幼女と魔女
「牛肉食べる?」
「たべゆ」
「豚は?」
「たべゆ」
「と、鳥は?」
「…たべゆ」
「戻って牛肉は?」
「しつこい」
ごめんなさい
だって可愛いんだもの
現在は夕飯を食べてる所なのだが、食堂に妖精を連れていくと目立ちそうなのでわざわざ町の外に出てバーベキュー中だ
「でも何で食べるだけ言えないのか…」
「不思議というか、変わった妖精ですね」
「ねー…そうねぇ…たべるってちゃんと言えたらこの高級霜降り牛肉をあげるわ」
「たべ、ゆっ!」
「言えてないっ!けど可愛いからあげちゃう!」
「わーい」
「何遊んでるんですか」
おっと…危うく妖精に肉を与えるだけで終わってしまう所だった
「さっき聞いた自然の加護ってどんなもんだと思う?」
「晴れ女になるとか?」
「そういうのじゃなくて…例えば雷を自由自在に落とせる的な?」
「無理でしょう…まず雷という現象が発生する経緯から説明しますと」
「あ、長そうだから聞かなくていいや」
「…」
サヨは静かに食事を再開した
この娘はことある事に説明し出すが、どうでもいい事は今みたいにぶったぎるに限る。長くなるから
「でもサンダーって魔法あるじゃん」
「ありますね。あれは手から出ますけど」
「なんだ手か」
「ちなみにサンダーストームは魔力を上空に打ち上げ、辺り一帯に適当にサンダーを落とします」
適当とか味方もやられるだろ…ある程度はコントロール出来るハズだ
てか私が使えない魔法とか聞いてどうするって話だ
「話を戻しましょう…山に行ったら樹が果物を落としてくれるとか面白そうね、そういうのないの?」
「ある」
「あんの!?こりゃ山で遭難しても安心ね。でも今まで一度もそういった出来事に遭遇した事ないんだけど?」
「…まれによくある」
「どっちだよ」
それは間違った言葉の使い方だ
だがあるって言うならあるハズだ。山に行って果物落ちて来ないかな~なんて思った事ないからなぁ…果物ちょうだい、とか願ったら落ちてくるかも
「これは明日にでも試すとしましょう。もう一つ聞いておきたいのは妖精に懐かれるって事は精霊に好かれやすいんでしょう?なら精霊魔法とか使えたりして」
「精霊に好かれた者は皆使える」
「おおおおおっ!ここでまさかの強化イベント来ちゃった?」
やべー…もう奇跡ぱわーの出番なくなるやもしれんな…
「奇跡すてっきよ…あなたの出番は今後激減する、そりゃ気絶する奇跡ぱわーよりは精霊魔法のがいいわ」
「…あなたは精霊魔法を使える程の魔力が無いから結局使えない」
「だと思ったわよ、所詮私は弱っちさんがお似合いよ」
世の中そう上手くはいかないもんだ…使い勝手悪いが、結局奇跡ぱわーに頼るしかないか…
心なしか奇跡すてっきに笑われてる感があるな…気のせいだけど
『ざまぁ』
「このクソすてっきめっ!」
「残念でしょうけど、武器にあたるのはどうかと思いますが」
「違うっ!この野郎は私を馬鹿にしてんのよ!」
「意志があるのでそうかもしれませんが、今後もお世話になる武器ですので穏便に…」
ちっ…確かに今後も幾度となく使うから壊れては困る
許してやるから気絶時間を更に短くしてくれ
「そろそろ本題の鬼の事でも議題にしますか?」
「鬼の議題ね…鬼って注意が必要な存在なの?」
「まさか…怪力以外の取り柄がない種族ですよ」
一般人からすると怪力ってだけで厄介な存在なんだけど…人外には分からないだろうなー
「でもそれなら別に鬼の事なんか考える必要ないわね」
「まあ…そうですかねぇ…」
「でしたら異世界の鬼についてでも話しましょうか?」
「異世界にも鬼なんているの?一応聞いておきましょう」
異世界のくせに人間が居たり鬼が居たりと案外この世界と似てるな
「では…桃から生まれた人間に退治された鬼の話を」
「それ人間じゃないでしょ」
「世の中に一人くらいは桃から生まれる人間も居ますよ」
「ねーよ」
人間が母体以外で生まれたとか聞いた事ない
いや奇跡ぱわーで生命生み出した私が言うのもなんだけど
「まあ聞いてくださいませ。書物によれば、お婆さんが川で洗濯をしていると、マオさんのお尻の様に大きな桃が臀部…いえドンブラコと流れてきたそうです」
「書物にマオの尻が書かれていると申したか」
「言っておきますけど、わたしはそんなに大きいお尻はしてませんから」
これはもうユキの創作話なんじゃないか?
