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プロローグ

あけましておめでとうございます。

あまり去年は投稿できなかった年ではありましたが、今年はバンバン投稿できるように頑張りますので是非ともよろしくお願いします。

それでは新年早々新作を一本。

一日一本を目安に投稿出来ればいいなぁと考えている作品になっております。

楽しんで頂けたら幸いです。

 吸血鬼(ヴァンパイア)――それは人とも亜人とも違う、言わば神ともとれる存在だった。

 多種多様な種族が生活しているこの世界エーテリア。どんな種族であれ、死すれば天に召され輪廻の果てに転生するという制約がある。


 しかし、吸血鬼だけは違った。

 そもそも『死』という概念すら存在しない。

 他の生き物に比べ老化が遅いこともあり、一時は不老不死の存在として崇められていた。

 だが、ほんの少しずつでも老いを感じると、不老不死ではなく、不死なのだという認識が広がった。

 たとえ首が切られようとも生えてくるし、欠片も残さず燃やし尽くされたとしても灰から再生する。

 それだけでなく血を吸った量だけ強くなるという性質を持っていた。


 何千年も生き続けた吸血鬼は次第に暇を持て余し、色々なことに手を出し始める。

 時には人類を支配し、繁栄する様を観察してみたり、逆にある種族を滅ぼしたり等。

 長く生きれば生きただけ強力な個体になる吸血鬼を止めることができる存在は、この世界を創ったと言われる創造主以外にはいないとも言われるほどだった。


 そんな事が続いて約百年、被害を受け続けた人々の気持ちが届いたのか、特殊な力を持った子供が生まれるようになった。

 その子供たちは瞳に金色の紋章を宿し、背には翼があった。

 今までの種族にはなかった特徴と、圧倒的な力を持った存在として、『天翼人』とも『天使』とも呼ばれ崇められた。


 天使と吸血鬼の争いは激しさを増していき、次第にほかの種族を巻き込んだものへと発展していった。

 天使の持つ特殊能力はそれぞれ違ったが、その中でも一致していたのは吸血鬼への特効を持っている事だった。

 それまで並ぶ者のいなかった吸血鬼たちにとって、唯一自分を脅かす存在だと認識したと同時に、天使にとっても特殊能力を持ってしても打ち倒せない存在として最大に警戒されることになるのだった。


 不死である吸血鬼とは対照的に天使は不老であった。

 一定まで成長すると、そのまま老いることは無くいつまでも若い肉体のまま生き続けた。

 しかし、不死ではなかったので、先に存在していた上に殺しても死なない吸血鬼に勝つことは不可能に近く、天使は見つかると同時に殺されることが主だった。

 殺された天使は当然のごとく輪廻の輪の中に入れられ、別の存在として転生することになる。

 だが、こちらもほかの生き物とは違い、これまでの記憶を持ったまま転生する。

 そのため見た目が変わっただけで何度でも同じ存在が吸血鬼に挑んでは死んで行った。


 そんな吸血鬼(ヴァンパイア)と天使の争いが約3万年以上続いた現在、世界の生活圏は八割が吸血鬼、残りの二割がそれ以外という形になっていた。

 吸血鬼も国を起こし、始祖の吸血鬼が王として君臨していた。

 その吸血鬼の王の息子と、天敵であるはずの天使が紡ぐ物語(ストーリー)である。

既に数話分のストックがあるので余裕を持って執筆していけたらと考えているのでぜひ続きも読んでいただけたらモチベーションが上がります。

ちょっとした感想や、質問などもしてもらえると嬉しいです。

下にスクロールして☆☆☆☆☆を黒くしていただけると大変ありがたいので是非ともm(_ _)m

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