表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

トリックアート

その日、ヨメは仕事でしたので、ワーキャワーキャとうるしゃいジャリどもの面倒を見なくてはなりませんでした。

とんでもないストレス。


ばーさまから言付かれた買い物をしておりますと店内に「ハロウィン」のお菓子群が。


あら、もう、そんな次期?

と思いましたが一月程先じゃねーかよ。

気の早い店だな~。


と思ってますと、我らが若大将。当家の惣領の甚六と言えば彼。

息子のご登場でございます。


「これ何?ヾ(´ー`)ノ」


と聞いてくるので


「これは、ハロウィンつって、西洋のお祭りだよ。子供たちが、お菓子をもらえる日」


「ウソ!? お菓子もらえるの?? ウチは7人家族だから7つもらえる!ヾ(´ー`)ノ」


と見事な計算をしておりますが、内一人は自分。いとあわれ。


「ま、その日になったら、お父さんがお菓子をあげるかもね。」


この“かもね”がクセもの。

キチンと約束をしたわけではございません。

その辺の高等テクニックは親になると誰しもが身につけるもの。


早急に忘れさせようつって、公園に行って遊びます。

そして家に帰って餃子を作ります主夫な一日。


そうしてますと、ヨメが帰ってきまして。


息子がヨメの顔を見るなり


「おかーさん、ハロウィンって知ってる? お菓子もらえるんだって!!」


とのたまいますと、ヨメの方は胸を張りましてですね、


「知ってるよ。そんなの。


 トリックアート!!


 トリックアーート!!」

 


と鼻息荒く言ってらっしゃいますので、


「ずいぶん、難しいこと知ってるね」


「そうでしょ?

 こうやって、お菓子もらうんですと?(なまり)

 トリックアート!

 トリックアート!!」



「トリック オア トリートじゃね?」



「(´゜ω゜):;*.’:;ブッ

 そうでした…。>+◯」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