信憑性が急激に薄れてきた
「マオさんのくだりは私のアレンジですのでお気になさらず」
「気にしますよ」
「お婆さんは得体の知れない桃を食べる為に家に持ち帰りました」
マオの抗議はスルーされて続きが語られ始めた。
扱い悪くなりすぎだ…良く言えば遠慮が無くなって以前より仲良くなったという証だが
「芝刈りに行ってたお爺さんが帰ってくると、お婆さんは早速桃を割る事にしました。
お爺さんは川から流れてきた気味悪い巨大な桃を食べさせられると思うと戦慄しました」
「でしょうね」
「桃を割ると、何と人間の赤ん坊が出てきました。これには子供の居ない二人は喜んで、自分の子の様に育てる事にしました。
ちなみにお爺さんは本当は桃を食べずに済んだ事に喜んでました」
お爺さんには同情する、拾ってきた桃を迷わず食べようとする逞しいお婆さんと結婚したのが運の尽きだ
「子供はすくすくと育ちました。
そして思春期を迎えた年のあたりに、村から金銀財宝を奪うなど悪さをする鬼の話を聞き、退治する事を決意しました
青年はお婆さんから黍団子と呼ばれる団子を受け取り、鬼退治に向かいます。
『お兄さん、どこに行くのですか?』
道中喋る犬という奇怪な生物を団子一つで旅のお供に加えて進んでいきます
更に喋る猿に喋るキジをこれまた団子一つ渡してお供に加えます
こうして青年は団子一つで鬼と命の奪い合いをしてくれるという安い命を三つ手に入れて鬼の住む島を目指しました」
「安い言うな。可哀想でしょ」
動物は金とか要らないだろうし、食べ物の方が価値あったのだ、きっと
「舟に乗り、鬼の住む島に着いた青年一行は鬼相手に無双し、見事鬼の親玉に参ったと言わせ、村から奪ったお宝の山を家に持ち帰りました
そしてお宝を村に返す事なく自分達の物とし、幸せに暮らしました
めでたしめでたし」
「いい話じゃないわね」
「強盗に近いものを感じましたね」
悪い鬼じゃなかったらただの強盗だもんな…
人間の非道っぷりを物語ってる話だった
ハッキリ言って鬼の描写が少なすぎて何の参考にもならない
「ユキの話からじゃ鬼がどんな奴かさっぱり分からないわ」
「もじゃもじゃ、大きい、肌の色がカラフル、虎柄パンツ一丁というのが鬼の特徴らしいですね」
「カラフル?」
「赤や青や緑と言った気味の悪い肌をしている様です」
「…そうなの?サヨ」
「いえ、私の知る限りでは人間とあまり変わりません。違いは多少大きくて角があるだけです。奇怪な色の鬼は異世界限定でしょう」
そうなのか…若干見たかったが、居ないものはどうしようもないか
小鬼と呼ばれるゴブリンは緑色の肌をしてるが、きっとあんな感じなんだろう
「妖精は精霊魔法使えるんでしょ?怪力だけの鬼相手に何で助けがいるのやら」
「確かに…妖精はそこまで強い魔法は使えませんが、それでも鬼程度なら余裕で迎撃出来るハズ…」
「…何故か魔法が効かないから」
「何とまぁ…サヨが知恵を与えたから余計な進化しちゃったんじゃない?」
「む?…あの低脳達が…?あり得ないですが、発端が私が授けた知恵なのは間違いないですかね…」
サヨは苦虫を噛み潰した様に表情を歪ませる
