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世界調整『ティムルド神殿編』1  作者: スシェリー
第2章 妖精との出会い~オマケに最強の少女達とも~
17/35

番外編 並行世界のシェリー

これはあくまでも別の世界線のシェリーの話です。

美雷と関わったシェリーでもなく、後書きに出たシェリーでもなく、もっと別の世界線のシェリーですので。

並行世界No.???


「眠い」

「唐突だけどどうしたのさ?シェリー」


ここは魔王城……ではなく一般的な家。

更にはパソコンやゲーム機など、現代機器が普通にある。

そこには短髪で金髪の少女と、こちらもまた短髪だが、銀髪の少女がいた。


「いやぁ~眠い!」

「さっき聞いた。一体どうしたんだって」


先程シェリーと呼ばれた金髪の少女は机に突っ伏したままだらけている。今にも目が閉じそうなので眠いというのは本当なのだろう。


「だって最近やる事ない……一応”観測”は続けてるけどさぁ?そこまで大きな問題のあるところはないんだもん」

「まぁ何かヤバそうだったらすぐに向かってたからねぇ」

「んにゅ~……ねぇ~何か面白いことやってー」

「唐突すぎない!?」


と言いながらも笑っている当たりこの突発的な言動はよくあることなのだろう。


「だったら何か作ってよ。クレープ食べたい」

「ホントに好きだねクレープ……ねぇ、目がマジ何だけど?」


それはもうギラギラに輝いている。


「だってシェリーの作るクレープホントに上手いんだもん」

「他にも色々あるだろうに……何でクレープだけなんだよ……」

「そりゃぁ初めて食べたシェリーの手作り料理だから」

「すっごい物欲しそうにしてたもんねぇ~作らないよ?」


そう告げられた瞬間、銀髪の少女は分かりやすく落ち込んだ。余程好きなのだろう。


「だったらあとでどっか出かけようよ。最近一緒に出かけてないじゃん」

「……事件に巻き込まれるフラグ?」

「おい待て、私が出ると必ず事件が起きると思っているんじゃぁなかろうな?」

「だってあれだし」

「それ言われると反論出来ない」

「ハイハイ、じゃ、出かけようか、どこ行く?」

「たまには2人っきりがいいし、ルナやタンラフト、あとあの2人が気づきにくそうな所」

「無いね」


シェリーはガチ泣きした。


「んじゃ、デートと行こうか♪」


といわれ、金髪の少女はこう答える。


「おk、だったら”俺”がエスコートしないとな」

金髪「おい前コラ!!何が番外編だよ!色々重要なこと喋ってるじゃないか!!」


元ヤン「と言うよりあの方の名前出さないのか……」


《それはネタバレになるから》


金髪「今更じゃねぇかァァァァァァ!!」


姉御「シェリーが壊れた」

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