1.召喚者
初めての小説です。…人生初の。
このサイトを知って皆さんの小説を読んでいるうちに私も書いてみたくなりました。
普段絵描きなので、文章の基本も分からず書いています。変なところがあればじゃんじゃん言って下さい。
直します。
誰か教えてほしい。
ショッピングモールの専門店街でいつものように接客業をこなす自分が何故主人公のような立ち位置になったのか。
本望 花二十九歳独身、私の人生は突如終わりを迎えた。
世間は夏休みに入り、観光地やテーマパークはどこも混雑していた。
花はどこにでもいる普通のアパレル店員で、今日は遅番出勤の為、午前中はギリギリまで寝てから十二時頃家を出て駅へ向かっていた。
「今日の夜は雨が降りそうだなぁ…」
ぶつぶつと独り言を言いながら改札口を通過しホームへ降りる。
この時間帯は割と空いているので遅番出勤もそんなに悪くはないな、と思いながら電車を待っていると、まもなく到着する旨のアナウンスが構内に流れる。
『三番線に電車が参ります。黄色い線までお下がり下さい』
そういえば昨日は給料日だ。今日の夕飯はちょっと豪華にしようと少しテンションが上がってきたその時。
ードンっ!
「…え?」
背後から勢いよく突き飛ばされる。
スローモーションで景色が流れ悲鳴を聞きながら線路内に落ちた瞬間意識はそこで途切れた。
ー何か、声が聞こえる。なんだっけ?確か駅で…そっか助かったのかな?じゃあここは病院?
だがはっきりと聞こえた声は思っていたものとは大分違っているようだ。
「召喚に成功しました」
「今回は一人のようです」
「すぐに属性検査を」
「…ダメです、属性すら検知出来ません。おそらくハズレかと」
あれ?と思いつつ痛まない身体を起こし見上げればなかなか派手なコスプレをした四人の男がいた。いや、フードを目深に被っている為顔は見えないが声からして男だろう。
「あの…どこですかここ…病院ですかね?」
よく分からないが状況だけは把握しておきたい。
四人に話しかけると一人が質問に対して答えてくれた。
「ここは"アルメリア帝国"。貴女は魂の導きにより召喚されたが、残念ながら魔力がないようだ。いくらか金を持たせるからこの国で好きなように生きていきなさい」
「…アルメリア?日本じゃないんですか?」
「さあ、立ちなさい。支度金を用意する間この世界の事を説明するから落ち着いて」
溜息をつきながら残りの三人は白い小さな部屋から出て行った。何も無い、真っ白な部屋。見渡していると男が説明を始めた。
まず、ここは"アルメリア帝国"という国である事。
私が"召喚"された理由は世界を救うといわれる魔法が必要な為。
その魔法は私のように召喚された者が使えると言われているらしい。
十年に一度召喚の儀式が行われるが召喚される人数に決まりはない。
何百年と続いているこの儀式だが未だにその魔法が使える者を召喚出来ていない事。
そして、何故支度金を渡され訳も分からないまま追い出されるのかというと私が元いた世界には帰る事が出来ない為。
どうやら私は死んだらしいのだ。
物語はたくさん浮かぶのに、文字にして伝えるって凄く大変だとわかりました。
全然進まない。