亜人の為に与えた知識を馬鹿な事に使われたので憤っているようだ
「マオの事を抜きにしても鬼達を討伐する理由があったわね」
「ぬぅぅ…鬼共め…私の好意をまたしても無下にするとは…!」
「はいはい、勢い余って皆殺しにしないでね」
私の爆薬の出番が無くなるから
在庫は腐る程ある、派手に使ってやるとしよう…あー楽しみ
「そんな事よりお母さん、今日は茸ばかり食べてますね」
「あのね、連日続いた鳥肉料理でしばらく肉はいいや…って思うのよ」
「流石に飽きましたか」
そりゃそうだ
揚げたり焼いたり料理方法を変えても鳥肉は鳥肉だし…今は豚と牛も遠慮したい
「じゃあ、この美味しそうなお肉を頂いてもいいですか?」
「お好きにどうぞ…誰だか知らないけど」
「わぁ…ありがとう」
ホント誰だよ
いつの間にやら私とほぼ変わらない背丈の幼女が隣に座っていた
深い青の長い髪に紅の瞳、格好はドレスという何だか私に似ている気もする幼女だ
ユキもサヨも何だか少し驚いた表情で隣の幼女を見ている
…まさか、この二人も気付かなかったのか…?
「…?…何か?」
「いや、あんた誰って話よ」
「これは失礼いたしました…私は…」
「お嬢様…勝手に行動されては困るとあれほど…しかも知らない方に迷惑までかけて」
「あーら…もう見つかっちゃった、つまんないの」
暗がりからメイドの格好した女性が歩いてきた。隣には武装した護衛と思われる女性も見える
パーティ構成も被ってるな…
メイドは紅の瞳は一緒だが、緑色の髪でロングとユキには似てない
護衛は紅の瞳で金髪ショート、軽そうな金属の鎧を身につけている。何か無口そうだ
「お嬢様がご迷惑をおかけしました」
「私はさりげなく横に座ってお肉を食べただけですよ?別に迷惑かけてないでしょう?」
「お黙りください」
お嬢様か…なかなか良い響きだ
金持ちの令嬢じゃないと体験出来ない呼ばれ方だな
「そもそも私達から勝手に離れるとは何事ですかっ」
「だって面白そうな方達がいるんだもの…人間に良く分からない二人に悪魔、それに妖精と神獣のご一行様よ?普通気になるでしょ?」
ユキとサヨの雰囲気が変化した。ある程度の実力者ならマオが悪魔と気付くだろうが、ユキとサヨの二人は人間とほぼ変わらない
それをこの幼女があっさり人外と見破ったので警戒したのだ
「そういう貴女達は…人外に人外に人外ね。皆して人外じゃない」
「あら?お分かりになります?」
「種族は分からないわ」
「ふふふ、私は魔女何てものをやってます。このメイドは吸血鬼、そしてこの無口な娘も吸血鬼です」
「…お嬢様」
「大丈夫ですって…この方達なら気にしないハズです」
吸血鬼、血を吸う鬼か…闇に属する種族の代表格だ
それを従えるという事はこの幼女は割と大物だという証拠、か?
「魔女って種族名なの?魔法使いの女性の呼び名と思ってたわ」
「違いますよ。魔女は人の身を捨て不老となり、魔法を極める事に全てを捧げる異端の存在を言います」
「男も?」
「男性は魔人と呼ばれますねー」
ふーん
人の身を捨てたって事は元々人間だったわけか…
つまりこの幼女は子供の時には人外の仲間入りした魔女…でいいのか?
