表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

掌編小説集2 (51話~100話)

地獄

作者: 蹴沢缶九郎

辺りを見渡し、自分の置かれた状況を整理する。周りには白装束に身を包み、頭に白い三角の布を付けた亡者たちの姿。という事は、今自分の目の前に流れているこの川は三途の川…。やはり私は死んでしまったらしい。


私は白装束の亡者たちと一緒に舟で三途の川を渡り、しばらく行くと立派な造りの城門が現れ、門をくぐった所で、屈強な鬼が私の所へやってきて言った。


「驚きましたよ閻魔様。お裁きの最中、突然心不全で亡くなられてしまうんですから。さあさあ、まだまだ亡者どもが控えているんで、早く職務に戻ってください。」


うむ、ここは紛れもない地獄だ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 先日、ガイアの夜明けで某引越し会社が蟻地獄の様な会社だと特集を組まれてましたが、それを思い出しました。 短い話の中でブラックユーモア溢れるブラック企業…こういう話の書き方は勉強になります…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