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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

フィジカル聖女

聖女はお尻ペンペンがお気に入り

作者: た〜
掲載日:2025/10/05

「聖女よ、お前との婚約は破棄だ。俺には相思相愛の女がいる。魔王を倒したとか言うが結局聖魔法を使ったわけじゃなく身体能力(フィジカル)だけで倒したと言うではないか。それなら別に聖女が必要というわけじゃなかった。武力を集めれば人間の力だけで倒せたということだ」

勇者一行が魔王を倒したことの祝賀と、最も功績の大きい聖女と第二王子の婚約披露をパーティーの最中(さなか)その当事者たる第二王子が宣言した。


「カッカッカッ!言いたいことはそれだけかな!これは、お仕置き(お尻ペンペン)が必要だね!!」

婚約破棄を突きつけられた聖女は、むしろ楽しそうに第二王子をひっ捕まえると椅子に座り彼を膝の上に載せズボンとパンツをひん剥く。これで尻が丸出しになる。そして


バチーン!「ぎゃー!」

ひっぱたく音と王子の悲鳴が響き渡る。


「そういうことはね、きちんと根回しをして!」

バチーン!!「ぎゃー!」

「相手に恥や迷惑をかけないように配慮を!」

バチーン!!!「ぎゃー!」

「しなきゃいけないんだよ!!」

バチーン!!!!「ぎゃー!」


周囲の人々はまるで自分がやられているかのように顔をしかめる。「(うわー、痛そう)」


「これは国王が決めた国の行く末を左右しかねない婚約だということをわかっているのかな!?」

バチーン!「ぎゃー!」

「わたしはこの国の存在を脅かす魔王を倒したんだよ!」

バチーン!!「ぎゃー!」

「もしその私が怒って国を滅ぼそうとする可能性は考えられないのかな!?」

バチーン!!!「ぎゃー!」


ざわざわ ザワザワ ZAWAZAWA

会場中がざわめく。勇者一行が魔王を倒したと言うが実質魔王を倒したのは聖女一人というのは公然の秘密である。そんな彼女が国を滅ぼそうとすれば、それを防げるものはいないだろう。

ヒソヒソと第二王子を非難する声が囁かれる。


「それに、国を滅ぼしうる存在じゃないとしても、国の方針で決まった婚約を不用意に覆せば、その原因となった女性、つまりお前と相思相愛の相手の立場も悪くなるかもしれないよ!」

バチーン!!「ぎゃー!」


それを聞くと、一人の女性が顔色を悪くして後ずさる。聖女とは対象的に色白で清楚な黒髪のか弱い印象の女性だ。

彼女がお相手の女性だろうか

(ちなみに聖女は、男と比べても大柄な体躯。へそ出しタンクトップにハーフパンツという露出多め。筋肉質だが出るべきところは出引っ込むべきところは引っ込んだプロポーション。色黒だが黒人のそれではなく日焼けした黄色人種の肌。短く刈り込まれたいかにも染めてますな金髪であった。)


それにはお構い無しに

バチーン!「ぎゃー!」

「これ思った以上に楽しいね!」

バチーン!!「ぎゃー!」

「とっても楽しかったから、これで勘弁してあげるよ!国もその他一切お咎めなしだ!」

バチーン!!!「ぎゃー!」


そして、ようやく解放される第二王子

「ただし、もし浮気とかして彼女を蔑ろにしたら、わたしの体力が尽きるまでお尻ペンペン(お仕置き)だよ!」


旅の間馬車を引いて馬より速く走り続けたと言われる聖女の体力がたかがお尻ペンペンで尽きることなどあるのだろうか?


「それと、第二王子のおしりには治癒魔法禁止ね!」

第二王子がまともに椅子に座れるようになるまで半年近くかかったそうである。

めでたしめでたし(なのかー?)


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


話は一週間ほど遡る

魔王退治を終えた勇者一行は、報告のために王の御前に参上した

「この度は魔王退治の任、大儀であった。特に聖女は実質一人で魔王を退治したと聞く。褒美を与えねばなるまい」

「カッカッカッ!それには及ばないよ!聖女としての役割を果たしただけだからね!それにお金なら旅の途中でたっぷり稼いだし、地位や領地とかもらっても、ここから立ち去って自分の世界に帰る身の上だからね!」

聖女は王を目の前にしても態度に変化はない。


「だったら『お尻ペンペン』は。いかがでしょう?」

旅の同行者の一人が言う

「お尻ペンペン?男だそれは」

王が問う

「旅の途中で聖女様が話してくれた異世界の物語に出てくるお仕置きの形態です。その時の聖女様はとても楽しそうでイキイキしていて自分でもやってみたそうでした」

「いやー!照れるなー!!」

いや、褒めてないから。一同心のなかで突っ込む。

「それなら、聖女と第二王子を婚約させよう」

「「「?」」」

王が楽しそうに続ける

「そうすればやつは間違えなくやらかす。そしたら思い切りやちゃってくれ!」

「いいのか!?」

聞き返す聖女。言葉とは裏腹にすごくやりたそうな顔

「構わぬ構わぬ。何かとやらかすやつだから、お灸を据えなくてはならないと、常々思っていたのだ。コチラにとっても渡りに船というものだ。思う存分、やってくれ」

王もワクワクを隠そうともしない。一応息子だろう?それでいいのか?

「ところで聖女としては婚約破棄されるという経歴に傷がつくようなことをしても大丈夫か?」

「カッカッカッ!問題ないよ!最悪居なくなるだけだし、自分の立場が悪くならない振る舞いくらいわけないからね!」

爽やか笑顔で答える聖女


こうして婚約破棄の出来レースが開始されたのであった。

第二王子と出番のなかったハニトラ要員は別人です。というか別世界です。

聖女様は出番を奪いまくった聖女様その人です

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