【最終話/真弓スポーツジム】
「その真弓圭介って人が創設したのがこのジム?」
「あぁ,そうだぜ多貝」
OSは獅子宮と一緒にスポーツジムに来て
いた。
「初めてのご利用でしょうか?」
「あ,はーい」
利用規約など諸々にサインして入会した。
「それで獅子宮,夜叉を倒した君の力を
見てみたい」
「はい!僕パワーには自信ありま〜す!」
そう,この獅子宮はなんたって高さ3.6m,体重1t500kgの山の主猪の突進とパンチを合わせて
頭蓋骨を陥没して脳みそをぐちゃぐちゃにして
しまったほどである。
「こちらチャレンジやってまーす」
「ん,,,アレは?」
二人が目にしたのは,アイアンバックチャレンジ
と言うものであった,皆がそれを殴りつけるが
一切合切の衝撃が通らない。
「揺らせるだけで賞金10万円ねぇ」
それはジムに設置された目玉の内の一つであった,毎日磨かれて経年劣化は無し,工事用の廃車
になった建物解体様鉄球式クレーン車アーム
,220m,釣り上げ過負荷は5000トンと言う物を
加工して再利用した器具である。
「なら私がこれを潰しましょう」
「あぁ,やってみてくれ」
こうして獅子宮はチャレンジャーとして
参加する。
「一番巨大なサイズのグローブ?」
「衝撃を抑えた上でやります」
そう言うとグローブ越しにスッと軽く指を
動かし風を切る。
するとなんてことだ,デコピンの風圧でアイアンバックを爆発したかの様に破裂させて破壊する。
「ワォ,グローブだって壊さない程に繊細かつ
精密,だがあり得ない破壊力」
「さぁ賞金を貰いましょうか」
そう言って10万円を受け取ろうとした次の
瞬間。
「おい待てや」
「?」
賞金稼ぎのアンドレと呼ばれる漢が
目の前に立ち塞がった。
「お前は誰だ!」
瞬間,獅子宮が全力の拳骨が飛ぶ,,,が。
「ふん」
「な⁉︎」
なんとアンドレは小指一本で獅子宮の拳から
肩に掛けて完全粉砕骨折,肋骨複数骨折,
腰から足関節に掛けて捻挫と筋断裂,鎖骨にヒビが入るほど一番の渾身の一撃を小指で止めやがる。
「その程度か?」
するとそいつも最大サイズのグローブを
はめる。
「パンチってのはよ〜,こうやって打つんだぜ!」
そいつはベアナックルを衝撃が伝わりづらい
グローブでパンチする。
ぐしゃり,獅子宮の素手の拳を潰す。
「イギャァァァッッッック!」
すると耐久道の一つ意識の力を無自覚に
獅子宮は解放して居た。
［強い気持ち/バンダム］
「漢ってのは大切な者の為に何度だって立ち上がらなきゃならねぇんだよ〜!」
すると館内の床のクッションとプレートに
拳を叩きつけ床には拳型のクレーターを
付けながら床を潰す。
パンチで飛翔してそのまま敵に向かっていき
空中で回転して勢いをつけてぶん殴る。
「うおらぁぁぁ!」
バゴーンと衝撃波が脈動する,6500万ジュールは雄に超えるであろうパンチはその衝撃波
だけでクソ広いドーム型の館内の全面の壁と
窓ガラスを吹き飛ばしかねない風圧が届いて
居た,,,だが。
「はぁ,つまらん」
「な⁉︎」
獅子宮の目に映り込んだ光景それ即ち
全力の拳が奴の顔面を殴りつけるが
一才ダメージを喰らってないと言うことだ。
「邪魔だ」
「うぶオエ」
アンドレのデコピンが鼻に当たると同時に
顔面が大きく陥没しながら獅子宮は吹き飛ぶ。
「獅子宮,,,」
すると多貝が背後を振り向く。
「お前は一体何をしているんだ?」
ビク,冷酷な風がアンドレの身を包んだ。
「なんだよ,俺はそいつが10万を掻っ攫っていく
から俺が実力差を見せつけ」
「だから?なんだよ」
「てっっっ」
顔面がキスするんじゃ無いかと言う程に
近づける。
「それが殴った理由か?」
「は,はい,,,ってなんでお前なんかに俺がビビらなきゃならないんだ!」
瞬間,身長210cm,体重190kgの体格を持つ
アンドレは身体の歴然たる格差でなんとか
意地を張って奮い立たせた闘争心で殴るが。
「それが貴様の力か?」
ガタガタガタガタとアンドレは震えて居た。
「今のは風鈴って体捌きさ」
完全な脱離,筋肉の弛緩と全身の個別の筋肉を
流動的かつ全体的に制御ができる様になるほどに極めた者が行き着く体捌き。
攻撃を受けた際に反射的に力んでしまうの
を避け,逆に力を抜いて相手の攻撃の力を
吸収して空に拳を放たせた様にさせる技術,
インパクトを完全に離散させスーっと
透ける。
「早く殴れよ」
アンドレの防衛本能を逆撫でし死ぬと言う危険を感じさせるほどであった。
「ならば!」
っと言いポッケに入ってるサックを装備した。
「アドレナリンが止まらねぇ」
死の危機感が呼び覚ました脳の解放,サックの
装備,もはやアンドレの破壊力は先程の手加減の
100倍は強くなっている。
「喰らえやァァァ!」
そう言いアンドレはOSにパンチを叩きつける,
だがしかしアンドレは先程の獅子宮の渾身と
同様に身体の骨や筋肉の諸々に負荷と傷が入る
ほどのパワーをなんと。
「防ぐことすら面倒くさい」
なんと風鈴すら使ってくれなかった,つまり
全ての衝撃を吸収したのだ,攻撃が当たる瞬間
当たる部位の筋肉を一気に弛緩して攻撃を
反撃する形で動いたのだ。
その上で放ったのに小指どころか首の筋肉で
拳を止めやがったんだぁ!