「ほら、大丈夫だったでしょ?」
「…いや、魔女の事が良くお分かりになってないのでは?」
「何なの?魔女ってヤバイ存在なの?」
「いえいえ、私は別に人様にどうこうする気は無いのですが…どうも世の中の皆様は魔女という存在を恐れている様で…その妖精の様に」
ご指名のあった妖精はと言うと、私の背に隠れてしがみついている状態だ。可愛い
「怖いの?」
「…こわい」
「脅威で異質な存在である私は、この通り人に限らず畏怖されるのが当たり前になってます。慣れましたけど」
「みたいね」
一般人とほぼ変わらない私には魔女が放つ威圧とかさっぱり感じないが
ウチの人外ズも怯えている様子もないし
「あなたは全く物怖じした感がないですね、必要とあらば人の臓物を抉りだして実験に使う様な存在が怖くないのですか?」
「別に…私に害が無ければ問題ないわ」
「…ふふ、みたいですね。あなたには全く怯えがありません」
だって私から見れば同じ幼女だし
魔女は怖い、と教育されていればまだ違った反応していたかもしれないが
「そうだ!……あの、せっかく出会えたのですし…お友達になりませんか?」
「友達ねぇ…簡単に私の友達になれると思わない事ね、今私の友達でいられてるのは僅か一人…しかも蝶だから一羽だけよ」
「ただのぼっちじゃないですか」
違う。断じて違う
私のレベルに合う人物がいなかったのだ
「それで、その…どうですか?」
「…いいわよ、貴女と友達になるとしましょう」
「ほ、本当ですかっ!?わ、わわわっ!は…初めてのお友達ですっ!!」
「あんたのがぼっちじゃない」
魔女は怖い存在らしいから仕方ないのだろうが
おしとやかを装っていた幼女は今やピョンピョン跳ねて喜んでいる
見た目相応に子供っぽくなったな
「…従者として良いのですか?あなたの主が魔女と友達になって」
「おか…こほん……我が主がお決めになったのなら問題ないです」
「いえ、あなたの主は魔女について良く分かってらっしゃらない様なのですが…」
「主はとても人を見る目がございます。きっとあなたのお嬢様は自分を裏切らないと判断されたのでしょう…なので私からは言う事はありません」
「…少々取り乱してしまいました」
「少々どころじゃなかったわ」
「うっ…ま、まぁ良いではないですか…」
「子供っぽくて良かったわよ、ところで魔女がこんな所に何しに来たの?」
「魔法も粗方修得して暇になったので、色々と見聞でも広めようかと世界を旅していたのです。この国で人と亜種族達の争いが起こったと聞いてやって来たのですが……どうやら予想以上に早く終結していた様で…」
たった一晩で終わったからな…さっさと亜人のボスが登場してくれたのであの規模の戦いが早く終わったのだ
ショタロウとサヨが最後まで出てこなかったら今も戦っていたかも
「ですが、こうしてお友達も出来た事ですし来て良かったです」
「…あっそ」
「…そうです、お友達になった記念にこのペンダントをあげますね」
「いいの?私からは何もあげる物は無いわよ?」
「構いません。お肉を頂きましたし…このペンダントは私が作製した物でして、きっとあなたを守ってくれます」
受け取ったのは鎖が銀で作られたペンダントだ
先には何の宝石か不明だが、青く輝く石がついている。多分魔力で何か施してあるのだろう
「…さて、私達はまた旅の続きに行くとしますね」
「もう行くの?友達になったばっかなのに」
「ふふふ、大丈夫です…私達は間違いなくまた会えますよ」
「縁を結んだ事だしね…分かったわ、あなた達の旅の無事でも祈って見送りましょう」
「ありがとうございます…では最後に名前の交換を宜しいですか?」
「ええ」
