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15話


「さて」


とりあえずスキルのマップを見てみるか。


確かバムレスだったよな?


見てみると今の街より南東の方向に進んで行くとあるようだが。


んー、距離感がわからん。


なぁオルタ、どんくらい時間かかるんだ?


『最初から聞いてくれれば答えましたよ、そうですね、この街から馬車で大体2日と言ったところですかね』


フム、なるほどな。


となると、野宿する必要が出てくるのか。


って、金がないんだった!!

そうだわ......そういえば向こうで受け取るって言ったんだった......


「なぁ、カナデ!早く行こう!」

「お、おう」


このことをどうやって伝えたもんかなぁ。


『マスター、大丈夫です、全速力で走れば問題ないはずです』


何を言ってるんだ?


『私のことを信じてください』


え?信じてるけど?

ま、とりま走れってことだな。


門をぬけ南東の方向に道が伸びているのでそこを走ることにする。


えーと、身体強化をしてと。


「さて、走るぞ、レイ」

「分かった!」


レイもどうやら身体強化を使ったようでしっかり着いてきている。


「なぁ、レイ」

「なーにー?」

「もっと速度出す方法とかねぇかな?」


ただ走るだけではなくなにか効率的な移動方法はないのだろうか。


「んー、風魔法で空気抵抗をゼロにするとか?」

「お、それいいな!」


だけどどうやって空気抵抗を無くすかだよなぁ。


んー、あ!俺の外側10センチ程の場所に風のベールみたいなので包んで風を受け流すか?

俺の体自体には空気抵抗が行かないはずだから行けるかも。


しっかりと魔力とイメージを感じながら魔力を放つと体の周りが淡く緑色に光............った瞬間にいきなり速度が跳ね上がる!

うぉぁっ!!?

ビックリした......

まぁ、結構な力が空気抵抗に持ってかれてたからそれが純粋な推進力になった瞬間に爆発的に跳ね上がったといったところか。


少し力を落としてレイに速度を合わせる。


「カナデ、いきなり速度が上がったけど大丈夫か?」

「おう、さっきの空気抵抗をって話をしたろ?それを魔法で無くしたら一気に速度が上がったんだよ」

「あー、なるほど、ってことは」


と言って目をつぶったので恐らく同じことをしようとしているのだろう。

と、思ったらグンッと速度を上げ置いてかれそうになったので自分も速度を出す。


「うわっ、びっくりした......一気に上がったね」

「まぁな、ってか今速度どれくらいなんだろうな」

「さぁ?」


うーん、どんくら!!!???


ザザーーーッと一気に止まる、どうやらレイも気づいたようで俺の隣で止まっている。


なにか殺気を飛ばされたような気がしたのだ。

方向的にはこっ。

そちらを振り向いた瞬間目の前にはなにか物体があった。


危ないと回避すると連続で攻撃が来てそれを回避していく。


(レイ!)

(分かってる!)


丁度俺は今風のベールで守られているので風魔法は効かない。

なのでレイが風の刃を不明な生物へと向け攻撃したのだが。


「ガウッ!!」


謎のやつはバク転をして回避した。

そこでやっと攻撃がやみそいつの姿を見れたのだが。


「獣人?だよな?」

「たぶん?」


そこには狼っぽい女の子の獣人が居た。


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