「さっき言ってたな獅子宮に対して」
「そんな程度か,,,って」
「なら,じゃあ次は俺の番な?」
「そんな程度か?」
そう言ってOSは前方に広範囲の攻撃を全力（風）で繰り出した。
「フン!」
「ヒィ（ギリギリ避けれる!）」
っとアンドレに背中を見せる,背後の防御を完全に捨てるというものだ。
「（不意打ち貰いぃぃぃ!）」
バゴ,その一撃は。
「グフ」
アンドレの右脇腹に深く肘を突き刺した。
そう,相手がその隙を突いて死角から背後を
狙ってきたタイミングを逆に利用した視界から消えた相手を迎撃するカウンターである。
「痛いぃぃぃ!」
「獅子宮はなぁ,格上であろう貴様に挑んだんだ,
それなのに貴様はたかがその程度の一撃で,俺は
少し遊ぶつもり服の下に隠しながら家から
ハンデに重り両腕に100kgずつ,両足に200kgずつ,肩から腰にかけて合計500kg,計1トンと100kg付けて来てんのに,貴様ほど弱い奴は
見たことが無い」
ハンデをつけたOSにボロボロに自尊心も
肉体も削られたアンドレはもはや死ぬ寸前
だった。
「今から更に目隠しと脳を解放出来る様に人
は脳をセーブも出来るワザとセーブして弱体化
出来るアレをやる」
人間の反射神経,また情報処理速度は
一般的に12フレーム程度,アマチュアや
経験の浅い格闘家レベルだと7や8に至る
事もある。
だが今封印したOSは一般すら下回る。
「ははは!なら簡単だ!」
っと次の瞬間アンドレは人間が反応出来る
速さを凌駕するマッハ4.2からの速さの域
であるその先の速さでパンチを叩きつける,が。
パスん。
「は⁉︎」
「弱い,あまりにも弱い」
くそ弱体化したOSに叩き込んだ全力は,
小指の先だけで最も容易く防がれてしまった。
「何故だ!」
それは未来視に等しい予測からなる芸当
だった。
「次は俺な」
指で身体をバラバラにする,指先で軽く軽く
撫でるだけで人間を殺したのだ。
「はい終わり」
そう言ってまるでティッシュをビリビリに
破く位の感覚のOSは,アンドレに圧勝した
のであった。
場所は変わり裏の通り道。
「オラァ」
「ウブゴア」
烏丸翔太と言う喧嘩を稼業,商売として居る男が居た。
「ゴラァ!」
「ガハ」
不意打ち,頭突き,金的をしまくる。
「ずるいにも程があんだろ!」
「ぐは」
烏丸は攻撃を喰らう,が。
「ブゥゥゥ!」
「んな⁉︎」
勢いよく血を飛沫して目潰ししたりなど,潜在的な喧嘩の天才であった。
「ハンニバル」
「その名前で呼ぶな大嶽」
コードネーム,298のハンニバルと言う
異名がある,苗字が違うが大嶽と烏丸は
兄弟中にあった。
「まだまだだなぁオラァ!」
「グブゥ」
2m,150kgの巨漢だがバク宙や倒立を軽々と決め更には利き手じゃない左手の小指だけで
身体を支えることが出来る。
「もう13人は叩き潰したぞ」
「最近はグレた半生が多いなぁ」
「あぁ,あいつら大群で来る気だぜありゃあ」
目の前には数十人また来やがった。
「おらぁこいつに覆い被され!」
「はぁ?」
すると全員がハンニバルこと烏丸にのし
掛かる。
「,,,（俺様を下敷きにしてんのか,,,）邪魔だぁ,
ボケナスどもゴラァ!」
地割れを起こして衝撃波を発し周囲を吹き飛
ばす衝撃波。
「オラァァァ!」
「うわァァァ」
数十人は軽々と数百m横にぶっ飛ばす。
「はぁっはぁっはぁっ」
壁を数枚破り壁に叩きつけられて尚も
奴らは動く,,,が。
「おい冨樫!冨樫ィィィ!,,,地獄でまた会おうや
冨樫」
彼方では死人が出て居た,烏丸の前に立ったそいつは叫ぶ。
「地獄に一緒に行こうやぁぁぁ!烏丸!」
するとそいつはピストルを取り出す。
バンバン,放たれたそれは,真っ二つになって居た。
「初めて弾丸なんか切ったぜ」
弾道を予測したんじゃないかって?違う,烏丸は
見えてしまったのだ。
完璧に流す推進力を分散させピストンの球を
