幼女、知らぬ間に切り札を封じる
「はっ!!」
「ぎゃあっ!?」
ヨーコが本気になったのはいいが、思ったより鎧男の動きが早いようで思うように力が使えないでいた
ヨーコも多少は接近戦が出来るようで打ち合っているが、かろうじてついていけてる程度。しかし使ってる武器が生身の悪魔なので打ち合えてる時点で異常ではある
ちなみに悲鳴をあげてるのは悪魔だ。打ち合う度にザックリと傷が入っていく
「剣相手に悪魔装備で立ち向かうとは……新しいですね」
「あー……また腕が斬られましたよ」
「これだから不老不死って嫌よね。こんなに苦しむ事になるんだもの」
「う、うむ……?不老不死ってこんな使い方したかの……」
「まだ精神は生きている。問題ない」
何度も転生してある意味不死なメルフィが言うんだ、間違いない。あの悪魔はまだ使える
もしかしたら何回も死んだら生き返らなくなるかもしれない……そう、私達はあの悪魔の願いを叶えようとしているのだ。いわば救済
「まあ何回も死んだからって生き返らなくなる訳じゃないわよね。普通に考えて」
「不老不死……死のうと思えば死ねる」
「そうなの?」
「ん。でも、あの悪魔の力量じゃ難しい……不死からの解放、要は魂自体を消滅させればいい」
「メルフィは?」
「私のは強い呪い。魂を消そうにも邪魔されて無理」
なるほど。流石は元悪魔、その辺に詳しい。まぁメルフィのは封印解けばいいらしいし何とかなるか
あの悪魔の願いなんざ聞かなくてもいいので終わったら捨てていこう
それはともかくヨーコである
これまで例の力を使ってないのを見る限りある程度集中しなけりゃダメみたいだ。それをさせない為の鎧男による猛攻だろう。ここでヨーコの力の実験をしてたんだろうし対処法くらいは思いついている様だな
にしても雑魚キャラと思っていたが流石ヨーコの同郷の者というか……よく動く
鎧さえ無ければすでにヨーコには軽くないダメージを与えていたと思うが、何で脱がないのだろう
そしてヨーコも良く避ける。顔スレスレの攻撃を最小限で避け、速度で負けて避けれない分はちゃんと盾を使って防ぐ。まぁ何の強化もしてない私に攻撃が見える時点でユキ達に比べると大分遅いとは思うが
たった一ヶ月の山篭りで奇跡人共は更に強くなったからなぁ……たまにのんびり眺めていた私の目も同じく強化されてる気がする
「えええぇぇいっっ!!こんな事やってられるかっ!!おい幽霊の少女よっ!私が奴の剣を掴んでやるからさっさと倒すがいいっ!」
「わかりました。そういう事が出来るなら最初からやってください」
「悪魔の扱いとはこんなに悪いのかっ!?」
ヨーコに首を掴まれてる悪魔は言葉通り身を持って剣を受け止めると両手で剣を掴んだ。悪魔は肩から胸まで斬られているが、もう慣れたのか痛がる素振りは見えない
ともかくこれで鎧男に絶好の隙が出来た。これが意思を持つ装備の利点というやつか……
「感謝しますよ、爆ぜろ兄さんっ!!」
ヨーコが鎧男に手をかざすと顔面部分で爆発が起こった。やると決めたからには容赦が無い様子
しかし頑丈みたいで顔を抑えてよろけはするものの倒れはしない、もう一発食らわせないと
「オマケだよっ!」
ボギ……と鈍い音をたてて鎧男の頭に人らしきモノがぶつかる
クソ女の方も今ので小僧にとどめを刺そうと思ったらしく、鎧男に向かって小僧の足を掴んで頭からヒットさせた。あの鈍い音は頭の骨でも砕けた音か。見てなかったけど、あっちも決着がついていた様だ
兜を被ってるせいか、今のも耐えたようでクソ女に向かってカウンターの一撃を叩き込むが……サヨに結界を張ってもらってるので当然逸れる
