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世界調整『ティムルド神殿編』1  作者: スシェリー
第3章 雪の国と悲しみの宴
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Ⅱ-ⅩⅥ 狂気と殺意

「ねぇ、ミライ。この先はダメ……引き返さない?」

「どうしたのさ、突然」


いきなりフェリがそんなことを言ってくる。

だがどうやって引き返すのかも分からないため、その案も却下である。


「さっきの部屋……あの日記があった部屋のような……ううん、それ以上に何か、嫌な感じがする……すぐ先に……」


何があるというのか、でもさっきはそれで何も無かったから今回も大丈夫じゃないのかと思ったが、フェリの怯え方が普通じゃない。


そういうことで、少し歩くペースが遅くなったが、そこでとある場所に突き当たった。


「……扉?」


突然、謎の扉が現れたのだ。


本当に、突然。

壁などはなく、扉だけが設置されている。


このまま入ったら逆側から出てしまうようなものだ。


「ミライ……この扉、別の場所に繋がってる……」

「どこで○ドア?」

「入ったら多分……引き返せない」


ちょっとボケただけなのに反応が返されないのは少し悲しいなと思いつつ、フェリの表情からしてこの先に何かあるんだろうなと言うのは予想がつく。


「ミライ~……私、やだ、この先に行きたくないよ……」


珍しくフェリが弱気だ、だけど私にはそれが何なのかは分からない。


「……分かった、この先には私ひとりで行くからちょっとここで待ってて」

「えッ!?……待って!ミライが行くなら私も行く!置いてかないで!」


何だよ、わざわざ提案したのに結局来るんじゃん。


「んじゃ、その気持ちが変わる前に行こうか」

「……うん」


そして私はノブを引く。


その瞬間、入ってもいないのに景色が変わった。


辺り一面雪景色、真っ白になった森へと出た。


「ここは?」

「……あっちから嫌な感じがする……」


フェリが前を指さす。とりあえずそっちへ行ってみよう。


ーー2人、移動中···


「ミライ、あれ」

「うん、もう私にも見えた」


誰かいる。私達には背を向け、座っている。


「……?あぁ、誰か来たんだ」


背を向けているはずなのに私達には気づいたらしい、声をかけてくる。


「あなたは?」

「あぁ、あぁ、久しぶりだね、久しぶりに人にあったよ……」


?話が通じてない?


「ミライ~……あの人から嫌な感じがする……多分私たちのこと、見えてないよ」

「え?でもこっちには気づいたよね?」

「多分、人がいることに気がついただけ、それが誰なのかはわかってないよ……しかもあの人……凄い恨みを抱えてる、それも人に対して」


人がいることに気がついただけ?そして人に恨みを抱えてる?それってつまり?


「それじゃさっさと死んでくれない?」


そう言うと同時に辺りが吹き飛ぶ。


「はぁ!?突然すぎるでしょ!」

「気をつけて、本気でやってくる!」


やばいな、真正面から戦うなんて初めてだぞ?

《ちょっと休稿します》


全員「突然だな!?中途半端すぎんだろ!」


《別のヤツに集中したくて……》


金髪「あー、1週間に一度投稿してる奴?」


《そうそれ、ちょっとやっぱりふたつ書くの大変で……》


2人「じゃぁ前から書いてるこっちを優先しろよ……」


《モチベーションの問題ですー!》


姉御「モチベーションて……じゃぁなんであっちはそんなにモチベーションあるのさ」


《え?だってあれ以外は全ていつか合作にする予定だもん、いつか主人公達を同じ作品に登場させる予定》


2人「なにそれ初耳!!」


金髪「あ、もちろん私は登場するよ?あとミライも」


2人「マジか……」


《それに新しいストーリーも考えついたからなぁ》

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