第95話 魔法無効化と女たちの強化
俺は大魔王ナオト。今、アスタロトの国の首都グレートアスタロトに潜入中だ。
情報収集はある程度できたがもう少し町をぶらついてみたいので今うろうろしているところだ。
居酒屋があった。ここでちょっと聞いてみようかな。ドアを開けて入ってみるとむさくるしいおっさん達がいっぱいいた。
「いようお姉ちゃん一緒に飲まねーか」
「私は旅行者なんだ。この国のことを教えてくれるんならいいよ」
「教えてやるぜ」
おっさん達としばらく飲んで、やっぱりさっき聞いたことと内容は同じようなものだった。
なるほどな。特ににみんな大きな不満を持ってるわけでもない。国として一応機能しているようだ。
しっかりした国をつくれる奴らはやっぱり手強いと思う。
せっかくだからパーッと飲むことにした。
「今日は私のおごりよ!どんどん飲んで」
「おいおい嬢ちゃん。勘定は大丈夫なのか」
「あーそうか」
俺は店主に金貨を30枚ばかり出す。
「これだけあれば大丈夫だ」
結構騒いで3時間位はいたような気がする。なかなか面白かった。その後転移して帰ってきた。
「ただいまー」
「おかえりー、こんな夜遅くまでどこ行ってたの」
「ルシファーとアスタロトのとこ」
「え?敵国なのー!ナオトが無茶するのー!」
「いや違うって偵察してきただけだよ」
「何かわかったのー」
「うん。アスタロトは転移が得意らしい。子分にじじいがふたりいる」
「ふーん。もう寝よ」
「うん」
翌朝
「リリン、転移魔法って防ぐ方法はあるの?」
「リリンわかんないのー。ママに聞いたら?」
なるほど転移魔法ならあっちが元祖だな。よしちょっと行って聞いてみよう。
早速行って取り次いでもらう。
「なんで転移魔法を防ぐ方法なんて知りたいんじゃ」
俺は今までの経緯を話す。
「相変わらず無茶するのお。でもそれは良いことを聞いたな」
「なんでさ」
「アンチ魔法フィールドを張って転移して来られないようにすることはできる。だが転移魔法そのものを止めるすべはない。今のところはな」
「そうなのか」
どうやら自分で考えるしかないらしい。とりあえず教わったそのアンチ魔法フィールドというのを自分の町に張ってみる。
これを張ると全ての魔法は使えなくなってしまう。いいんじゃないかな。
だったら相手が来たらこの魔法を使えば、そのフィールドの中では魔法が使えなくなるじゃないか。転移もできない。俺もできないか!
でもある程度は有効だな。俺の場合魔力量が多いから範囲も広いだろうし。
こちらも魔法が使えなくなるというのが欠点だな。相手は使えなくてこっちは使い放題っていうのがいいんだけどな。
相手に魔法をかけて魔法を使えなくする技があればいいのか。
それじゃあこのアンチ魔法フィールドをもっと絞って相手だけに特定すればいいんじゃないか。そうすれば相手だけ魔法が使えなくなる。
アンチ魔法フィールドを絞る!搾る!絞る!そんなに難しくはないな。
後は実験をしてみればいいだけだ。
「おーい、リリン手伝ってくれ」
「何するのー」
「新しい魔法だ。実験台になってくれ」
「痛くない?」
「大丈夫だよ。ちょっと魔法が使えなくなるだけさ」
「えー不便なのー」
「あーそうか。解除する方法がまだわからなかった」
魔法が使えるようにすればいいっていうことだから、俺の魔力を注ぎ込んでやって、自分でからをぶち破るような感じかな。これできっとなんとかなるだろう。
「大丈夫!思いついたからなんとかなるよ」
リリンを実験台にして魔法かけてみた。
「アンチマジックシールドを絞る、搾る、絞る、エイ!」
「リリン魔法を使ってみて」
「サンダー!あれ?出ない!」
どうやら成功のようだ。それじゃあ俺の魔力を注ぎ込んで無効化を消してもらおう。
「魔力を注ぎ込むから自分で空を破るような感じで突破してみて」
「うー、ああーん。キーーー!はあはあはあ···何とかなったみたい」
「サンダー!大丈夫なのー!よかったのー」
「ナオト。これリリンにも教えて!」
「うん。いいよ」
結局騒ぎを聞きつけてきた嫁と従者全員に教えることになった。
「なんとか全員マスターできたようだな」
「あの、それでこれなんていう魔法なんすか」
「名前か?ディセイブルマジックだ」
転移魔法対策が魔法全般への対策になってしまった。だが用意しておいて損はないだろう。
さて次はどうするか。女の子たちを鍛えるか。
元々いたヴァルキリー100人と新しく集められた女の子300人。そして従者と嫁たち全員を闘技場に集めた。
全員で306人。ルイーネとアイは人間ではないので除いておく。
そうか、なるほどな。俺の周りにいるのはみんな女性ばかりだ。これじゃエロ大魔王と呼ばれても仕方がないな。
「みんなよく聞け!今からお前たちを強化する。俺の魔力は人を強くすることができる。いろんな分野でだ。だからここにずっと居たいと思う者は頑張ってくれ!」
「一体どうすればいいんですか?大魔王さま」
「俺が今から魔力を放つから、それに耐えて立っていられればいいのだ。長い時間耐えられるものの方が強くなれる」
「倒れたらどうなるのですか」
「倒れてもまだ意識があるのなら魔力を供給し続けよう。だが気絶したらそこで魔力を送るのをやめる」
「我慢比べみたいなもんですね」
「まあそうだ」
「痛いんですか?大魔王さま」
「いや、気持ちいい!」
「「「「「え?」」」」」
「とっても気持ちいいがいいのだ。たぶん悶え苦しむと思う。快楽の中で最後は気絶していくと思う」
「身体全体から汗やら体液やらが出ると思う。だから服を脱ぐことをお進めする」
「着ていてもいいが、どうせ自分で破いてしまうから、やっぱり脱いだ方がいいかな。帰り裸でいいなら着ていていいよ」
「ええーどうしよう」
嫁達と従者達が全裸になった。ヴァルキリー達もだ。大体みんな素っ裸になった。すごい400人の女の子が裸でいるなんて。
ここだけ見ると、おかしな宗教団体が怪しい儀式をしてるようにしか見えない。
「それじゃあみんなと俺を魔力でつなぐから」
「それじゃ行きますよ。みんな気を確かに強く持って!」
「ふん!」
「はあ〜ん!」
「あっあっあ〜ん!」
一斉にみんなよがり出した。かなり気持ちいいようだ。10秒で膝をつくものが続出した。
20秒で倒れこんでるものが半分。30秒でみんなもう汗だくだ。全身びしょびしょだ。
気絶すると魔力の糸が切れるようになっている。
ルイーネとアイには怪我人がいないか見てもらっている。
1分を超えたら気絶者が続出した。2分で残りは100人と少しになった。
3分、4分、5分と経過し残りは30人になった。10分たって残ったのは嫁達と従者だけだった。
ここで俺は魔力の供給をストップした。
「今日はこんなもんかな」
10分くらいするとみんな気づき始めた。雨を降らせて彼女たちに当てる。体を洗ってもらって、それから帰ってもらおう。
「みんなご苦労様!明日もまた来てね」
「「「は、はい大魔王様!!」」」




