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22話


さてと、探しますか。


と言ってもそこまで探すのが難しい訳では無い。

敵自体の場所は分かるのだ。


だがまぁ、モンスター名とかが分かる訳ではないので時間がかかるが、そうだなぁ......


魔力を練ってその魔力に自分の意識を乗せるイメージをしてその魔力を上に放って花火のように霧散させる。


あ、出来た。


イメージしていたのは広範囲への視界の拡大。


広げた魔力の範囲だけ自分は意識すると情報を読み取れるようになっていた。


「とりあえず1匹だけ見えた、そこに行こう」

「何の話?」

「たぶん、カナデが魔力を放ってたからそれで分かったんじゃない?」

「魔力を放っただけで敵の場所が分かるなら苦労しない」


まぁ、そりゃあこの世界ではイメージで魔法ってことじゃないんだろうし厳しいんだろうけど。

そこんとこどうなんだろう?


『確かにその通りですよ、そもそもこの世界での魔法はどちらかというと詠唱魔法が主流です、無詠唱の方が少ないですし、イメージだけで魔法を使う人は少ない数に限られるでしょう』


だよなぁ、まぁ、それを伝えようがないしな、でも無詠唱で魔法を使っててもシャルルは何も言わなかったけどな。


『あくまでも詠唱が主流なだけで実力者は無詠唱ですし、シャルルさんは強い人について行ってって、やっているようですし見たこともあるのでしょう』


なるほどね。


「まぁ、行けばわかる」


ラッキーなことにそこまで遠くなかったので歩いていくと見えてきた。


「あれか」


そこには緑色の鱗に包まれた竜が居た。


けど、そこまで大きくないのか。


大きさは大体3m程度、鋭い爪や、足の筋肉の発達具合など中々なものだが。


「んー、凄いテンションは上がるけどやっぱり物語の通りワイバーンは竜種の中で最低ラインなのかもね」

「そうだな、普通に弱そう」

「二人とも何を言っている?」


ん?聞いてなかったのか。


「まぁ、こっちの話だ」

「聞こえてはいた、けど弱そうって言ってなかった?ワイバーンは強い」


なんだ、聞こえていたのか。


「竜種の中ではどうなんだ?」

「それは、多分最弱のはず、格でいえば」


ほらな?やっぱりそうじゃんか。


「どうする?レイがやるか?」

「んー、まぁそうだねぇ......」


あまり乗り気では無さそうだ。


やっぱり龍といったらこう、バーンとデカいのを期待するからなぁ、拍子抜けだったのかもしれないな。


......と思っていたらいつの間にかレイは魔力を放ち、氷の塊を浮かしていた。

というかこれは......


「こおりのつ〇て!」


威力40、効果はバツグンだ!


うーん、やはり竜には氷かぁ、もしくは、竜に竜をぶつけるかなぁ。


「一発で仕留めた......カナデも化け物だけどレイも化け物......」


おめでとうレイ、君もこっち側の人間だ!


ニコーと笑いながら見たら全力で睨まれた。

というか体が痺れたように動けなく......ッ!

さては殺気!


「カナデ、ふざけてないで次探す」

「はい、すみません」


ガチトーンで言われたのでさすがに真面目にやろうと思う。

さて、次はっと......

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― 新着の感想 ―
[一言] もう少し二人旅を見てたかったが早くも邪魔者が登場しちゃったか~。
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