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014 お姫様の痴態

「な、な、なんて格好してんだ!」

「この前家族だったら下着で歩き回るのが普通って燐くんが言ったんじゃないですか!」


 そんなこと……、言った! 姫乃が転んでうっかりスカートの中の下着を見てしまった時に苦し紛れに言ったぁ!

 妹の夜華も下着で部屋をうろつくけど上はちゃんと着てたし今の姫乃みたいに上下露わになったことはない。

 いくら家族になると言っても姫乃のブラとショーツだけの姿はあまりに目に毒だった。

 青色の可愛らしい下着をつけてスタスタと歩く。

 この前スカートがめくれたときにちょっとしか見えなかったショーツは完全にオープンとなってしまっている。

 俺の凝視する視線に気づき、隠そうと体を捻ると極めて柔らかなそうなプリプリなお尻が目に入ってきた。


 恐ろしいのはその胸元だ。

 ブルーのブラでしっかりと包まれているがその小柄な体では似つかわしくない強大なそれが露わとなっていた。

 やっぱりあの大きさは実物だったのか。Tシャツの一枚でも突き出ている姫乃のバストは本当に大きい。

 妹より背が小さいのに断然胸の大きさは違うんだよな。学園のお姫様すごすぎる。


 でも姫乃は両手で胸元とショーツを隠そうとしていた。


「恥ずかしいなら上着ろよ!」

「は、恥ずかしくないですもん!」


 そういうわりに顔が真っ赤だ。

 あの件があってから今日までかなり時が空いている。多分めちゃくちゃ葛藤したんだろうな。でも今回の件でもっと俺と家族になりたいから下着姿で出てきやがった。

 これは俺のせいなんだ。俺のせいか!? ここまで役得だと俺のおかげになりそうだ。


「ちょっと。あんまりジロジロ見ないでください!」

「見せておきながら!」

「見せてないです。風呂上がりで涼むためなんですから!」


 しかし目が離せない。お姫様の下着姿なんて見れるもんじゃない。

 今後一生見ることがないと思うと目に焼き付けておきたくなる。


「恥ずかしくない。恥ずかしくない。家族なんだから! ひゃあんっ!」


 歩き回っていると姫乃が俺の落としたアイスに滑ってすっころんでしまった。

 思わずいろんな所に目がいってしまうのは申し訳無いところ。

 すみません。ガン見してしまってます。


「あの姫乃さん」

「燐くん! もう私は吹っ切りました。燐くんも脱ぎなさい。下着姿になりなさい」


「何させる気!?」

「燐くんが脱がなきゃ……わ、私は」

「脱ぐよ! 脱ぐから泣かないで!」


 この状況、選択を間違えるととんでもないことに発展するかもしれん。姫乃が恥ずかしさに閉じこもってしまったらジ・エンドだ。

 俺は服を脱いでボクサーパンツ一丁になる。俺は女の子に下着姿を見られても別にどうってことはない。


「俺も半裸になったぞ!」

「燐くんって結構筋肉あるんですね」

「弟のトレーニングに付き合ってたからな。妹のダンスの振りとかも一緒にやってたし」

「体つきがしっかりしてて……結構好みかも」


 姫乃さんが俺の半裸を凝視してくる件。構わないが俺も姫乃の体を凝視している。

 その可愛さでその胸と尻はやばすぎる。今すぐにでも襲ってしまいたくなる。


「燐くん。えいっ!」


 姫乃を見続けていたら突然姫乃に押し倒されて、ソファに寝かされてしまう。

 そのまま姫乃は俺の上に乗ってきたのだ。とんでもなくやばい体勢なんだけどこの子は分かってるんだろうか。

 でも何も言わないのはこの状況をとても楽しんでいる俺がいる。

 姫乃にお腹を乗られてしまう。お尻の感触がやばい。


 姫乃はぐいっと顔を近づけてきた。


「私は燐くんのことを家族と思えるようになりました」

「うん」

「でも燐くんはまだそうでもないってこと分かってます」


 姫乃のコバルトブルーの瞳と目が合う。やっぱりめちゃくちゃ可愛いんだよなぁ。

 顔のどこ見ても可愛いのでつい視線を外す。その先の大きく育った身体を見てとんでもなく下半身に血流が巡る。

 なのでさらに下に視線を向けると俺のお腹に感触を与え続けるものが目に入る.

 どこみてもアウトな件。

 今は完全に馬乗りにされてマウントを取られた状態だ。


「燐くんが私を家族と思えるような遊びをします」


 もうこれ家族の遊びを超えてると思うんだよな。絶対逆効果だろ。

 確かにここ最近家族として姫乃に対して抱きかけていた感情は大きくなっている。学校でも姫乃を家族と思って接することができる。

 だけど同い年の女の子に対する性的感情はどう考えたって抑えられない。思春期だし!

 姫乃は思春期男子が女の子に抱く感情を恋愛以外無いと思っているのが問題だ。


「何をするんだ?」

「何をすると思います?」


 姫乃がゆっくりと顔を近づけてきたので視線を姫乃から逸らす。


「恥ずかしがって目を逸らしてはいけません。家族同士なら顔を見合っても照れないでしょう?」


 君は俺がそんな顔が良くないからいいかもしれんけど、君は学園一のお姫様だぞ。

 下手すれば日本トップクラス。完全無欠なアイドルに対抗できる顔立ちだ。そりゃ無理だぜ。

 マウント取ったおかげか姫乃は逆に落ち着いてきたようだ。でも君が体を動かすたびにいろんな所が揺れるから俺は我慢がギリギリになっちゃうね。


「燐くんはもっと開き直るべきなんです」

「開き直るか……」

「そうするために……こうです!」


初期はもうちょっといろいろ書いてたんですが、なろうだと怒られそうだったのでかなり削っています。

特に姫乃の体を描写するシーンは特に。

なのでじゃれ合ってるシーンを強調させています。


削った分はまたどこかで肉付けして出したいですね。


そして4月25日に発売する自作の作品

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のWEB版の続きを投稿します。

受賞して書籍化するくらいには面白いはずなので是非まだ読んでない方は読んでくださると嬉しいです!

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