第0話 プロローグ
俺の名前は六条 夏
春から都内随一の名門校、都立 帝都シュレイト高等学校 魔法技術学科に通うことになった16歳の高校1年生だ
中学2年の夏、幼馴染の一青 千冬と下校途中、大きな地震に巻き込まれた。そして、その揺れとともに俺に強い光が放たれると、なんと異世界転移をしていたのだ。
目の前には神と名乗る女性が立っていて、魔王討伐を頼み込まれた…
まぁ、俺は仕方なくそれを承諾し、異世界でもらったスキル【第六感】を使って勇者パーティーに入り、5年ほどで魔王討伐に成功し、元の世界へと帰還した
元の世界に帰還すると、俺が光と共に消えたその場所に戻ってきたのだ
どうやらあちらの世界では5年程の月日が経ったが、こっちでは10分程しか経っていないようだ
そして、大きな地震と共にダンジョンが世界各国に現れたのだった
すぐさま、国はダンジョンを立ち入り禁止区域に設定すると、自衛隊を使ってダンジョン内の捜索に取り組み始めた
ダンジョンからは生態系理論を確立した、モンスターが現れダンジョン内の人々を襲った
だが、それよりも国が目をつけたのは
ダンジョン内で取れるアイテムだった
アイテムは日本…いや、世界の産業革命とも言えるほど希少で超越した代物であった
そこから世界の文明は変わっていき、すぐに科学文明から魔法文明へと進化していった
そして、転移者達を転移組と呼び、他の一般国民を一般組と呼ぶようになった
転移組はスキルをすでに持っているため何ももらうことはなかったが、一般組には国で作られた魔核輪と呼ばれる首につけるチョーカーが無償で支給されたのだ。
魔核輪は転移組が持っている独自のスキルとは違い、一般組の各自に合った擬似スキルが付与されるという物であり、転移組のスキルとはほとんど遜色はない
話が逸れたが、突如ダンジョン発生により国の産業、林業、水産業。全ての改革が進んだ日本は1年でダンジョンを一般公開することとなった。理由としてはダンジョンのアイテム収集効率を上げる為、そして自衛隊のみではダンジョン攻略が間に合わない為である。そして、それにあわせて新たに【探求者】という職業が誕生した。
探求者は年齢、性別を問わない職業であり、ダンジョンで手に入れたアイテムなどを国役所にて換金して収入を得る職業だ。
収入が不安定になりやすい職業でもあるため、国から税金を免除されるという、これまたとんでもない優遇を受けた
その為か日本では探求者で溢れ、国全体の探求者達の時代へと移り変わっていったのだ。
かく言う俺も探求者となり、転移で手に入れたスキル第六感を駆使して、俺の物語が始まった。
ダンジョン生活に学校生活と波瀾万丈の日々が今幕を開けたのだ!!
異世界最強魔剣士の父と現実世界最強の魔導師の母をもつ子供が異世界転移
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