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03衛兵隊長

一体こいつはなんなんだ!

目の前の少女を見ながら俺は途方にくれていた。彼女は俺がリーダーを務める見廻り部隊の一人マルクが保護した身元不明の存在だ。マルクは正義感厚く、真面目で優秀であったため奴の話が正しいだろうと思って現在事務所にいる職員の中で一番位の高い俺が対応しているのだか、ホントにこの子は上流貴族の子供なのだろうか? 

確かにその見た目の美しさは誰でも彼女が身分の高い者であると思うだろう。赤というよりは薔薇の色に近い腰まである綺麗な髪、陶器のように滑らかそうで白い肌。幸は薄そうだが、見る人が守りたくなってしまいそうな整った容姿。年齢はまだ10にも至ってないように見えるが、将来は絶世の美女になるのを容易に想像できる。そもそもこんな子がスラムにいれば話題になり、俺たちも顔を忘れないはずだ。だから彼女が誘拐もしくは迷子、発見場所的には前者の方が可能性が高いがまずスラムで生まれたということはないだろう。

しかしここからが話が進まないのだ。彼女に何を話しかけても聞こえているのかいないのか、ほとんど反応はなく、たまに喋りだしたかと思うと支離滅裂な言葉を発するのみ。ホントにこいつは貴族なのか? もし貴族なら一体どんな教育したらこんな奴になるんだよ! 姿は貴族でも中身は自分の名前すらまともに言えないやつじゃないか! あーどうするかな。ほんの少しでも貴族の可能性があるならこちらからは強い態度は取れない。スラムじゃないとするなら町の子供かもしれないが、これだけ美しければ町でも噂になるだろう。となると遠くの町か? くそーめんどくせぇな。それもこれもこのクソガキのせいなんだが。仕方ねぇ、見つかるまで預かるしかないか。


「ひとまず私が預かるとします。今日は私の家に泊まりなさい。家には家内も子供もおるから安心してくれ。」


「うむ、本当は他人の家は落ち着かんから嫌いじゃがそこは我慢してやろう。だが一つだけ条件がある。ワシ専用に飼育部屋を一つ渡すのじゃ。そして明日から森に入るつもりじゃからそれように道具と服を用意してほしい。なに人類のためじゃ。喜んでやるじゃろ? あ! 忘れとったが助手も一人たのむぞ。真面目な奴が良いな。なんならお主でも良いぞ? お主はなかなか見所がありそうじゃからな。ワシの弟子してやっても良い。まあ家庭あるのならよく考えて選択せんといけんが、人類の至宝であるワシにつかえられるのじゃ! こんなチャンスは滅多にないからの、よく考えるのじゃぞ?

なんじゃ? さっきからため息ばかりして。嫌なことでもあったのか? ワシは嫌なことがあったらすぐにわするれるようにしとるぞ! お主もそうしろ、ワシからのアドバイスじゃ。さあ我が研究所に案内してくれ!!」


「糞ガキめ」


「なんじゃ?なん「いや何でもございません」お、おうそうか、なら良い。」

 


誰か俺を助けてくれぇえええええ



隊長の家→ジジイの研究所

レベルアップ!!

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