【2.5話/OS潰し】
「それよりだ冴島」
「なんだよ」
「あの OSと言う奴,明らかに肥満じゃねぇ」
「はぁ?」
「腹に脂肪比率が集約してるように見える,だが
その実あの首の太さや広い肩幅がなで肩に
見えるほどの僧帽筋やあのヒッティング
マッスル,整体医学的観点から言わせて貰えば
明らかにただの肥満じゃねぇ」
「俺もそう思う,一撃でしかも多分即死,
壁に激突する前に攻撃を喰らって
死んだな」
「おって言うかさ,あいつじゃね?」
「多分」
歩いて行った先,そこには OSが居た。
「,,,」
「OSテメェ俺の獲物を奪いやがったな?」
「ごめんなさい」
「ごめんで済めば警察はいらねぇ!」
「おい鮫島!辞めろ!」
だがしかし,既に拳は放たれていた。
「ガハ⁉︎」
「(マジか,鮫島の野郎,あのOSとか言う奴の人
の体に一撃で拳型の風穴を開けやがるほどの
一撃を耐えやがった)」
「へぇ,ちょっとはやるじゃ無い,待ってよ」
「なんだ!」
「君の肘,筋肉の動きに違和感がある,確かに
筋肉で補強して一般人目線なら違和感は
無いだろうけど,僕わかるんだからね?」
「,,,」
「整体師とか目指してる?」
「目指してねぇよ」
「家族にいるかな」
「なんで答えなきゃならねぇ!」
「父親の職業柄,私はスポーツ医療に精通して
いてね〜,多貝壮太朗って言います,あ,名乗る
ついでに,チャンネル名はオオガイとソウタロウのイニシャルを取りOSにしたよ」
「は?あぁ」
「ちょっと話が逸れてしまったね,私が
言いたい事を結論から言わせていただくと,
怪我人を潰すほど私は落ちぶれちゃいない」
「舐めてんのかぁ!あぁ!」
「あぁ舐めてるよ」
「このジジイ!」
「は?年の差はあんまり無いだろ」
「,,,は?」
「今年で高校生じゃボケ!」
「ハァァァ⁉︎(雰囲気に貫禄を感じる)」
「昔俺ヨォ,時速約800kmに至るスポーツカーの
ブラック・アンブレラに轢かれたんだが,
背中に喰らったそれより重く速かったぞ⁉︎
お前成人してるだろ⁉︎」
「パンチ力と年齢はイコールにならねぇよ」
「じゃあ続きしようぜ!」
「やだよ」
「なんで!」
「悪人潰してるだけなんだもん」
「あ?」
「今からやばいやつを倒しに行くから,
遊ぶ暇無いんだよ」
「そいつは強いか?」
「マジ強いぜ,事件に関しても規模が大きいが
奴自身のステゴロもやばい」
「なら俺らも行こうぜ」
「あぁ!」
こうして三人は,そのやばい奴を
倒しに行くのだった。
「さっきは,すまなかった,よくよく考えたら
お前いい事してるだけやし」
「わかってくれて良かったよ,君名前は?」
「ワシは鮫島蓮司,こいつは冴島流星」
「改めて名乗ろう,俺は多貝壮太郎」
「ソウってこれから呼ぶわ,ソウ,それで
こっから何処に向かうんだ」
「奴がよく居る場所さ」
「よく居る場所?」
「夜叉と呼ばれし男がよ,居るんだよ」
「夜叉?」
「あぁ,裏格闘技を支配してる奴がな」
「はぁ」
こうして三人が向かって行った先には,
マフィアのボスの様な風貌の大柄な漢が
立った居た。
「嗅ぎ回っているのは君かな,OS」
「,,,」
「そこの君らは,まぁいいか,どうせ殴り込みだろ?なら私が勝てば私が好きにさせてもらうよ」
「勝つだってよ,出来もしないくせガハ!」
気づけば夜叉は鮫島の腹に軽く一撃を
お見舞いしていた。
「か,,,」
「鮫島!テメェ!オラァ喰らえや!」
「ほう良い指だ,また前腕も深指屈筋,浅指屈筋,長母指屈筋に至る部位が非常に良く鍛えてある,
遅筋,速筋のバランスまで良い,指先も部位鍛錬により骨が高い骨密度を持って居る,貫手や
指トレをして来たな」
「だからなんだ!片手の小指の先だけで腕立て伏せが出来るほど,鍛えてるわぁオラァ!」
「突きがまるで槍だな!」
「だけどなぁ,確かに猛禽類の様なその指は
強いのかもしれない,だがしかし所詮は
肉体は道具,使う奴が二流じゃ宝の持ち腐れ
だぜ?」
次の瞬間,夜叉が急加速する。
「な⁉︎何処に行った⁉︎」
ツンツンと肩を小突く。
「そこかぁ!」
「甘い!」
次の瞬間,冴島の腕があらぬ方向を向いた。
「は?」
「歪組を喰らって尚千切れないとは,しなやかな
事や」
「間接をサバ折にされようが無駄や!」
そう言うと後ろに引いてそのインパクトを
遠心力に換算して腕を嵌め直す。
「ワォ」
「夜叉ァァ!」
そう言うと多貝が殴りにくる。
「おぅ」
だがしかし。
「甘いぞOS!」
身体をグニュグニュと動かす。
「ははは!」
夜叉は肋骨や背骨,肩甲骨等身体を形作る
約206本の骨全体の間を剥がせるのだ,
自己も他者も。
故にして。
「響かんぞぉ!」
バゴーンっと重く一撃が放たれた。
骨を利用した大まかなマッスルコントロールにも優れて居る,まるで力瘤が動いてるような動作を可能とし全身を個別に力を入れることが
出来る,それを使って床をパンチして浮かび
上がってダブルパンチをかましたのだ。
「んな⁉︎相性最悪過ぎるだろ!」
「くっそガァァァァ!!!」
そう言うと冴島と壮太郎はやられた。
「,,,ふぅ,君達をこれから夢のイベントに
参加させてあげる」
こうして三人は担がれて連れて行かれるのだった。