クソ女もそれを分かっていたので逸れた直後に兜に守られていない部分、顔面に向かって拳を叩き込んだ
鎧男が仰け反ると同時に兜が落ちる……頭がデカかった
「頭でけー」
「兜が異様に大きいのかと思えば、本当に頭が大きいとは」
「しかし見た感じ頭蓋骨が大きい訳では無さそうです。むしろ柔らかそうですね」
「それで兜で守っておったのか」
兜が取れたのならこちらのもの、という事でヨーコは悪魔、クソ女は小僧を装備して同時にフルスイングで鎧男の頭に叩き込んだ
確かに柔らかかったらしく、たった一撃で頭が破裂し血が飛び散る。そして数歩よろけたあと、ガシャンと鎧の音をたてて倒れた
「生身の身体は武器にも防具にもなると勉強出来たわね」
「戦場では倒した兵士を振り回して武器にするという話はそこそこ聞きますがね」
「あるのか」
ヨーコは悪魔を捨てて鎧男、いや兄の元へ近付く。もう少し警戒しろよと思うが、あの様子じゃ起き上がっては来ないか
しかし本当に迷いなくやったな……決意してからものの数分で殺しおった
「兄さん」
「……」
もう死んだのか、それとも未だ洗脳された状態なのか、ヨーコの問いには応えない
一方クソ女の方は小僧にきっちりと止めを刺していた。心臓を貫き、欠損した腕を小僧の肉で治し終えると即燃やす。くせーよ
「兄妹の別れを惜しんでますが、もう一体の実験体の事を忘れてるんですかね?先程から何か発動準備をしてるのですが」
「教えなくていいんですかっ!?」
「必要無いですよマオさん。お母さんが見守るだけと言った以上あの二人がここで死にそうになろうとも手出しは無用です」
「死んだら主殿の約束とやらもダメになるがの」
む、確かに……
だがあの実験体の攻撃程度でヨーコ達が死ぬか?……いや、何か死にそうな気もする。
こんな時は奇跡すてっきを使おう。
テーブルの右側に死ぬ。左側に死なないとペンで書く。そして真ん中に奇跡すてっきを立てて倒れた方の可能性が高い
「何ですか?それ」
「久しぶりに使うけど奇跡すてっき占いよ」
「……何か子供の遊びにそういうのが有りましたね」
「そんなのと一緒にしないで。学生時代、テストの選択問題で驚異の回答率100%の実力があるんだから」
「何という卑怯」
「えーっと、あの女の攻撃を食らったらヨーコは死ぬ、死なない、どっち?」
奇跡すてっきを放すと当然倒れる
こてん、と倒れた方はと……死ぬ。やっぱり死ぬじゃないか
「当たると死ぬみたい。どうしましょう?」
「いや、そんな暢気な事を言っとらんで助ければよいではないか」
「では……結界でも張っておきますか」
実験体の女にもヨーコ達にも気付かれない様にユキが結界を張った。何重に張ったみたいなので強度は高いだろう。うむ、これで大丈夫
「敵を前にして何をしているのか……ここまでコケにしてくれたあの女と裏切り者だけは始末しろ。あいつらだけは許さん、やれっ!」
「いきます」
結界を張ってすぐ発動準備が終わったらしい。両手を前に出し、紫色の魔法陣が出現するとヨーコ達目掛けてこれまた紫色の光線が発射された。かなり速いのでヨーコ達が気付いた時にはもう遅い……本来なら食らうだろうが今は結界があるし
「ぐ、ぉおおおぉぉぉ……っ!!?」
何故か悪魔がヨーコ達を庇う様に前に出た。結界がある事を知らないから身を挺して庇ったのか
ヨーコ達の為というか、散々盾として使われたので条件反射で盾になってしまった可能性もある
