021 姫乃を愛でる……いたずらする?
「こういうことよくあるの?」
「みなもと二人きりならいつものことです。私の髪の何がいいのやら」
でもその金色でサラサラのロングヘアーに一度でいいから埋もれてみたい
姫乃ってシャンプーがいいのか良い匂いするんだよなぁ。身長差があるからたまに近づくとたまらなくそそる。同性の平原さんが正直羨ましい。
身長160センチほどの平原さんは150センチほどの姫乃を取り込むように抱きつく。
平原さんの手が髪から移動した。
「きゃっ!」
「おぅ。うん? おぉ」
「こらっ、ちょっ、もう」
「姫乃、また大きくなった?」
後ろから姫乃の胸を鷲づかみにし始めたのだ。
思ったよりしっかり触る所につい視線がいってしまう。
姫乃も薄めの服を着ているので胸の形がいい感じに変わっていく。結構しっかり揉まれているなぁ
「ちょっとみなも、燐くんの前でやめてください!」
「絶対大きくなってるっ! あたし以外の人に揉ましてないでしょうね」
ちらりとこちらを見られるが触れたことはない。
うっかり触りそうになったことはある。先日の下着姿の姫乃のあの姿はやば過ぎる。また下着姿で出てくれないだろうか。
うっかり触ってみたい!
「もうっ!」
平原さんが胸を持ち上げるように手を動かす。こうやってみると姫乃って本当に胸が大きいな。
クラスメイト達が失礼な噂をしてたのを思い出す。体操服の時の盛り上がりがやばいとか、揺れてるとか何言ってんだと思ったけどこうやって見ると凄くそそられる。
妹がまっ平らだったから近い歳の胸の大きい女の子ってほとんど見たことはない。
あの小さな体格であのボリューム、外国の血がそうさせているのか。
「姫乃って中学の時から急成長したもんね。ブラ買いに行った時が懐かしい。まだ大きくなってるけどどうなってんの?」
「自分だって大きいくせに!」
「身長とウエストで考えたら姫乃は大きすぎると思うけど」
「胸とお尻ばっかり大きくなって背が伸びないのが嫌なんです!」
こういう会話は聞いちゃいけないような気がする。
平原さんも身長が高くスタイルも良い方。今日着ている服も夏が近づいてるからか肌色面積が多いんだよな。自分の体に自信があるんだろう。ポーズによっては目のやり場が困る。姫乃の背中にムニムニと当てているのが羨ましくて仕方ない。
そんな二人が組み合ってるところ見るのはすごく眼福な気がする。
何だかあまり見てはいけない気がするが……どうしても目がそちらにいってしまう。
「やぁん」
艶っぽい声を出し、姫乃は口を押さえて顔を真っ赤にさせ、きりっと俺を睨み付けた。
聞かれたくなかった声なのかもしれない。でも俺悪くないよね。
平原さんから逃げようとするが体格差があるため逃げられず、うつ伏せで組み伏せられる。
上から平原さんは……。
「やっぱり姫乃カワイイ。もう我慢できないかも」
「ちょ、ちょっと!」
山を包み込むように触れ、片桐さんは目を瞑って口を噤む。
多分揉むのが好きなんじゃなくて、片桐さんのそれに応じて見せる顔が好きなんだろうな。
赤みを帯びた恥ずかしそうな表情は溜まらなく可愛らしい。正面にいるからよく分かる。
「……いい加減にしてください!」
「あ~、ごめん、やりすぎた」
さすがに馬乗りになってまで体に触れるのは良くなかったようで姫乃の声に怒気が含まれていた。
平原さんもやりすぎたことを自覚があるようで慌てる。
「みなもなんてもう知りません」
「怒らないでよ〜。ごめんって!」
「ふんだ」
姫乃は平原さんに対して怒り、平原さんに背を向けてしまう。俺と正面にいるので姫乃がどういう表情をしているのかよく分かる。
まお結局は許しちゃうんだろうな。
「私には燐くんがいるんで。えっちなことするみなもを許しません」
「ふぇーん」
「そんな声してもみなもには反応しませんから」
「でも姫乃は怒った顔より笑った顔の方がいいよぉ」
「ひゃあっ!?」
怒り表情だった姫乃の顔が緩み、甲高い声が出る。
同時に姫乃の脇腹は平原さんによってぐにぐにと揉み込まれる。
「やああっ! きゃははははっ!」
びくんと姫乃の体が動き、けたたましい笑い声が小さな口から漏れ出した。
姫乃は逃げようとするが平原さんに体を押さえられていており、そのくすぐり攻撃から逃れられない。
「姫乃はやっぱり笑った顔が可愛いから許してよぉぉ」
「きゃははは! 許すからやめてぇっ!」
「燐音っちも覚えておくといいよ。姫乃ってめちゃくちゃくすぐったいの弱いから。あたしが見た中でダントツに弱い」
「知ってる」
さすが親友。姫乃の弱点も承知だったか。
平原さんが姫乃の腕を掴んで、フリーになった脇腹揉み込んでいく。
「は、離してぇ! くすぐったい! きゃああっ!」
「はぁ……はぁ……姫乃の悶えた顔カワイイ。もっと笑わせたい」
「分かる」
