↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
超短編小説集「日々並々」  作者: 凪海ゆずき
PR
6/7

パパっ子

この作品は、日々、並々に生きる人々の、日々、並々ならぬ出来事や思い出を綴った超短編小説集です。

 「パパ、私、彼氏できたんだ!」


 キャミソールに短パン、下着同然のような格好をした十九歳の娘が、嬉しそうにスマホに表示した彼氏とのプリクラを俺の目の前に突き出した。


 「おう、この前よりいい男じゃねーか」


 俺はぶっきらぼうにそう言い焼酎をグイッとひと飲みする。「でしょう?」とにやける娘を見て思う。元嫁には悪いがこいつはパパっ子だ。


 「俺もお前に報告があるんだ」


 チラッと俺を見た娘が「なに?」と太い声を出した。何かに感づいたのだろう。ゆっくりと居酒屋の中を見渡してから、改めて面と向かう。


 「ガキができたんだ」


 娘は「ふーん」とだけ言った。複雑なんだろう。こいつはパパっ子だ。娘がフッと微笑む。


 「じゃあ、孫と同い年になっちゃうね」


 複雑な気分だ。でも、どこか嬉しい。孫はおじいちゃんっ子になるに違いない。


励みになるので宜しければ感想・評価をお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。