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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第94話 敵国潜入

ナチュラルリッチタウンの各所に魔導砲をセットする。敵が攻めてきたときの遠距離攻撃用だ。


これで防御は固めたので今度は偵察に出てみようと思う。まずは勝手知ったるルシファーの国からだ。


一度行ったことがあるので転移でルシファーの所まで行くことができる。早速行ってみることにした。


気配を消して隠匿の魔法をかける。更にバイモンさんから教わった透明化の魔法もかける。これでわかったらバケモンだ。


「なんてことなの!せっかく連合したのにベルゼブブのやつは、あっさりられてしまって。これじゃ何の意味もないじゃない!」


「しかしベルフェゴール様、当初連合した我々の魔人は70を超えておりました。ギョロギョロ。それでも負けてしまったのです」


「そうです。途中までは勝っていました。魔王ナオトの巨大ゴーレムが出てこなければ。ヒヒーンメエメエ」


「我が王の命令で北の方に行ってる間に出てきたその魔王ナオトっていうのは何者なの!」


「奴は突然現れたのですが魔王リリスの手のものとしか分かりません。ギョロギョロ」


「恐ろしく強いやつです。いろんなものを作り出してきます。女好きだそうです。ヒヒーンメエメエ」


誰が女好きだ。誰が!この野郎。今出て行って叩き殺してやろうか。


「奴の周りには腕利きの女がたくさんいます。ギョロギョロ」


「そいつが1人になるところを狙って消してしまえばいいのでは」


「はい我々もそう思って刺客を奴に向けましたが、ことごとく討ち取られました。ヒヒーンメエメエ」


「やつは女の部下は殺さず自分の部下にしてしまいました。ギョロギョロ」


「それは相当なものね。女好きならまだ攻める手はあるわ。我が行って誘惑してきましょう」


「「えー!ギョロ、ヒヒーンメエメエ」」


「何よ。我では魅力がないって言うの!」


「い、いえ、そのようなことはありませんが。ギョロギョロ」


「奴は若い子をはべらすのが好きなようです。ヒヒーンメエメエ。周りには幼い子供もいます」


「う〜ん。なかなか筋金入りのド変態ね。でも我だって変身することはできるわ」


なんだと〜人を変態扱いしおって〜 まとめてぶち殺してやる!