逃げられない状態でくすぐられるときついらしいなぁ。
昔、いたずらしてくる妹によくカウンターで笑わせてやったのが懐かしい。
「ねぇ姫乃。燐音っちとあたしどっちが好き? あたしの方が好きだよね」
「好きっ! みなもの方が好きだから……指を動かすのやめっ。ひゃわっ!」
姫乃は突然の刺激にびくんと大きく体を震わせた。そうだよね。平原さんのくすぐり攻撃から逃れようと俺の方に寄ったのに俺が逆の脇腹を揉んだばかりに姫乃が強く反応するのも分かる。
姫乃のもう一方の手を掴んで、フリーの脇腹をぐにぐにと揉んでやった。
「燐くんなんでぇっ! きゃはははっ! やぁんっ!」
「燐音っちも分かってるねぇ。こういう顔してる姫乃が一番可愛いんだよ」
「分かる。あと敬語口調じゃなくなるのもグっとくる」
「分かるわぁ。姫乃の必死さが伝わるよねぇ」
「ちょっとなんで二人してっ! きゃははっやぁっ、逃してぇっ!」
両サイドから攻められて背中をぴんと張らせ、悶絶する姫乃。そんな姿があまりにも可愛い。
「姫乃の弱点は脇腹のこのあたり。ここが一番攻めやすい」
「腋の下のくぼみをグリグリすると反応いいよな。めちゃくちゃ跳ねる」
「でも本当の弱点はそこじゃないんだよね。ここっ!」
「やだやだっ! そこだけは無理っ! きゃはははいい加減にっ! いやぁっ」
「横腹のツボの部分だよね。ここが一番反応する」
「燐音っちはなんで姫乃の体の感度を知ってるの? もしかして……」
「な、な、なんのことかな」
平原さんが指を動かしながら姫乃の耳元で声をかける。
「ねぇ姫乃。燐音っちに何されたの。三年付き合いのあるあたし並に姫乃の弱点に詳しいってありえない」
「ふひっ! この前、燐くんにきゃはははっ! し、下着姿にされて体中をいっぱににゃはははは!」
「吐かせるか! もっと弱点を攻め立てる!」
「下着姿にされて何されたの! ええい、吐かせてやる。吐いたらやめてあげる!」
「くっ、絶対吐かせてなるものかぁ! 吐かなかったら止めてやる!」
「それ止めないと一緒だからきゃははは、らめぇっ!」
聞かれないために力強くグリグリする。ごめん、姫乃。他の人に下着姿の姫乃の体を触りまくったことを知られるわけにはいかない。
二人がかりで徹底的に攻め続けた結果……姫乃の体力が限界を迎え、息絶え絶えとなる。
体は反り上がり、足先から頭まで……ピンと反っていた。そんな状態の足の裏に指を走らせると違う反応してまた可愛い。
金髪を振り回して、顔を歪ませて、綺麗な声を振りまく。
学校で一番可愛い姫が悶えて大暴れする様はとても魅力的で皆を虜にする意味をまた理解する。
「ねぇ燐音っち。姫乃のここ触りたくない?」
「っ!」
平原さんは再び正面から姫乃の胸に手を添える。
姫乃の体は反っており、強調された胸がどうしても視界に入る。
俺はそんな光景に目を奪われ……、思わず声が出た。
「触っていいなら……」
そんな欲求に平原さんは笑った。
「ダメ〜、姫乃の胸を触っていいのはあたしだけなんだから」
「ちっ」
「姫乃の体を堪能したい気持ちはよく分かるけどさ。そう簡単には触らせてあげないんだから」
「あのさ、平原さん」
「なに?」
「それ以上は止めた方がいい気がする」
そう。平原さんの両手が姫乃の胸に行き、俺がもう何もしてない時点で姫乃の弱点を責めてるものは何もなかった。
起き上がった姫乃が真顔で平原さんを見つめる。平原さんは怯えるどころか姫乃の胸を揉んでいた。この人すげーな。
「燐くん、みなもを組み伏せてください」
「はい」
「ちょっと燐音っち!?」
残念ながら俺は鍛えてるので平原さんが暴れても逃げることはできない。
これは報いというものだろう。
姫乃が手をワキワキとさせて平原さんの体に指を走らせるのであった。
「ぎゃああああああっ!」
「私が笑った分、いっぱいいっぱい笑わせてあげますからねっ!」
二人の美少女のあられもない姿を見れた俺が一番の役得だったのかもしれない。
「はひ……はへぇ……」
姫乃の徹底的な攻めにより平原さんは息絶えていた。
でもすごく嬉しそう顔してるのは何だろうな。普段からも姫乃からやり返される前提でじゃれあってるのか。
「さて次は燐くんですね。前の時も含めて、よくもまぁたくさん笑わせてくれましたね」
「ごめんなさい……。つい平原さんにつられて」
「じゃあ次は燐くんが辱めを受ける番です。みなもどうしましょうか」
「裸にひん剥いて写真撮影でもする?」
「完全に犯罪じゃねーか!」
その発想が出るのがやばい。俺はくすぐりには耐性があるので姫乃も提案はしてこなかった。
ちょっとM的な発想するなら美少女達に攻められるは悪くなかったんだが。
「じゃあ……燐くんへの罰はこれです!」
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