ふむ、魔女はやはり人間と違って出会い頭に名前を聞く事はなかったし、教える事もしない
悪魔の様に名前を知られる事で不利な状況に陥る場合があるからか…
それでも私に名前を預けてくれるという事は、この短時間で私を信用してくれたって事か
「…私の名はリディア、偽名ではロナと名乗ってますので人前ではこちらでお呼び下さい」
「私はペド・フィーリア、馬鹿みたいな名前だけど本名だから。あなたが私に名前を預けてくれた以上、私はあなたを裏切らないと誓いましょう」
「…私もあなたを裏切らないと誓います。今宵あなたに出会えた事を嬉しく思います」
「私も、ね」
「…それでは、またお会いしましょう」
リディア達は王都方面に向かって去っていった
しかし、まさかこんな場所で魔女に会うとは思わなかったな…いや魔女とか知らないんだけど、凄い奴なんだろ
「…いきました?」
「やたら静かだったわね、マオ」
「いやー…何か話しかけるのも勇気がいる人だったので…はい」
「マオは人見知り激しいからね…」
「いえ、人見知りの問題じゃないんですが…」
妖精と同様に怖かったって事か
分からないなぁ…リディアのどこに怖がる要素があったのか…
ま、件のリディアは旅立っていった事だし、今は目先の事を考えるとしよう
「明日は鬼退治ね、今日はもう休むとしましょう」
「かしこまりました」
ちなみに話題にならなかったお姉さんは宿に残って休んでいる。
本当の一般人が魔女に会った時の反応をちょっと見たかった
しかしまあ…
「…やれやれ、また人外の知り合いが増えたわ。しかも友達……でも家名までは教えてくれなかったわね」
★★★★★★★★★★
「お嬢様が自ら他人に接触するとは思いませんでした。しかも友達になるなどと…」
「不思議な子だったわ。始めは面白そうな娘が居るなぁ…と思ってたんだけど、気付いたら隣に座って話しかけてた」
悪魔の娘の膝に座ってる人間の子供を見たら普通驚くでしょう…?
近くに居るのは全て人じゃないし
「あの娘なら、きっと私に対等に接してくれる…そう思った。事実何の気負いもなく接してくれたのだけど」
あの娘…ペドちゃんは魔女について何も知らないから普通に接してくれたと思いましたが、そうではなさそうでしたね
「ペドちゃんは人を見る目があるってあなた達が話してたでしょ?」
「聞こえてましたか…」
「ペドちゃんは確かに人を見る目があるわ。いえ、ありすぎた…だから友達がいなかったのかもね」
「どういう事でしょう…?」
「私と同じ…決して裏切らない者以外は不要なんだと思うなー…人間はどんなに親密でもあっさり裏切る珍しい種族だもの…これじゃあペドちゃんに人の友達は難しいって事」
「なるほど…」
そんな彼女が私とお友達になってくれた以上、私は彼女を裏切らない。彼女も私を裏切らない。
「短い時間だったけど、とても有意義でした…思えば久しぶりに化物という単語が出てこなかったかも…」
ああ…次に会うときが楽しみです
今度はお友達らしく、一緒に遊んだりお買い物したりするのもいいかもしれません
「また会いましょう…ペド・フィーリア」
★★★★★★★★★★
朝だ…昨日は魔女という妙な娘と友達になったんだっけか…夢じゃなければ
目覚めはしたが、やはり朝は眠い…
しかし今日から鬼退治に出掛けるのだから起きる事にしよう…
「あー…だるい」
「起きたか姉上!おはようっ!実に忌々しい朝だぞ!」
「誰だよ」
ホント誰だよ…何か昨日も同じ事考えた気がするな…それよりもこの変な奴だ
容姿は私が良く知ってるアホの娘だが、中の人が明らかに違う
今回の主役とも言えるマオがこの調子で果たしてどうなるやら…
きっと今回もまともな戦いにならない気がすると何となく予感した




