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蓮華  作者: 橘アユム
1/4

第一回〜始まり

中原蓮華。

一年間思い続けてやっと思いが通じて付き合う事になった。

でも、初デートの時二人で並んで歩いていたら、


彼だけ車に跳ねられ、死んだ。


私はそれ以来、笑わなくなった。





「あの、中原さん。数学のプリント、集めるんだけど、出してくれる?」


「あ・・・はい、どうぞ。」


高校一年になった今も無愛想であまり話さないため、友達は0。

いつも一人。

まわりは、私が怖いと言っている。

高校にもなると、恋バナとかいろいろ話している人も多い。

そんなとき、かならず思い出す。

あの頃の彼のこと。

そのたびに胸が痛くなる。



高校生活一ヶ月が過ぎた頃、一人の男子が話しかけてきた。



「あの、中原蓮華さん、付き合って下さい!」





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