ヨーコ達は追撃を警戒する、が……今の魔法?を発動した実験体の女はと言えば、撃ったと同時に倒れ伏している。もしかしたら死んでるのかもしれないな
「あれは所謂禁呪ですね。直撃すれば魂すら消滅させる強力な魔法です。普通の結界ならまず防げません。しかし詠唱に時間がかかりすぎるので普通なら実戦では時間稼ぎ役が居なければあまり役に立たないかと」
「ん。ただし術者もただでは済まない」
「なるほど、自爆技の一つって訳ね」
流石に今のを見て兄とお別れを済ませてる場合ではないと気付いたのか、たった一人になった研究員を始末するべく立ち上がり歩を進めている
対する研究員の残党は何故か余裕の表情。まだ何か手があるらしい
「随分余裕そうな顔してますね。残りは貴方だけですよ」
「余裕?あるわけないだろう……君達が散々ここを破壊してくれたお陰ですでに研究施設は機能しない。ふーむ、材料が幽霊になって復讐しにくる事は流石に予想出来なかったなぁ。逃亡した27だけなら対処出来たが……異世界の材料に謎の集団、しかもやたら強いときた。どうなってるんだか」
「悪事を働いた者の末路ですね。大人しく死んでください」
鼻で笑ったあと手元のよく分からない機械をいじる。あからさまに何か仕掛けてきますって感じがするが……
「死ぬか、どのみちあっさりと成功作達までやられてしまったのでな……お偉いさん達に嬉々として処刑されるさ。この様な者ではサード帝国なんざ潰せないってな」
「へー、頭良い奴でもすぐ殺されるんだ」
「そうだぞ異常なガキ。まぁ元々人体実験なんぞにお偉いさん達は乗り気じゃなかったからなぁ……なんせリスクがデカい。他国の間諜に知られでもしたら交渉の際は相手の有利は必須……ま、一匹まんまと脱走された時点で覚悟はしていたが」
ふむ、都合よく攻めてきたペロ帝国に圧勝出来たなら逆に他国に対して強力な人体兵器が有るという事でアドバンテージを手に出来たかもしれない。ウチの国みたいな弱小国なら非道な行為であろうがあまり口出し出来ないだろう
サード帝国も馬鹿じゃなければ様子見か
「フォース王国終了のお知らせ?」
「どうでしょう?上の連中が繋がっていたら揉み消されそうですけど、民に公にされたら最悪暴動が起きるかもしれませんね」
人体実験してた事が漏れるだけで大打撃。しかしそれはこの世界に住む罪の無い住民を犠牲にした事に限り、ヨーコと兄は勘定に入ってないのだろう。
どうせ実験がダメならまた異世界人を呼ぶ事で戦力強化するのだろうなぁ……異世界人は勇者という名の道具、勝手に連れてこようが死のうが問題ないってこった
「お前達に教えてやろう、フォース王国の切り札は実験体でも異世界人でもない。もっと凶悪なものだ」
「切り札なのに教えるんだ」
「構わんよ、どうせなら道連れにしようと思ってな。ほら、皆で死ねばちょっとは怖くないだろ?」
なるほど、施設にはよくある自爆装置か
いざとなったら転移で逃げればいいや
先程操作したのは例の切り札だったらしく。研究員の隣の床が開き、見覚えのある台座が現れた。ニヤリと笑った研究員が手にしてこちらに見せ付けてきたのは何かエロい格好したリアルな女がセクスィな格好してる本
間違いない、賢者タイムの書だ
「ハーッハハハハハハハッ!!どうだっ!?これこそがフォース王国がかつて大戦において圧倒的強さで勝利を収めた時の武器っっ!!!…………賢者タイムの書ではないかっ!!!ハッハッハッハッハッハ!!!これは傑作だっ!!」
「……」
「ハ…………どうしよう?」
「知らん」
「おかしい……何故これが……待てよ、賢者と名の付く書物、そして仮にも異世界の物という事は秘めたる力が隠されているという事も」
