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幼女、国宝を貰う

「簡単に纏めますとこうですね?喋るゾンビと化した九番地の住民が七番地を攻めてきたと」

「まあ、そんな感じですノエルさん」


 ペド様が迎えに行って割とすぐにギルドにやってきたペド様のお父様であるダナン様。

 どうやら七番地では魔物ではなくおかしなゾンビに襲われているようです。


「そもそも喋るゾンビって何ですか」

「いや僕も聞いた事無い話だから何とも……けどペドちゃんのお仲間さん達が断言してたから間違いないんじゃないかな?」

「なるほど。この際ゾンビ云々は置いておきましょう。ダナン様の仰りたい事は七番地に援軍を下さいって事ですね」

「そうです。あそこは僕の職場でもあるので、出来ればというか是が非でもお願いします」


 五丁目から援軍を出した所で何の役に立つと言うのでしょう。

 ダナン様は何に期待しているのでしょうか。

 というかそこは流れでペド様達にお願いしておけば良かったのに。


「話は分かりました。しかし現在は何処も魔物の襲撃に対処しており援軍には期待出来ません。五丁目のクズ達を派遣した所で到着した頃には七番地は滅んでそうですし」

「困った……近くの町の冒険者は、無理でしょうね」

「無理でしょうよ。ペドちゃんが見捨てたならもう諦めなさいな」

「あれ、何でセティがここに」


 ペド様達が去った後も何故かセティ様はここに残られておりました。

 ペド様がダナン様をここに連れてくるのが分かってたからでしょうね。


「ペドちゃんが倒した外にあるデカイ虎の死骸って金になりそうじゃない?ペドちゃん居なくなったし、代わりに私が報酬を受け取ってあげようと思って」


 全然違いました。

 確かに神獣の素材、何とも高額になるでしょう。

 流石はセティ様、がめつい。ペド様がスルーしても見逃さないなぁ。


 そもそもあの神獣を倒したのはペド様であってペド様でない者でしたが。


「おっと、何だか私を金の亡者みたいな目で見てくるわね。違うのよ、また子供が増えるなら養育費だって馬鹿にならないから仕方ないのよ」

「え、また産まれるのですか?」

「そうなんじゃない?」


 何で他人事。

 にしてもお盛んですこと。一般家庭で子供3人を養うのは割と厳しいと思いますが、すでにペド様が有り得ない稼ぎをしてますし問題ないでしょう。


 しかし妙です。

 何が妙かと言えばダナン様の態度。何故か顔を青くしてガクガク震えてます。

 喜ぶ所じゃないのですか?


「馬鹿な、どうなってるんだセティ……僕はアリスちゃんが産まれて以降、その、あれだ、子作り的な行為はしてないはずだよ」

「そうね」


 軽く返事しちゃってますが夫婦の間では修羅場な展開ですよ?

 つまりあれです、セティ様は堂々と浮気しましたと言ってる様なものでは?


