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015 お姫様とコミュニケーション①

 いきなり、姫乃の小さくて柔らかい手が俺の脇腹をひっかくようにくすぐってくる。

 急な刺激に少しびっくりしてしまった。


「こちょこちょゲームです! 家族の間ではよくやるって聞いたことあります。ギブアップしたら負けで、勝った方が負けた方一つ願いを叶えさせるんです。あ、えっちなのは駄目ですよ」

「ほぉ」


 すでにとてもえっちな状況なの姫乃は分かっているんだろうか。


「これで燐くんも大笑いして、私との家族との距離を縮めることができれば」

「……」


「……」

「……」

「あの……燐くん。もしかしてこちょこちょ効かないとかですか?」


 まったく効かないわけではないが、強い方だと思う。

 苦手な部分もあるにはあるが、そこを触られることはまずないだろう。

 くすぐり合いってことか。

 家族間では確かにやりあったりしたな。小さい時は兄貴や弟と妹とじゃれ合ったし、大きくなってからも抱きついてくる妹をよく笑わせてやった。

 妹はとにかく構って欲しがるタイプのくせにめちゃくちゃ弱いから躾ける意味でよく笑わせてやった。


「なんで効かないんです! なんでなんでー!」


 腋や脇腹をしつこくやられるが俺のウィークポイントはそこではない。

 それより姫乃が俺の耳とか首の後とか攻めようとするせいで大きなお胸が眼前に近づいてくんですがもう不可抗力で揉みしだいてもいいかな。

 姫乃さんは攻め方を間違ってる。その色香で攻めて来たら1発で落ちてた。でもそれは家族のコミュニケーションとは違うか。


「もう燐くん強すぎです! こんなの聞いてない。……ってさっきからお尻に固いのが当たってるんですがなんですかこれ」

「っ!」


 しまった。姫乃の色気で絶好調になったあそこの存在に気づかれてしまう。

 俺のアレがアレしてるのを姫乃が知ったらきっと最悪なことになり変えない。

 絶対バレてはいけない。だから俺は突然起き上がり、姫乃を押し倒した。


「あ、あの……燐くん?」

「姫乃の言う通り、俺はもっと姫乃を家族と思うようになるべきなんだろう」

「ふへ?」


 体重の軽い姫乃の馬乗りなど俺にとってはなんの意味もないから押し倒すのは簡単だ。そのまま起き上がって、逆に姫乃に覆い被さることにした。

 大丈夫だえっちなことはしない。そこは誓う。あくまで俺達は家族なんだから。


「姫乃、こちょこちょゲームってことは俺もやっていいってことだよな」

「え……え〜と、私実はこちょこちょが死ぬほど弱くて」


 姫乃は逃げようと体を動かすが、体重差と筋力量の差があるので逃げられるはずもない。


「次は俺のターンだ」

「止め……いやぁぁっ、きゃははははははっ!」


 白くてスベスベの脇腹を乱暴に揉み揉みすることにした。


「ひゃっはぁぁぁぁぁあんっ!」

「俺が落ち着くまで笑ってくれ」

「ちょっ! 落ちつくってなんの話ですかっ やだやだっ!」


 へぇ、結構反応すごいな。

 俺は股間のアレを小さくするため落ちつかせようとする。一切の慈悲もなく、ただ姫乃を屈服させるためだけに指を動かすんだ。

 思い出せ……妹や弟をくすぐりまくったあの時代のことを。


「きゃあっ、きゃはは燐くん、やだやだっ、きゃははは」


 しかしあのクールで、笑う時も微笑む感じが多い姫乃が声を上げて笑うのがすごく意外。てっきり我慢しまくって少し声が漏れるくらいをイメージしていた。

 なのに笑い叫ぶなんて目新しいその振る舞いに正直目が離せない。

 姫乃の悶えた顔と声があまりに可愛くてもっと加虐させたくなる。どこが弱点だろうか。


「姫乃。どこが弱いのかな。脇腹かな腋の下かな。足の裏もいいよね」

「あははははっ! やぁっ!」


 金髪を振り回して、顔を歪ませて、綺麗な声で暴れる。

 学校で一番可愛い姫が悶えて大暴れする様はとても魅力的で皆を虜にする意味をまた理解する。


「だめだめだめっ、あっ!」


 ときどき妖美な声が漏れ出るのともたまらない。

 くすぐったさが9割、気持ちよさも混じっているのかもしれない。

 ここまで弱い子はなかなかいない。妹も相当に弱かったけどそれ以上か。


「ひぅ……参りましたぁ」


 勝った。こちょこちょ勝負は俺の勝ちだ。だけどこれで終わりってのは何だか寂しい。

 姫乃への強い加虐心。家族だからできるこの行為は案外姫乃のことを家族として見ることができるようになってるかもしれない。


 姫乃に覆い被さる体勢で体を持ち上げて、姫乃の両手を上げさせて片手で押さえつける。

 弱った姫乃の力なら片手で十分。

 そのまま……綺麗でスベスベな腋の下に指を走らせた。


「ひゃあああああっ!」


 今まで一番の反応。ここが大きな弱点の一つのようだ。


「姫乃が悪かったですぅ……許してぇ、参りましたぁ」


 姫乃は笑いすぎて何かおかしな言動を始めた件。

 あまりに可愛すぎてやりすぎてしまったか。でも、ここまで言ったんだから終わるのは何だか寂しい。

 なので姫乃の体を持ち上げて、俺の膝の上に座らせた。ちょっと俺もバグり始めた気がする。

 姫乃にもっちと意地悪したくなってきた。……それはある意味家族らしい感情なのかもしれない。


実は描写の半分くらい削ってます……。

初期案だと怒られそうだったので。これで怒られるならかなり厳しい。さて続きです。


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