ねーよ
「知らぬ間に相手の手を封じるとは、流石ですお母さん」
「そうね、やはりアレは良いものみたい」
「という事でヨーコさん、やっちゃっていいですよ」
呆れた顔をしてたヨーコだが、サヨの一声にハッとした後すぐさま殺しにかかった
「これは私の分っ!これは私の分っ!!これも私の分っ!!!……そういえば兄の分っ!!オマケに私の分で終わりっ!!!嘘っ!気が晴れないからもっと死んでっっ!!!!!?死ねっ!死ねっ!!死ねっ!!!」
手を翳してひたすら自分の分と連呼しながら力を発動するヨーコだが、実は最初の首の骨を折る一撃ですでに研究員は死んでるっぽかった。ほぼ私怨な所を見るに、アイツは小僧の父親の一人だったとみた
ヨーコにビビリながらクソ女は残りの実験体の女に止めを刺していた
「ヨーコさんはあんななので死に掛けの悪魔でも見に行きましょう」
「ああ、そういえば居ましたね」
「今思えば何で居たんだ的なキャラでしたね」
最後まで散々な扱いだけど、あの悪魔なら仕方ない
「見なさい、安らかな顔して逝きかけてるわ。ずうずうしい……もっと苦しめ」
「善良な悪魔が死に掛けてるというのに相変わらず外道な幼女だ」
「結界に守られてるってのに何でヨーコ達を庇ったのやら」
「そんな事か、そりゃあアレを食らえば死ねるだろ?だったら当たるしかあるまい」
「ふむ。私に頼る事はやめたのね、結構」
「頼んだ所で断るくせによく言う……」
喋る元気はあると。見た感じ外傷は無い。しかし起き上がるどころか動けない所を見るにすでに魂の消滅とやらは始まっているのだろう。
痛み無く逝けるとか死に方としては良さそうだが……
「痛みのない死に方としては素敵じゃない?」
「痛みは無いけど、魂が消滅したら輪廻転生は出来ない」
「……それをメルフィが食らった場合は?」
「ふ……私には効かない。呪いが跳ね返す」
さっきの魔法を使ってくる奴なんてそうそう居ないが、無効化するのは便利。しかし禁呪を跳ね返すとは今更ながら強力な呪いだ
「しかし、あなたなら影を使った移動でいつでも逃げられたでしょうに。何故逃げなかったのですか?」
「うむ……不意討ちは無駄の様なので逃げようと思ってはいたが興味深い、というべきか何というか、古い古い御伽噺の様な光景を見てな……死ぬ前にどうせだから観察する事にしたのだ」
「ヨーコ達のこと?」
「いや、まぁアレも観察対象の一つではあったが、予想通り悪魔を人とも思わぬ扱いをする異世界人というつまらん結果だったな。やはり異世界での悪魔の扱いというのは酷いらしいな」
「そうね、結果として意味は無かったとはいえ庇ったのは事実。だけどヨーコ達はあなたの事など気にしちゃいないからね」
「魔物と一緒みたいに考えてるのかもしれませんね。ならば害ある存在として殺そうとも賞賛は浴びても非難は浴びる事はないでしょうね」
まぁヨーコの場合はこれまで過ごした環境のせいでこの世界を好んでないから悪魔だろうが人間だろうが死んでもどうでもいいって思ってるんだろうが、他の異世界人が悪魔に対してどう思っているかは不明だ
「あの者達はどうでもよいのだ。私が言っているのは君達の事だよ。何の冗談なのか人間と悪魔……いや、それだけでなく精霊に人とも呼べぬ人間。何とも面白い組み合わせの集団かと思えば……まさか家族の契りをしているとは」
「メルフィは翼は持っているけど、今は人間で間違いないわ」
「何を惚けておる。美尻の少女の事だ。中々巧妙に隠しているが、私ほどになると時間をかければ同胞を見破る事は可能だ」