指一本で防ぎ更に綺麗に,まるで刃物を使ったかのようにスーっと切ったのだ。
「これだけや思うなやぁ!」
バンバンと更に打つが。
「ふ〜む」
手首を回転させる,螺旋掌底拳を空に放ったんだ,するとどうだろうか,渦状の風圧は球を
絡め取り勢いを失った弾丸すら壁に埋まった
じゃあ無いか,火薬による威力も推進力も無い
4gがそこらの空弾がだぜ?鉄筋コンクリートに
うまっちまうんだ。
「ヒィ」
「そんじゃばいなら」
［衝撃押潰/アタック・スタンプ］
ブォン,まさに空間を抉るに等しい一撃は,
小柄な体格に鋭い洞察力と高い素早さを持つ
不良を一撃で消し潰した。
「あいもかわらず,あり得ないパワーしてんな」
「そうかな?」
そう言って二人は仙道会に帰って行ったの
だった。
【裏設定及びミニ情報,作中に明言されてない技術や使える技など】
OSは鉄力が使えます（血液を一点に集中させて肉体を肥大化,硬化させる力です,,,生命に当ては
めるなら勃起に近い現象です）。
心臓の鼓動に合わせたインパクトは,鼓動の衝撃波でも攻撃可能,「確かこうだったか?」みたいな感じでただ心臓の鼓動だけで人をバラバラに
したりできます。
［無死角歩法/スニーキング］
意識外に出ると言う,まぁ瞼の瞬きに合わせて
ズレる事により誰にも認識されずに違和感すら
感じさせず,複数人が居てもまるで初めから居なかったが如く忍べる歩きができます,まぁSOは
そんな事しなくても良いくらい強いですが。
CQCの間合いが非常に長距離に渡る故に
領域内では無敵に近い。
猫騙しを拡大して意識を一撃で刈り取り気絶
させるビンタを使えます,白鯨に使った意識を
無理矢理戻すのもビンタが行えます。
自己嫌悪の積み重なりから成る鬱,これは
獅子宮,OS,白鯨が使える災禍転覆や不倶戴天
などで発動します,正直言って鬱になった奴は,
一番厄介です。
純粋に澱みがない,自然的過ぎる動作に
一切合切の殺意や殺気は孕まない,無殺気の
動き,緊張を持たない故に無い隙を生み出して
突けます。
隙さえあれば瞬殺可能つまり,攻撃速度が相手の運動また反射神経を上回る速さなら,何があろうが勝てるような技もあります,気づいたら腕がチョンパされている［チョッパー・スラッシャ］ほぼ手刀な技,みんな使えますが,無意識的に
危険察知をする目（黒いモヤがかかって見える）とか置配など技術があるために,速さで
上回って居るからって勝てないとなる技術です,
強いけど対策可能。
大嶽について,まず彼は相伝意識と言うものを
持ち数万年の歴史,経験の蓄積されたる者です。
生まれた頃から強く,鬼ごっこで残像が見える
などしました,宍道より肉体が弱くて速すぎて
目が焼けて失明しました。
鼻呼吸と腹式呼吸などと違う特別な呼吸方法
とされている酸素管理技術,これはアンストッパブルを使える全ての人間が可能なことなのだが,
肉体の老化をセーブ出来るのだが,それを
し続けて居て先代の大嶽はまだ生きて居る。
一挙手一投足は常人には視認すらできない速さに足音を完全に消す歩法,畏怖と尊敬の念,飴と鞭と劣等感を使う絶対的な信頼感の植え付けで
スパイとしても超一流の技術があり,今までに
世界各国の悪代官を誰にもバレずに殺して
来た。
速度差を埋める技術,置配と言う技術もあり,
自身より圧倒的に早いやつだって殺せる,
「いつでも掛かって来い」ってな感じで
隙が一切見えない。
鋭い洞察力とあらゆる状況にも冷静に
対処できる能力がありスリッパを履きながら
背後からの銃弾を避けるついでに敵から見ぐるみを全て剥がせるくらいに強い。
不意打ちの天才であり,聞こえない足音で
気づかれる前に敵を手刀で斬り殺せる,更に
銃の扱いに長けて居て新幹線に乗ってるやつをよそ見しながら当てたり,指に内蔵された小型銃,超小口径で0.1gほどしか無い弾丸で新幹線の上から蚊を一発で仕留めるなどスモールガン