「はい。もちろんその手は使えますが、もしもの時副官がいなくなっては困ります」


「物見の情報によれば、やつは国境の近くに自分の城を築いて女をたくさん侍らせているそうです」


「あの巨大なゴーレムも守りとして配備されているようです。連合国の頭になったという情報もあります」


「変態大魔王ね!」


おのれ!このままではすまさんぞ。


ガタ


しまった。つい興奮して音を出してしまった。


「何、誰かいるの」


ふう危ない危ない。見つかるとこだった。しかし奴らも手がないようだな。色仕掛けなんて考えてるようじゃ。


しかしあの女。ヒヒーンメエメエやギョロギョロより偉いらしいな。確か副官て言ってたな。


緑の髪で牛のような立派な角が生えてた。巨乳でとてもきれいなお姉さんだったな。


俺の国に来るかもしれない気をつけないとな。


さて次はアスタロトって奴の国だな。この北のほうにあるはずだから円盤にでも乗って行くか。


円盤に乗って30分、北上すると大きな都市が見えてきた。どうみてもあれが首都だな。


円盤をしまってフライで飛んでいく。発見されるとまずいので、隠匿の魔法をかけて、更に透明化の魔法もかける。これで大丈夫なはずだ。


空を飛んで進み、高い建物は見えてきたので中に入ろうとしたが、あれここより先に進めない。


魔法障壁が張ってあるのか。なかなか用心深いやつだな。


おっと人が出てきた。俺は地上に降りて様子を見る。


「鳥でも引っかかったんじゃないのか」


「うん。どうやらそのようだ。こんなところまで来る奴はなかなかいないからな」


ところがここに1人いるんだよなあ。地上にも障壁が張ってあるのかな。あーやっぱり進めない。となると、あの門を通るしかないということか。


町には入っているのだが高い建物がある重要区域かな。ここには入れない。門が開くまで待つしかないか。


待つこと30分。馬車に乗った偉そうなやつの一行が門に近づいてきた。


通行証のようなものを見せて通ろうとしている。ようし今だ!あいつらと一緒に通ってしまおう。


どんどんと進んでいき一番高い建物の 上の方に行ってみる。


するとそこで偉そうな連中が話をしていた。ここは会議室のようだな。


「サルガタナス!ネビロス!国境の様子はどうだ」


「はいアスタロト様。国境は新しい魔王ナオトの巨大なゴーレムがたくさん配備されておりますじゃ」


「するとどうやらベルゼブブは本当にやられたようね」


なんだあのアスタロトって奴は?男の声で喋ったと思ったら女の声でも喋るのか?なんだか分からんやつだな。


見たところを男のようだが。でっかい凶悪そうな四足ドラゴンにまたがっている。


腕に蛇を巻きつかせた男だ。髪の色は紫で意外と優男だな。


前にひざまずいてる2人は幹部だろうか。サルガタナスってやつはじーさんだ。そんなに大きくはないが何か能力があるんだろうな。


もう1人のネビロスってやつも爺さんだ。こっちは屈強な体をしている。マッチョ爺さんだ。


「ベルゼブブの魔人はほとんどが殺され領地は連合軍のものになったということです」


「あの国には魔人は50人以上いたはずよ。それを全部倒すだなんて」


「ほとんどが魔王ナオトの功績のようですじゃ。あの巨大ゴーレムを使ったということですじゃ」


「しかし、大きいと言ってもゴーレムで魔人が倒せるのか」


「魔王ナオトは女好きのようで屈強な女戦士をそろえているようです。ゴーレムで隙を作らせて、その者達にとどめを刺させたのでしょう」


「恐ろしいやつね。私たちがいくら攻めても倒せなかったあのベルゼブブを、こんな短期間に滅ぼしてしまうなんて」


「問題はルシファーとベルゼブブが手を組んで、魔人が70体以上もいたにも関わらず負けたということですじゃ」


「力では勝てんということか」


「今の力ではそうなります。我々の部下を総動員しても奴らには勝てないでしょう」


「それじゃあどうするの。組んでもダメ、単独でもダメ、このままじゃ滅びるのを待つしかないわ」


「そこはやりようですじゃ。我らの得意とするところもありますでの」


「うーむ、何にしてもよく作戦を立ててから攻める事だな。そうでないと痛い目を見るぞ」


「はい。その通りでございます」


なかなか鋭い連中だな。戦ったら苦戦するかもな。こいつらの得意とする所って何なの?


ベルゼブブの所のやつらみたいにまた毒攻撃か。もう少し探る必要があるな。


アスタロトの国の首都はグレートアスタロトというそうだ。


俺は女に変身してもう少しこの町で情報を得ることにした。


「ねえねえおじさん。この町の名物って何?」


「あんた旅行者かい?この町の名物つったらなんつっても、このアスタロト饅頭さ」


「アスタロトまんじゅう?うまいの」


「なかなかの味だぜ。一個食ってみな」


「わお。これはうまい!なかなかジューシーだな」


「私は田舎から出てきたんでよく知らないんだけど、アスタロト様ってどんな人なの」


「そりゃあ中々すごいお方だぜ。強い軍隊を持ってるし、そばにいるあの2人の大将軍がなかなかのもんだな」


「ふーん、もぐもぐもぐ、何がすごいの」


「え、何って一瞬でどっか行っちまうんだぜ。パッと消えるんだ。そう思ったらまたぱっと現れるんだぜ。凄いだろう」


「へー、すごいのね」


「前に大将軍に逆らったやつがいたんだけど一撃で苦しんで殺されちまったよ」


「ぶたれたの?」


「いや何かわからんが飛んでいったみたいだなぁ。恐ろしかったぜ」


「きゃーこわいー、もぐもぐもぐもぐ、ありがとう」


転移魔法が使えるのか。もう1つは何だろうな。何かしらの苦痛を与える魔法なんだろうな。


転移魔法が使えるとなると俺と同じ能力があると思っていいな。


「お嬢ちゃん町の案内なら俺達がしてやるぜ」


「ありがとう。どこに連れてってくれるの」


「いいところがあるんだ。ついてきな」


3人組の男に誘われたのでついて行ってみる。どうせろくなこっちゃないと思うが何か情報が聞き出せるかもしれん。


「ねえねえアスタロト饅頭の他には何か美味しいものはないの」


「そうだな。こっちのスパイダーの串焼きなんてうまいぜ」


俺は5本ばかり串焼きを買って食べながらついていく。


「ねえねえどこまで行くの。もぐもぐ」


「ここまでさ。黙って俺たちの言うことを聞きな。でないと痛い目にあうゼ」


「もぐもぐもぐ」


バキッ!ドカ!ゴン!


「もぐもぐもぐ、またね」


もう大体わかったから帰ろうかな。でもせっかくの町だしなぁ。もうちょっとぶらついてから帰るか。


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