「時間かければなのね、しかしリディアの魔道具で隠してたのに分かるってだけで凄い、の?」
「実力がある者には分かるでしょうね。実力の無いこの悪魔が見破ったのは確かに凄い事です」
「素直に褒める事を知らんのか、嘆かわしい」
そういや自称頭の良い悪魔と言っていた。武官じゃなくて文官タイプだったのかも。リディアもバレる奴にはバレるって言ってたし、この先街に滞在する時は長居は禁物かも
悪魔が普通に暮らすのが許されるのは五丁目ぐらいだろうな。今思えばあっさり受け入れた奴等は異常だ
「この様な面白い土産話を地獄に持っていけないのは残念な事だ。いや、たった数人の小さな世界とはいえ、遥か昔の世界が見られただけ満足するべきか」
「遥か昔、種族の壁が無かった時代ね」
「壁か……そういえば君は良く悪魔の娘を妹に招きいれたな?」
「面白い娘だったもの。そもそも悪魔の方から人間に何かしてきたって話は滅多に聞かないわ」
「その通りだ。悪魔などと言う種族名を人間が付けた事で残虐で狡猾と言う概念を持たれているが、私達は基本温厚な種族である」
襲ってきたくせに何言ってんだコイツ。他の悪魔が温厚ってのは何となく分かる気がするな
あれだ、研究大好きって感じがする。マオはともかくメルフィはそんな感じがする
「まぁ害なす者には容赦はせんがな、復讐心は強いから恨みを買う様な行為はオススメしないぞ、美尻の少女よ、お前は何とも運が良い……のか運が悪いのか、まぁその者らが居れば安心か」
「運が良いに決まってます。お姉ちゃんじゃなかったらすでに殺されてたかもしれません」
「お母さんは学業を疎かにしてましたから、悪魔は絶対悪という事を刷り込まれなかったのが幸いしましたね」
教育じゃなくて洗脳みたいに言うが、実際そんなもんだからなぁ……不真面目は不真面目で先入観抜きで他種族に接する事が出来るから悪い事ではない。完全に自己弁護だけど
「む?……そろそろ消滅してしまうみたいだな」
「灰にでもなるかと思ったけど、そうじゃないのね」
「その様だ。そうだ、最初に出会った中継都市に行ってみろ。私と出会った場所にピンクロータ君2号がいる。私はもはや消え去るのみゆえお前達にくれてやろう」
「いらんわ」
「なんと、アレを貰わないなどとんでもない」
遺言が卑猥生物を貰ってくれと言う方がとんでもない。長く生きてるんだからもっと良い物があるだろうが、古いお宝とか。
いや、コイツ貧乏そうだから高価な財宝とかは持ってない気がするわ
「ピンクロータ君の良さを小一時間ほど語ってやりたいが、無理か。いやはや、最後の最後で楽しませてもらった。幼女達にボコボコにされ、魔物にボコボコにされ、異世界人にモノ扱いされ、庇ったはいいが気にもされず痛み無く死に逝く……」
ろくなもんじゃねぇな。コイツもそう思っているのか、段々としかめっ面になっていく
「何という事だ。全く楽しくないではないか、ぐぬぬ……!これは死んでも死にきれんっ!」
「自分で死ににいったんだから大人しく死ねばいいじゃない」
「せめて最後くらいは優しい言葉が欲しかった」
「来世は無いから安心して死になさい」
悪魔はため息を一つ吐くと目を閉じて静かになった。
まだ死んではいない様だが、最後は静かに死にたいのだろうか。だったら放っておいてやろう
にしてもこれで終わったか。余計な奴が邪魔してきたが、謎の剣と護衛になりそうな人形が入手出来たし良しとしよう。
後はもっきゅん達を回収してから撤退だが、またバレない様にしないとなぁ……




