「もしかしてさ」
「かいとぉ!一緒に帰ろうぜ」
「おー、いいけど橋本さんは?」
「京都行く班の人と帰るってさ」
「なるほど。まだ準備終わってないからちょっと待っててくれ」
「おうよ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「いけるぞ」
「うし、じゃあ帰るか!」
「いやー、まさかあんなことになるとはな」
「京都の班だろぉ?俺もびっくりしたよ」
「飯村さん達が来るとは思わなかった」
「飯村さんが高橋狙いで、藤田さんはその付き添いって感じかな?」
「お前、なんでそんなに分かるんだよw」
「ただの勘だよw海斗もなんとなくわかるだろ?」
「いんや、俺はそういうのはからっきし」
「にぶちんだもんな」
「うっせ」
「でも、涼宮さん達と組むことになったのはほんとに意外だったなぁ」
「それは本当によくわからん」
「多分、二人のバックアップに来た感じだったんだろうけど」
「確かにそうか」
「言われてみればって顔してるぞ。海斗」
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「そういえば一緒に帰るの、割と久しぶりじゃないか?」
「そうだなぁ。あかりと付き合い始めて一緒に帰るようになってからは、数回くらいしかないか」
「まあ俺も二人の邪魔をするほど野暮じゃないからな」
「海斗の邪魔でどうこうなる程の仲じゃないぞ」
「正直言うとお前らがイチャイチャしてる横で正気を保てる自信がねぇ」
「海斗も彼女作りゃあいいじゃんかよ~。彼女はいいゾォ」
「うるせぇー。幸せマウントだりぃー」
「ぐふぐふ、おいら幸せでごんす」
「それは誰だよ」
「田舎者イメージ」
「普通に怒られろ」
「誰にだよ」
「田舎者にだよ」
「お前も大概失礼だからな?」
「別にさぁ、彼女がいらないわけじゃないんだよ」
「そりゃそうだろうな」
「彼女を作るためにあくせく何かをするってのが面倒くさいだけであって」
「うんうん」
「誰かに告白されでもしたら、すぐにOKするんだけどなぁ」
「あれ?海斗って告白とかされないの?」
「は?」
「結構女子と仲良くしてるイメージあるけど」
「女子との仲の良さについては、大してお前と変わらんよ」
「そうか」
「ただお前と違って、俺はいい人止まりなんだよ」
「いいじゃん。良い奴なのは事実だし」
「悪くはねぇけど良くもねぇ」
「難しいな」
「恋愛相談された時はだいぶ苦しいぞ。ほんとふざけんなって話だよ」
「はぇー。なんか可哀想だ」
「他人事みたいに言ってるが、ほとんどはお前についての相談だったよ。てか、この話前もしたろ?」
「あぁー聞いたかもしれん」
「まあそんな感じだ。俺に彼女ができることはしばらく無いと思うぞ」
「この前言ってた先客さんとはどうなんだよ」
「......え?」
「あれ?俺変なこと言った?」
「いや、先客さんが女子だって言ってたっけ?」
「...? ああ。確かに聞いてないな」
「間違いではないんだけど、びっくりしたわ」
「なんで分かったんだろ。勘かな?」
「お前って異常に鋭い時あるよな」
「まあ、1/2だし。ただの偶然だろ」
「それは普通に有り得るけどな」
「.........」
「どうした?」
「もしかしてさ」
「うん」
「その先客さんって涼宮さんか?」
「えぇ...」