以外にも,狙撃の精度が非常に高く,長距離からの的確な射撃で数多の賞金首を殺して居る。
戦闘時は意識的にランナーズハイに達する
呼吸法により大量のアドレナリンが分泌されて
いておしゃべりに成るが普段は寡黙な男。
どこに敵がいるかわからない状態で,次々と
味方が射殺されることから失踪の鎌鼬の
二つ名を持つ,また家族には猟師や農夫として
働いて自然と生活してその中で培った観察力
や技術を持つ父親からスナイパーの技術を
受け継いでいる。
また殺し屋って事で多彩であり超人的な
変装技術や環境を利用して敵を惑わす戦術,
簡単にクマの首を捻る技術,のらりくらりと敵の意表を突く技術,心臓部に抜き手をして生きたまま心臓抉るやばい技とか色々あり,真田や難波と
同格。
殺気を隠して近付いたり,殺気で相手を怯ませたり,本番に物怖じしなかったりと言う才能なら
大嶽は3番目,1位は経験に優れてる難波です,
自由奔放な感じが自然に溶け込む真田は2位
です,大嶽は取り繕ってる感じが抜けない。
まぁだからって呑気で楽観的過ぎて
逮捕されても鼻歌を歌うくらいの真田と
同格にはなれませんがね。
難波は身体から全自由を奪う難波流柔術を使え
て,石井巳塩と全盛期渡り合っていた実力者
です,なんと言っても両者触れたら即終了の
怪物ですからねぇ,しかも手首の脈を引っ張って
心臓を抜き取るあの技も使えたりします。
難波は若い頃,国家精鋭部隊に所属して居ました。
様々な経歴を持っている,陸上自衛隊,
空軍,海軍諸々を転々として最終的には
傭兵から殺し屋になった。
何故そんな場所が変えられるのか?簡単な話し,
扱いきれないんだ,手に余るほど強いコイツを
誰一人として扱いきれないんだ。
全身傷跡が当たり前の筈が,難波は無傷なのだ,遅筋も速筋も一つ一つの筋肉繊維単位で強い。
過去に体得した軍事形式の専門的な戦闘技術と言う長年の経験があり,10000人のメンバーが僅か5人のメンバーまで減少する程の特別な
訓練を軽々行きました。
殺し屋なら皆そうだが,彼は生まれた頃から,
生命を奪う事に躊躇いがなかった,それ故に
人を殺すことに躊躇がなく,拳銃の引き金を
引くことにも躊躇がない。
相手を油断させる事が得意であり,例え同格の
暗殺者だろうが,難波の暗殺を防ぐことは
かなり難しいだろう,躊躇と言うあらゆる体
を止める概念の一切合切を持たない故に
暗殺者としてこれほどに強い精神性の
奴は居ないだろう。
次に真田について,団結力に優れた120名の
さまざまな武器の使い方を学んだ長い戦場
訓練の経験がある元兵士達の国家反逆を
起こす前に,待ち伏せして罠に引っ掛けて
僅か3秒程度で皆殺しにするなど。
才能に満ち溢れて居た,初めて人を殺した時,
無表情だった,当たり前過ぎてしまった,故に
ど素人の様な歩き方や呼吸の仕方でプロすら
完全に油断してしまう。
情報分析また洞察力に優れて居て,一目で
弱点を理解する,一番拷問が上手い,難波に
続いて様々な車種の運転が上手いなど,
ちなみに一番料理が美味かったりする,
先輩の難波が大好きである。
宍道について,回転して蹴り潰す体術が得意で
あり前周り回転蹴りで空気を吹き飛ばして,
高層ビルを粉砕したことがある。
恐怖的束縛つまり畏怖を頼る支配を嫌い,
信頼関係と言う原点を主軸にした真なる
カリスマ性を持った人格者。
欲望,暴力性,残虐性の一切合切を抑制する為に
鍛え続けた,自重訓練各部位にしっかりと効く
フォームと負担が完璧に掛かる秒数で1000回を毎日行い遅筋と速筋を鍛えた末にミオスタチンの病気を克服した。
世界について,SUT細胞と言うものが見つかっている,それは肉体を構成する箇所,筋肉,骨,皮膚
にも変異可能な超細胞,繰り返し分裂と記憶を
して癌すら上書きして消すようなものがある。
それを使用したクローン媒体実験などされて
居て一人目,二人目,三人目の総理大臣の影武者が生まれたりしてる。
