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18話


俺たちは新たに銀髪で狼人族のシャルルを仲間に加え、街を目指そうとなったのだが。


「あれ、もう着いた?」

「オルタ、馬車で二日って言ってなかったっけ?」


村を出て6時間、シャルルとの戦闘時間も含めてだが、走り続けていたら着いてしまった。


『馬車で二日とは言いましたけど馬車の速度の何倍も出して走れる人達の時間は言ってませんよ?』


えぇ、まぁ、たしかに走ってる時に馬車を追い越したり対面から来てた馬車の人達の絶叫が聞こえたりしたけども。


「ねぇ、そのオルタって人って誰?私知らないんだけど」

「まぁ、いつか会うかもしれないし会わないかもしれない人だと思ってくれて構わないぞ」

「まぁ、あんたの交友関係はどうでもいいけど私だけ仲間外れみたいで嫌」


どうでもいいとかいいやがったぞ、こいつ............


どうやらシャルルと会った場所はかなり街から近かったらしくシャルルの速度に合わせてもすぐに着く距離だったのだが、街に来る間に結構話して仲良くなった??のでシャルルは素で喋るようになった。


『まぁ、会うことは無いですけどね、私はマスターの一部ですから』


お前は俺じゃなくてオルタなんだから、まるで自分が物みたいに言うな。

俺の一部じゃなくて運命共同体みたいなものだろ?


『えっと、はい......ありがとうございます』


「止まれ」


城壁?みたいな検問?みたいな所で門兵みたいな人に止められる。


「身分証を提示してくれるか?」


えっと、どうしようか、なくね?


『ギルドカードでも大丈夫ですよ?』


お、そっか


ギルドカードを出す、それを見たレイがギルドカードを同じように出した。


「星付き!!?いえ、失礼、ありがとうございます」


星付き?

そういえばギルドカードに星がついてたな。

あれってなんの意味だ?


『まぁ、しばらくすれば分かりますよ』


いや、そうかもだが。


後ろからのそのそとシャルルがギルドカードを出してきた。


あ、一応冒険者だったのか。


「っ!!?銀狼のシャルル!!?これまた凄い人達が来たものだ......」


銀狼?まぁ、いいか。


「あの、入ってもいいですか?」

「あ、はい、ようこそバムレスへ」


見送られながら街に入っていくと、


「おぉ!中世っぽい家がめっちゃある!」

「あはは、レイ、少し落ち着け」

「む、ごめん」

「二人は田舎からでてきた?」


レイがテンションが上がりまくってしまいそれを宥めていたらシャルルから上京してきたのか?みたいな質問をされてしまった。


「んー、田舎ではないかな」


まぁ、田舎ではないわな。

むしろここより都会だが。


「ん?それにしても初めて見たみたいな反応をしてる」

「まぁ、ちょっと俺らは特殊でな、シャルルが俺らに言えないことがあるように俺らも言えないことがある」


シャルルの耳がピクっと反応した。

む、こういう反応はクセの場合があるから今後に役立つかもしれないな。


「......なら、仕方がないということにしてあげる」


『なんか、今のはズルいですね、マスター』


まぁ、しゃーなしってやつだ。


「この後はどうするの?」

「とりあえずギルドに行くぞ、今俺らは金がないからな」

「あー、あれを受け取りに行くんだね」


シャルルは首を傾げたが後ろからしっかりとついてくるのであった。


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