7話
走って二十分程度の時間がたった頃森を抜け平原に入ったちょっと後のこと。
目の前には木でできた門のようなものが見えてきた。
あれが街かー、イメージあれだな、モン○ンの村だな。
流石に街の手前で身体強化を切り普通に歩いていく。
門の手前で衛兵みたいな人に止められたが、旅人だと説明したら入れてくれた。
「へー、この街は木造が多いんだなぁ」
「まぁ、街というより町だけどな」
「そうだけどな、まぁ、とりあえず冒険者ギルドに行ってみよーぜ」
んー、冒険者ギルドかぁ。
どこだ?
ミニマップを見てみるとギルドっぽいマークがあったのでとりあえずそこに行ってみる。
その建物にはなんというかカッコイイマークが付いてる場所だった。
え?小並感だって?
そんなこと知らん!
「冒険者ギルドってこれだよな?」
「たぶん?」
二人してよく分からないので首を傾げていた。
『大丈夫ですよ、これが冒険者ギルドです。』
良かった良かった。
安心してギルドの中に入っていくと左側に酒場のような所が広がっていて、正面に受付のような場所があった。
あそこに行けばいいのか?
二人並んで受付の場所に行くと受付嬢が居た。
あ、この人結構可愛いn痛っ!!!!
......受付嬢を見ていたらレイに全力で足を踏み抜かれた。
「ようこそ冒険者ギルドへ!なにかご用ですか?」
「俺とこいつ、二人登録をお願いしたいんだが」
レイを指さしつつそう言っていると
「おいおいおい、こんなちまっこい奴らが冒険者なんて出来るわけないだろ?」
なんか体がでかいおじさんが話しかけてきた。
うわぁ、結構酒入ってそうだなぁ。
「大丈夫だぜ?これでも意外と腕がたつと思うぜ!」
レイがそう言ったのだが
「ガッハッハッ、お嬢ちゃんが?笑わせる、腕がたつって夜のかな?」
そう言うと酒場?の方で大きく笑いが起きる。
その後に俺の方を見てきて。
「おい坊主、そこの嬢ちゃんを寄越してここを立ち去りな、おめぇのようなちみっこい奴が来るような場所じゃねぇんだよ」
そう言ってレイの手を取り
「嬢ちゃんの腕を是非とも見せてもらいたいねー、今からでも良いぜ?良い宿を取ってるからよ」
「いやっ!」
レイが怖がりつつ振りほどくと
「チッ、てめぇは大人しくしてりゃいいんだよぉ」
拳を上げてレイに殴りかかった
ちょっ、
気づいたら身体が勝手に動いていておっさんとレイの間に立っていた。
っぶねぇ、
間一髪のところで間に入り拳を止めていた。
「ふざけんなよ!」
おっさんがもう一発俺に向かって殴りかかってきた。
レイに手を出されたことで流石に俺もイラッときてしまっていたようだ。
気づいたら俺はおっさんを殴り飛ばしていた。
そのおっさんは殴られた衝撃で飛んでいって丁度クエストから帰ってきたであろうパーティーが開いたドアを抜け吹っ飛んで行った。
「「「..................」」」
「俺のレイに手を出すんじゃねぇ、このクソ野郎!」
そう吐き捨てて受付嬢の方へと振り返る。
「俺のレイ、俺の、オレの?」
『マスター、隣でレイが壊れていますよ?』
レイは顔を真っ赤にして下を向いているがカナデは気付かず登録の手続きをしようとしていた。
「それじゃ、手続きお願いします。」
「えっと、」
「なんの騒ぎや!!」
ドタドタドタと酒場奥の階段から走ってくる髪がツンツンしているおっさんがいた
「ギルマス、この子とナイルさんが喧嘩したんですよ」
あのおっさんナイルって名前なんか
「んあ?ギルドで殴り合いの喧嘩はご法度って言っているだろうに」
そう言って睨んできたので
「俺はまだ冒険者じゃねぇ、それに先に殴ってきたのは向こうだ俺は悪くねぇ」
そう言うとギルマス?が受付嬢の方を向く。
受付嬢がうんうん頷いたのを見てギルマスが
「ウチの者がすまんかった。迷惑をかけちまった」
頭を下げてきた。
いや、悪ぃのはあのナイル?とかなんとかって奴だろ。
「頭を上げてくれ、俺らみたいになるような事が今後ないようにしてくれればな」
「すまない恩に着る」
そんなことより早く冒険者登録を終わらせたいんだが。
なんか注目浴びてて嫌だし。
『それはマスターのせいなのでは?』
それを言ったらお終いってやつや。
「少年たちは何をしに来たんだい?」
「冒険者登録をしに来たんだ」
「そうか、ようこそ冒険者ギルドへ!」
そう言ったあとツンツン髪のおっさんは戻って行った。
そういえば吹っ飛ばしたおっさんはどうなったんだ?
まぁ、いっか。
「......手続きしましょうか」
受付嬢がそう言ってきたので頷いておくのだった。
最近はじめた作品が2つほどありますので良ければ見ていってください!
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