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第一章 謎のドロップアイテム

しばらく血塗れウサギちゃんを叩いていると、遂に倒す事が出来た。

倒れる間際に可愛げな断末魔の叫びを上げ、ボスドロップ定番のレア武器をばらばらと落として逝った。




――――――――――

 

【PT】TIGER:おー、お疲れ!>(゜Д゜)

 

【PT】FAR:お疲れ様(*´ω`*)

 

【PT】AIR:やったねーお疲れ~(^-^)

 

【PT】BEAR:激しく乙!

 

――――――――――



一通り言葉を交わし、ボスドロップを俺が一応全部回収しておく。

喋っていて時間の経ち過ぎでドロップ品が消滅でもしたら大変だ。




すぐに先程のドロップ品をざっと見る。お、全職の装備が揃ってるじゃないか。

これなら不平不満も出ないかな。

特にあの熊野郎。




――――――――――

 

【PT】TIGER:全職分出たから渡すね

 

【PT】FAR:やったー!

 

――――――――――



武器の詳細は、Lv20、付加効果防御力+30と言う何とも付加効果の良い装備だった。



それぞれにトレードで渡して行き、それぞれから感謝の言葉をもらう。

現在23時6分。まだまだ夜はこれからだ。

次は第三層か?と思いきや、みんな今日は流石に早めに寝ると言う。

……そうか、明日は一時間目から国語だ。

国語は本来寝るべき教科なのだが、教師がクセモノなばかりに……。



俺も遅刻ばかりだと成績下がるかな。

よし、今日はもう寝よう。



――――――――――

 

【PT】TIGER:じゃ、みんなお休みノシ

 

――――――――――



三人が次々と落ちる中、俺はと言うと。



先程のドロップ品の中には、装備以外の何かが混じっていた事に気が付いたのだ。

先にドロップ武器をキャラに装備する。

しかし、アイテム欄には今まで見た事の無い物が入っている。




「………邪獣王の……魂?」



何だろうか?

アイコンは炎を模した魂の形。趣味の悪そうな紫色であしらわれている。



肉球カーソルをそのアイテムに合わせても説明文すら表示されないだなんて。

俺は咄嗟に癖で獣化伝WIKIを開いて検索していた。



――検索結果、該当ページは0件です。


……は?

WIKIに情報の無いアイテムなのか。

何やら気味の悪い物だったが、これから何があるやも分からないので、今はまだ持っておく事にした.

さて、風呂入って歯ぁ磨いて寝よう。

 


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