、折角虎獅がコンタクトとって来てくれたんだし、行こうよ

 

【PT】AIR:うんうん、楽しみ!

 

――――――――――


嫌悪感を示したヤツは誰も居なかった。

……俺は良い友達を持ったもんだ。



――――――――――

 

【PT】TIGER:よし、敵無視で突っ走るぞ!

 

――――――――――


期待に胸を膨らませ、俺達はダメージを省みずに敵陣の中に突っ込んでいく。

これを期に、あの二人とももっと仲良くなる事が出来れば、俺としては万々歳だ。

 

 

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