「言っておくけど、私は浮気とかしてないわよ?というか興味無いし」

「じゃ、じゃあ何で妊娠なんか?」

「ユキちゃん達によれば満場一致で睡眠姦だそうよ」


 果たしてユキ様達の意見を鵜呑みにしていいものか……というか五丁目にセティ様を襲う無謀な輩が居るのでしょうか。

 無理でしょう、だってペド様に報復されるもの。


「睡眠姦、だと……?分かった、奴か、奴だなリチャード。セティの幼馴染だからと生かしておいてやったが、やはり殺さねばならぬようだ」

「落ち着きなさいな、何かキャラがブレてるわよ」

「止めるなセティ、この様な非道許してはおけない。なぁに気にするな、証拠が無かろうと、殺してしまえば証拠とかどうでもいい」

「何言ってんのコイツ」

「あぃー」


 ダナン様の頭の中もおかしいとは思いますが、セティ様もセティ様ですね。

 何で知らない間に出来た子供に平然としておられるのでしょうか。普通なら不気味に思って堕胎するものじゃないでしょうか。


「セティ様は、その子供をお産みになるので?」

「え、そりゃそうでしょ。3人も産むとかフィーリア一族の歴史の中でも快挙よ」

「うぬぬ、だがセティ、そんな誰とも知れぬ相手の子供を愛せるのかい?」

「勿論よ。要はフィーリア一族の血筋なら私達はきちんと愛せるわ。ぶっちゃけ子種とか誰のでもいいのよ、だからダナンだってあみだくじで結婚相手に選んだんだし」

「え?」

「は?」


 そこは「え?」で返す場面ですよセティ様。なぜに威圧で返すのか。

 しかし凄い事が聞けました。流石はペド様のお母様です。何とも面白い人生を歩んでますね。


「あみだくじ?……いやまぁそれは置いといて。え、結婚相手って僕じゃなくてもいいの?愛は?」

「うん。てかフィーリア一族の遺伝子って多分そんな風になってるのよ。気にしない方がいいわ」

「分かった、気にしない」

「そうそう、そんな事より職場が滅びる心配をした方がいいわ」

「あ、そうだった。早くしないと七番地が危ない!」


 どうやらセティ様に関する思考を破棄された御様子。それが無難でしょう。

 知れば知るほどショックを受ける事間違いなしです。


 でもその件に関しても私達ではどうにも出来ないと思うなぁ、と思ったその時です。

 ギルドの玄関のドアがバンっと力強く開けられました。

 もっと優しく開けろ下さい。


「話は聞かせてもらったわ!睡眠姦は実在するっ!!」

「そっちじゃないよニーナちゃん」

「違った!喋るゾンビ、くっそ面白そうな存在は私に任せて!ゾンビと言えばこの私、ニーナにお任せよ!」


 誰かと思えば五丁目の優秀冒険者の一組であるヨーコさん達でした。

 食材探しの旅に出てた割に帰ってくるの早かったですね。


「おお、ヨーコさん達じゃねぇか!」

「五丁目のピンチに駆けつけたみたいだが、少々遅かったな。ペドちゃんがすでにやっちゃったぜ」

「ふん、魔物なんて雑魚はアイツに譲ってやるわ。私達の敵はゾンビ一択よ」

「そういう事にしておこう。で、食材とやらは見つかったのか?そうならまた飯食いにいくからよ」

「ふっ……大国の一つであるこの国でまともに食材が手に入らないんだから、他所に行っても手に入る訳がないわ」

「行く前に気付けよ」


 どうやらヨーコ様とニーナ様が七番地の救援に向かってくれるようです。

 でも正直言えば他所の町を襲ってる神獣の方を何とかして欲しいのですけど。


「ではヨーコ様、そしてニーナ様。一応緊急のクエストとして七番地の救援に向かって頂けますか?」

「わかりました」

「任せなさい。全て私の僕にしてやるわ!」


 この方達も転移出来るのですぐに駆けつけてくれるでしょう。

 すでに誰かしら殺されてるかもしれませんが、全滅は免れるかもしれません。


「行こうヨーコお姉ちゃん!新たな僕とオマケの報酬が待ってるわ」

「お金より食材が欲しいなぁ」


 無理です。

 頑張ってその辺の山を探索して見つけて下さい。


 そして意気揚々とお二人は七番地へと向かわれました。


「セティ……ペドちゃんが僕をここに送った理由が分かったよ。ペドちゃんは睡眠姦なんておぞましい事が二度と起こらない様にセティを守らせる為に僕を送ったんだ。分かった、漁師はやめる。そしてこの町でセティを守りながら働くよ、それがペドちゃんの想いなんだから」

「そうかな?」

「そうだよ」


 違うんじゃないでしょうか。

 







「ただいまー」

「早かったですね。七番地は大丈夫でしたか?」

「はい。ギリギリの所で住民の方達を助ける事は出来ました」

「それは良かったです。それで、喋るゾンビはどうなりました?」

「アイツら、私の言う事聞かないからムカついて皆殺しにした」


 どうやら九番地は滅ぶ事になったようです。

 まあゾンビになった時点で滅んでた様なもんです。気にしちゃいけません。



★★★★★★★★★★



 ペド様に与える祝福だか何だかを決める会議で忙しいから来れない風を装っていた世界ちゃんでしたが、何か普通にやってきて普通に寛ぎ始めてます。


「喉乾いた。てんてり、茶」

「どうぞ。ドーナツです」

「ヒュー、これは口の中の水分を奪う魔物。だが食べる」

「何しに来たんですか……」


 会議はどうなったのですか。

 あれだけこれは長い会議になる……みたいな雰囲気出してたくせに戻るの早すぎでしょう。


「とりあえず会議の方は食べ物系の祝福で攻める方向で纏まりそう」

「ああ、その方がペド様もお喜びになるでしょう」

「世界もそう思う。それで各自一人になって案を考え、後日お互い発表して良さそうなのに決定する事になった」

「なら世界ちゃんも寛いでないで案を考えては?」

「分かってる。今回はてんてりもてんてりの国もちょっとしたピンチが迫ってる様だったから来た」


 なんと、友人という立場にあるとは言え、この世界そのものがわたくしの為にやってきたと言うのですか。


「本音は?」

「ペドちゃんと同じ空気を吸いに来た」

「ガッカリですよ」

「流石はペドちゃん。颯爽とヒノモトを救うとか脇役の鑑」


 はて、ペド様が脇役とは如何に。

 あの神の力をあっさり超越してる様な力の持ち主が果たして脇役と言えるのでしょうか?


