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斉木光の観察記録  作者: マモシ


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7/9

後日談 不思議な女学生

放課後、私は二人の様子を静かに教室の窓から見ていた。

その子と酒井さんの友達がスマホを覗き込みながら、今日の夕食の献立を相談している。


「今日は鶏肉にしようか」

「えー、昨日も鶏肉じゃなかった?」

「大丈夫、特売だし!」

二人の声に、思わずクスッと笑いがこぼれる。


「じゃあサラダもつける?」「うん、トマトが安いって」

手元のスマホを見比べながらあれこれ相談する二人。昼休みに特売情報をチェックしていた理由が、こうして友達との協力につながっているのが分かる。

二人のやり取りには無駄な緊張もなく、自然に笑いも混じっている。見ているだけで、なんだか安心する気持ちになる。


人は単純なことで仲違いやすれ違いを起こす。

今回もそれを未然に止められたことに私は少し安心した。でも、これからは防げない時もきっと来る。そのとき私はどう判断するのだろうか。


きっと私は何も言えずに、ただ見ているだけかもしれない。

だけど、考え続けたい。出来なかったことも、いつかできるようにしていきたい。人はそうして少しずつ前に進むのだろう。


私はそっと息をつき、その場を離れた。

特別な出来事ではないけれど、二人が楽しそうに協力している姿は確かに伝わってくる。日常の小さな積み重ねが、人の思いやりや努力を支えているのだと改めて感じた。

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