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同居から!?始まる魔法戦争  作者: 月光月軍
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天下の日—ズィーベン


アブァの言っていたのは魔力が無くなっていたからではなく、全く別の理由だった。そう。俺は全然気づかなかなかったが、あくまで神に対抗出来るのは神だけ。だそうだ。


俺は『炎爪演舞』で、切りつけまくる。


「『衝撃波』! 」


アナは離れた所から攻撃をし、隙を与えないようにする。

俺は切り返してまた切りつける。ちなみにここの地面は別に畳では無いので、引火はしなかった。しかし、何故だ。あの陣羽織は火がついておかしくないのに火は付かない。耐火性のある着物なんて聞いた事ねぇ。


「お主らよくやるな」


余裕な野郎がよく言ったもんだ。なんせ、俺の攻撃を避け続け、アナの攻撃も避け、反撃もしてこない。まるで、手を抜いた先生のように。

1つ違う所があるとするならば、その目にはアブァやカメオ、あーたんは写ってないようだ。俺らだけ。


「ちょっと。避けるしか出来ないのかしら〜? 」


アナは煽る。まぁこの状況を繰り返しても意味が無いということだろうが。でも、状況を不利の方向に持っていってないか? そういうことはやめて欲しいがしょうがないか。


「老いぼれさんよ! 世代交代だ! 」


と、言葉にも、攻撃にも鋭さと勢いをつけて切りつける。

しかし、焚き付けは失敗だった。挑発に乗ってしまった。乗られてしまった。そして、その怒りを乗りこなしてしまった。眼力が恐ろしく強い。


「その言葉。万死に値する。死ぬがいい。装具解放

—▪️▪️」


俺はその言葉を聞いて、否、聞こえなかったが。そんなところで、俺は引き返すことは出来なかった。まぁ、勢いをつけて切りつけるから止まれないのも当たり前だからな。

音がしなかった。爪が切られる——しかも、手ごと。


「ぐぁぁぁあ! 」


我ながら汚い叫びだった。そして、赤くて、紅くて、黒い——ブラッティこの上ない色。綺麗とはとても思えない。


「ニクス! 」


「小娘。と言うには小さくないな。しかと見ろ。お

前の愛人の有様を見てどう思う」


——


私は答えられない。可哀想? 綺麗な赤色? 痛そう? ニクスが死んでしまう?

死んだら私は勝てなくなる。絶対にこの勝負に勝てなくなる。


「ニクス! 」


私は駆け寄る。止血なんて出来ないけれど、アブァさんの所に連れて行って行くことくらいはできる。


「ねぇ! ねぇ! 」


「アナ.........。俺は大丈夫.........。俺の手は再生す

る.........はず、だ。そんで、最悪死んでも生き返る

よ」


ニクスは倒れ込んだ。


「何言ってんのよ。死ぬなんて許さないわ」


勝つまでは絶対に殺させない。


「勝て.........」


遺言にも聞こえた。そんな言葉だった。


「アブァさん! 」


私は居るはずの方向に向かって叫んだらそこに姿はなく、彼はもう、治療にあたっていた。落ちていた手首から先も持ってきていた。

『治癒』の効力。緑の波動がニクスに当たる。


「これで肉体は大丈夫だ。でも血がね.........」


全身蒼白で、今にも死んでしまいそうだ。


「戦って。僕がニクス君を診ておくから」


「分かったわ」


アブァさんとニクスはその場から退場しているともっと闘いやすいんだけれど。と、思ったら2人は家の方へ転移して行ったようだ。

私は立ってニクスを攻撃した本人——敵を見て、


「優しいのね」


感謝は込めずに、悪意を込めて言う。


「フッ。少しでも真面目になった時点で我の負けだ

な。人間に力を使ってしまったのだから」


手を組んで言う。


「行くわよ。『衝撃波』! 」


不意打ちを仕掛けた。


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