「英雄なら、現在進行形で行われてる神獣と魔物の襲撃に対処する。こんな小国で人間の関心が無い戦争のお手伝いするとか脇役以外の何者でもない」

「こんな国で悪かったですね」

「でもてんてりはペドちゃんが脇役思考なのに感謝すると言い。お陰で一度は滅ぶ事は避けられた」


 それは確かに。


 なるほど、脇役。しっくり来ます。

 ペド様の偉業は、人間達の間ではほとんど知る者は居ません。これが物語の本の世界なら名も語られぬ脇役なのでしょう。


 そもそもアルカディアという国は知られていても、その女王がペド様とはあまり知られておりません。

 まあ王族とか偉いさん方には知られてるでしょうが。

 一般人に聞いたところで答えられる方は居ないでしょうね。


「確かに、奇跡が起きなければ滅んでいたやもしれません」

「存分に感謝するといい」


 何で世界ちゃんが偉そうなのでしょうか。

 そりゃ感謝しますけど。


「それにしてもペドちゃんが召喚したアマテラスとかいう神……上位の神みたい」

「わたくしの元となった神ですね」

「大丈夫だろうけど、戦いになったら消されると思っていい。注意すべき」


 ペド様が一緒なら戦いになりそうにありませんが。

 太陽とお日様、比べるまでもなくわたくしが不利でしょう。

 そもそもわたくしは守り専門。攻めは不得意です。戦いにならない事を願いましょう。


「じゃ、世界は帰る」

「今回は早いですね」

「ん、大精霊達より素晴らしい案を考えないといけないから」


 じゃあここに来なければよいでのでは、とは言いません。

 何だかんだわたくしとヒノモトを心配して来てくださったのでしょう。


 アマテラスという神の事も気になりますが、そんな事よりこの国の子らが戦が終わっても無事であって欲しいものです。



★★★★★★★★★★



 げふぅ、ようやく胸の痛みが治まってきた。

 全くとんでもない代償だ。


 いや、ものの数分で歴史をひっくり返した代償が治まったんだから大分軽いか。


 フィーリア一家の面々は私を心配してくれてるが、ヒノモトの連中は国が助かった事に感動してはしゃいでいる。

 おい、奇跡を起こした幼女が苦しんでるのに放置かい。


「黙りなさい。浮かれてる場合じゃないでしょ、奇跡が起きなければ、いえ奇跡を起こしてもらわなければ、私達は滅んでいたかもしれないの」

「サユリ……」

「ぼうっとしてんじゃないわよヒミコ。戦は始まってすらいないわ」


 おお、何かサユリが覚醒している。

 浮かれていたアホ共を叱咤し、今後の戦いに備える様に指示し始めた。

 ちなみにヒミコも指示される側だ。もうサユリが君主でいいんじゃないかな。


「変わりましたね、サユリさん。これもお母さんのお陰でしょう」

「隙あらば姉さんのヨイショ。娘の鑑」

「で、あたし達はどう動くの?」

「待ちなさい」


 フィーリア一家でどう動こう会議に突入する前にサユリから待ったが入った。

 待ちなさいと言いつつサユリは奥へ向かって行ってしまう。


 かと思えばすぐに戻ってきた。

 しかし両手には何やら大事そうに箱を抱えている。何だろうか。


「……ありがとう。貴女のお陰でヒノモトの住民達は無事だった。これはヒノモトからアルカディアに贈る御礼の品よ」

「ちょ、ちょっと待ってサユリ。それ国宝」

「うっさいヒミコ。あのままならどうせ滅んでたかもしんないでしょ。この国宝とやらも同時に無くなってたに違いないわ。なら、アルカディアに渡しても一緒でしょ」

「えぇ……」


 国宝とな。小国とは言え国宝は国宝。気になります。

 ただ、サユリ以外の連中は私達に国宝を渡すのが不服な様子。だがサユリの暴走を止めれる気配は無い。


 私達の目の前でサユリは箱を開けた。

 中に入っていたのは、何か赤い宝石、の様な石の様な。まあ何か変な形の石だ。


「お姉様、これは勾玉です」

「禍玉とな……まがまがしてそう」

「ニュアンスが違う、と言いたい所ですが確かに少々禍々しい気配がしてますね」


 サユリの奴はおっかない代物を私達に押し付けようとしてんのか。

 いやしかしこの勾玉とやら、割と重要そうなアイテムに見える。


「報酬として認めましょう。で、これを今渡した意味は?」

「聡い奴、だからアルカディアに国を救って貰った礼よ礼。ただ、アルカディアの助けはこれまでってこと。そもそもこれはヒノモトとハン国の戦、同盟国でもないアルカディアの助けは不要」

