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同居から!?始まる魔法戦争  作者: 月光月軍
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天下の日—ツヴァイ


囲まれた。鎧に。前回鎧は何も持っておらず、別に攻撃をしてくる様子もなかった。ただ、囲んでいただけだった。しかし、今回は刀だ。真剣だ。それぐらいの判断はつく(.........と思う)。そして、鎧と言っても剣道の防具である。

そして、俺らは反撃に出る。


「ふっ」


と、鼻で笑ったカメオは一瞬にして2体ほど一気にぶっ飛ばす。それはただ突っ込んでいるようにも見えた。


「はぁー! 」


アナは槍をまるで薙刀のようにして周りを囲んでいた敵を薙ぎ払う(ちなみに俺はカメオが開けた穴から敵の包囲網を抜け、木陰に隠れる)。—この際、狙っているのは胴と小手だ。なぜかと言えば単純で、剣道の防具には足の防具がないので直接的にダメージを与える必要があった。と、思う。実際、ぶっ飛ばされた鎧たちはバラバラになった。

一体こっちに向かってくる。


「よし。『増長』」


手に力を集中させる。

予想通りにゆっくり来た。

ばっと木陰から出て、


「はっ! 」


お、以外と簡単だ。ちょっと手が痛いけれど。バラバラになった鎧は不思議なくらい中がない。手応えは一応鉄を殴っているのであった。どうやって支えていたんだろう。言うてさっきはこいつらが浮いていることより刀を持っていることが恐ろしかったので気にしてはいなかったが。


「以外といけそうね」


「たしかにな。にしてもホムンクルス。よくやるで

はないか」


「まぁね」


結構達成感に浸ってるけどいいのか? こういうのって.........。


「ガラガラガラガラ」


四方八方から聞こえる。やっぱり.........。


「おい。準備しとけよ」


「ニクス? どうし.........。え? 」


崩れたかと思った防具らは全て再生、というか組み上がった。いや、当たり前だよな展開的に。


「おい、にんげん。しってるならさきにいえ」


体は小さいなりにそれっぽい型をとって言う。まぁ俺よりも全然年寄りらしいしな。人は見かけによらずってことだな。


「知らなかったよ。でもこういうのはいつもこうな

んだよ」


「でも楽勝ね。これなら」


——


15分後。

とりあえずまた全ての鎧を壊した—少しすれば再生するだろうけれど。


「はぁはぁ」


「おい。ホムンクルス。うぇ。なさけねないな」


「はぁ。あんたに。はぁ。言われる筋合いは無いわ

よ」


2人して息を切らしている。カメオに関しては胃液が少し出ている。おい。鬼の胃液ってこの世に存在して大丈夫か? 地面溶けそうだけれど。


「アナ、お前の秘策なんなんだよ」


俺はちなみに2人にほぼぼぽ戦闘を任せているので俺は全くと言ってもいいほど疲れていない。

クズいけどそんなもんだろ。一応凡人だし。


「あんたねぇ。働いてから言いなさいよ」


「そうだぞ。にんげん。ごふんもせんとうをしてい

るとたいへんなんだぞ」


「知ってるよ(知ったかぶり)。でも、流石に分かって

きたんじゃねぇか? さっきだって魔力を持った攻

撃で粉砕しても再生したんだからさ、打撃が意味

無いことぐらい分かるだろ? 」


そう言ったら2人は2人して「え、何? 意味無いことを(おれさま)がやっていたと? 」という目で睨みつけてくる。最早目文字とでも名付けてやろうか! 世界とのコミュニケーションが上手くとれそうだな!


「やめろ。だから、俺の出番だろ? 」


「「え? 」」


昔、ヒドラという龍は9つの首を持っていたそうだ。しかし、その首は切る度に生えてきた。それを倒す方法としては英雄ヘラクレスは首を落とした後、焼くことで、生えてこないようにするというなんとも非現実的で、強行突破という策を取ったそうだ。俺はこの伝説がにわかに信じ難い。だってヒドラの首が生えてくるのに傷が治らないなんてことあるか? と、思ってしまう。

でも、今回ばかりは燃やすという策に尽きると確信した。ポ〇モンでも鋼は炎に弱いしな。


「装具展開—シヴァ」


アナから聞くには別に詠唱をわざわざする必要はなく、意識だけでもできると聞いたが、ちょっとかっこいいかと思って言ってしまう。


俺の手は破壊の手だ。

なんでも破壊できるはず。

そんな浅はかな考えではないけれど。


「ガラガラガラガラ」


組み上がっていく。2人は木陰に隠れてもらった。体力回復してもらわないとな。

1人だと少し心細かったりするけれど、やるしかないな。


「『灼熱爪(フレイムクロー)』」


今日の昼に教わった技だ。アブァが簡単にできると言って教えてくれた。結構大変だったけど。魔力を手に集中させ、それを燃やすようなイメージで魔力を炎に変換する。

まぁできちゃったのは俺の素質らしいけど。


案の定、炎の爪は防具を切った。爪との接地面は溶けるほど火力が高くないので(しかも、さっきの水柱のせいで少し湿ってる)少し歪ませるくらいだ。でも、全然十分だった。調子に乗って俺は次々に切る。俺は運動もしてなければ運動神経が良い訳では無かった。だからどうしても通り魔風になってしまう。走りながら切りつける。これを足の『増長』まで使って全力でやる。突っ込んだらきり返してまた切りつける。これを繰り返すことで防具はどんどん傷ついていく。楽しい。思った通りの動きができて。


「ふぅ」


足元に鉄片が散らばっている。粉々とは言わないが

、とても小さくなっている。

やっと終わった.........。これでもう再生しないはず。2人の元に行く。


「凄いじゃないの。どうしたの? あんな技」


「まぁそれこそ秘策だよ。しかも、今もう魔法使え

ないくらい消耗するやつ」


「え、馬鹿なの? ねぇバカなの? どうやってにげれ

ばいいの? 」


「さぁ。どうしようか」


言われてみれば緊急脱出パックだったな。この前までの俺の役割。でも今は『増長』を使えない。マジで。その上、右手の爪も展開できない。少し、責められて居ずらかったので、カメオの方に意識を向ける。


「すぅ.........」


眠っているようだった。


「まぁいいわよ。さっさと次行きましょ? アブァさ

ん達のとこ」


「ガラガラガラガラ」


.........。そこらの破片がひとつに集まる。


「アナ、こういうのってさ、ボスだけだよな.........」


「知らないわよ。興味無いから。でも、え? 」


集まって巨体が組み上がっていく。軽く2mは超えている。さっきまでの防具には思えないな。


「ハイジョスル」


機械音のような音がどこからか鳴る。

第2回戦はギブだぞ.........。魔力尽きてるからな。


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