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世界調整『ティムルド神殿編』1  作者: スシェリー
第1章 黒いカードと異世界召喚
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Ⅰ 夏野美雷と異世界召喚

今回は召喚までです。主人公に関する説明が多いので、後書きにあらすじを書いておきます。出来れば本編を読んでくれれば有難いです。


主人公の説明口調を少し修正しました。(いくつかのですます口調を除いた)

私の名前は夏野美雷(なつのみらい)

多分この時点で美雷という字に驚いた人も多いと思う。だって初めて見た人が必ず私を2度見してくから。結構珍しい漢字の使い方だと自分でもおもう。


そんな私の事を少しだけ紹介させてもらいます。

私は幼い頃から両親がいない。近所の人曰く、突然行方不明になり、そのまま見つかっていないとの事。

ですが私の髪の毛は茶髪に少しだけ金髪が混じっていたので、もしかしたら外国人だったのかなと思っている。

少しだけ話がずれますが、最近、行方不明者が多く、私の通っている学校でも出ています。

私は学校では所謂ムードメーカー的な存在で、よく皆に笑って貰えます。

特に1番笑ってくれるのは友達の宮野結奈(みやのゆな)で、よく遊んだりする仲です。

そして2番目が委員長の御剣拓真(みつるぎたくま)君。

拓真君には御剣春奈(みつるぎはるな)という同い年のお姉さんがいます。

だけど、その御剣姉弟と、その2人と特に仲のいい竜胆健哉(りんどうけんや)君が2ヶ月位前から行方不明になっている。

その少し前に工藤蒼真君が事故で亡くなっていたので、学校は凄く大騒ぎになっていました。

ですがそんな事は1ヶ月も経てば過去の話、殆どの人が噂位はするものの、騒いだり等はしていません。

とはいえ、私もだけど……それでも少しだけ、寂しいと思っている。


次に、私の家には、厳重に鍵のかかった謎の箱が置いてあるのだが……

その開け方は私も知りません。もしかしたら、両親なら知っていたかもしれませんが、もうそれを知る術はなく、中に何が入っているのかも知りません。


さて。多分説明が長くて面倒臭いと思ってる人も多いのではないでしょうか?

なので今の私の状況を伝えます。


学校から帰ってきたら何故か箱が開いていて、中に真っ黒なカードが入っている。


そんな状況。

家の中に誰かが入った形跡もなく、何故空いているのか、本当に分からない。

更に謎なのが、凄く厳重に鍵がかけられていたにも関わらず、入っていたのが、1枚のカードだけという事。

他には何も入ってはおらず、カードを調べても何もなかった。

思わず呟いてしまった。


「?……これだけ?」


しかし、本当に何も無いのでその日は考えないようにした。(一人暮らしって大変なんだよ?)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の日


「おっはよ~ん!」


美雷(みらい)は元気に教室のドアを開ける。

すると、何人かが1度、美雷(みらい)の方を見るが、また雑談を始める。それがいつもの光景だということである。


「おはよー、美雷(みらい)ちゃん。」


そこへ返事を返してくれたのは友達の結奈(ゆな)

美雷(みらい)結奈(ゆな)に抱きつく。


「ユナッち!おはよーさん!」

「わっ!もぅ…美雷(みらい)ちゃん!」

「あはは~ゴメンゴメン!!」


これもいつもの光景である。誰も気にしていない。(何人かの男子はこちらを見ているが)


「ほら!!男子!下心丸出し!」


と他の女子に怒られても何人かはチラリと2人を見る。

だがそんな男子の1人、宇治宮康介(うじみやこうすけ)がいつもと違う物に気づいた。


「あれ?美雷(みらい)、お前、ポケットに何入れてんだ?」


そう言われ、美雷(みらい)は自分のポケットを見ると、そこには昨日箱の中に入っていたはずの黒いカードが入っていた。


(あれ?いつの間に入れたんだっけ?)


美雷(みらい)が考えていると突然、床が激しく光り出す。


「え?」


突然の事で全員が放心状態になるがこのおかしな状況は止まらない。

突然床に光の模様が浮かび上がったかと思うとより光が激しくなり、目の前が見えなくなる。

そして気付いた時には……


やけに豪勢な建物の中にクラスメイト全員が立っていて……


「おお!よく来てくれた!勇者達よ!!我らに力を貸してくれ!!」


と太ったオッサンが嬉しそうに両手を広げていた。

あらすじ:夏野美雷は幼い頃に両親が行方不明になっている。同じようにクラスメイトの御剣拓真と御剣春奈、竜胆健哉が2ヶ月前に行方不明になっており、その少し前に工藤蒼真が事故で亡くなっている。

そして家には厳重な鍵のかかった箱があったがある日その箱が開いていて中には黒いカードがはいっていた。

その次の日、学校に行ったらクラスメイトと共に異世界に飛ばされた。

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