「さ、さゆりさん?そ、そんな決定を勝手に」

「だからヒミコは黙ってなさいっての」


 ヒミコ以外にもモブの連中も文句言いたげだ。

 まあ国を燃やされたんだ。今まで撃退してきたハン国と言えど恐れを抱いたのだろう。

 そんな中アルカディアという化け物の国が加勢してくれたら気持ちもぐっと楽になるだろう、サユリが阻止しちゃったけど。


「どうすんのリーダー」

「あちらさんが助けは要らないって言ってるのですから帰っていいのでは?まあ最終決定はお姉様に任せます」

「私はこの国の神に対面するまでは帰りませんよ」


 帰ってどうする。何しに来たか分からんじゃないか。

 観光だ観光。飯は置いといてナキサワメの面ぐらい拝みに行こう。


 アマテラスに関しては勝手に会ってろと言いたい。


「待ちなさい」

「あらサユリ、まだ何かくれるの?」

「違う。アルカディアの手は借りない。けど、フィーリア一家と言う優秀らしい冒険者を雇おうとは思ってる」

「……へぇ」


 そうきたか。

 その辺りがサユリの考えるヒノモトの面子を保つ為の妥協点だったのかね。


「いいでしょう。でも冒険者というからには報酬は頂くわよ」

「分かってるわ。報酬は……その勾玉の使い方よ」

「……くふ、ひはははっ、いいわ。中々に言うようになったわねサユリ。面白い、報酬として認めてやりましょう」


 使い方ときたか。

 何らかに使用するアイテム、それだけ聞けば私ならある程度は予測できる。


 サユリなら私達が赤い桜にご執心なのを知ってるだろうし、恐らくそれ関係のアイテム。

 一番可能性が高いのは赤い桜が出来た原因を封じている鍵って所か。

 だが場所まで特定するのは面倒だからサユリに報酬として聞くとしよう。


「依頼は受ける。でも聞きたい。サユリ、貴女はどこまで見越してこれを私に渡した」

「どんな過大評価よ。別に大した事じゃないわ、ただ……カオルの為よ」

「それだけ聞ければ十分よ。先の先を考え、更にその先以上を考える。良い成長だわ」

「そりゃどうも。さて、あんた達は雇われになったんだから今後はヒノモトに従ってもらうわよ」


 好き勝手したかったけど、雇われなら仕方ない。

 大人しく命令があるまで待機しておこう。


 おう、一番上等な部屋に案内すんだよ。


「貴き方、今のサユリとやらとの会話はどういう事でしょう?」

「なんて事ない話よ。カオルは……裏切る訳じゃないけど、ヒノモトを出るつもりだった。まあそんな風に見えただけだったけど、今ので確信した」

「カオルさんが……そうは見えませんでしたが」

「お母さんの人物鑑定眼を侮ってはいけませんよ姉さん」

「カオルをこの国に縛っていたのはハン国という存在だったんでしょう。その枷さえ無くなれば、カオルは去るわ。そして……私達と同じく、赤い桜という謎の現象を解決する為に動くのでしょう」


 実に愛国心溢れる奴である。敵が目の前に居るために今まで自分のやりたい事をやらないでいたのだ。

 私なら国とか関係ねぇって感じですでに旅立つわ。というか魔物の襲撃にあってるのにすでに放置して旅立ってた。


「まあカオルの事よりサユリの事よ。あんにゃろうは戦う前に報酬を渡しやがったのよ?」

「ああ、なるほど。お姉様の仰りたい事と言いますか、サユリさんの言いたい事が分かりました。要するにすでに戦に勝った後の話をしているのですね」

「そういう事」


 カオルがヒノモトを去ったら、アルカディアに勧誘してみよう。

 そう思っていたが、今のサユリが居る限り、カオルはヒノモトに戻るだろうなぁ……惜しいなぁ巫女ちゃん。


 まあいいか、ウチには乳がでかいですー巫女が居るし。

 ……あれって巫女扱いでいいのだろうか。


「じゃあヒノモトの奴等がまずやる事としたら……アレか」

「アレって何ですかお姉ちゃん」

「決まってる。サヨが連れてきた奴の拷問でしょう」

「ああ、カオルさんが敵とかほざいてた奴ですか。役に立つ様なら持ってきた甲斐があったってもんです」


 カオルが誰にとっての敵なのか。

 あのアホの言う我が国ってのがどの国なのか。

 さっさと喋って貰おう。


 まあ聞かなくても分かってるけどね。

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