第7章 魔国覇権編 第83話 ナオト軍対ネルガル軍
みんな巨大ゴーレムをストレイジから出している。1人が100体持っているので出すのに5分はかかる。
その間に敵の情報を魔王メデューサに聞いてみる。
「魔王メデューサ、敵の情報を何か知っていたら教えてください」
「それが今日初めて戦ったからほとんど分からないのよ〜。一般の兵隊は私より少し大きいくらいね〜飛べるし魔法も撃ってくるわ〜。肉弾戦もそこそこやるわ〜。こんな感じね〜」
「それだけでもありがたいです」
そろそろみんな出始めたな。やはりゴーレム達の方がでかいぶん強いな。
圧倒的に押している。あの様子だと一般兵は制圧にそんなに時間がかからないんじゃないかな。
それじゃ魔人はどうかな?まずは左翼の方だな。エレンミアとルイーネが行っているはずだが。
「何こいつは!ふわふわと飛んでてどうやって倒そう」
「魔法かなんかで落とすしかないですね。エレンミア様」
『サーチ』
魔人ムタブルク
熱病をばらまく 毒攻撃
「うわーろくなもんじゃないな。··· あ、あこちらナオト、こちらナオト、聞こえますか」
「はい。聞こえます。どうしたっすか」
「敵の魔人はムタブルク。熱病をばらまく。毒攻撃に気をつけろ」
「ありがとうございます。マスター」
「助かるっす」
次は中央の魔人だな。
『サーチ』
魔人シャラブダ
剣技。溶解液。毒ガス攻撃。
こいつも毒系か。まいったな。
「あ、あ、聞こえますか?相手は魔人シャラブダ。溶解液と毒ガスに気をつけて」
「助かりますわ」
「ありがとうございます。ボス!」
ええっと、右翼は?
『サーチ』
魔人ラービス
風魔法。水魔法。毒霧。
「こいつも毒持ちか。あ、あ、聞こえますか?こちらナオト。相手は魔人ラービス。風と水魔法。毒霧に注意だ」
「あ、あ、こちらナオト、こちらナオト、バイモンさん聞こえますか?」
「はーい聞こえまーす。ありがとうございまーす」
「魔王様、ありがとうございます〜」
左翼
エレンミアは剣を振りファイヤーランスを複数繰り出す!ルイーネはトゲトゲを伸ばして相手を狙う。
しかし中々当たらない。そのうちにムタブルクは毒針を無数に打ち出してくる。
エレンミアはファイヤーストームで針を焼き尽くす。ルイーネはジャンプしてトゲトゲ攻撃を繰り出す。
いくつか当たったがまだムタブルクはは飛んている。
こいつは羽とかではなくて無数のひらひらが体に付いていてそれで浮いているようだ。理屈は全く分からない。
速くは飛べそうにないがクラゲみたいに浮いている感じだ。
そのひらひらから何かを出しているようだ。何だろう?
エレンミアの動きが悪くなった。何にやられた?熱病か?病気をばらまくとは何て奴だ。
細菌兵器反対!などと言っても仕方がない。ここは異世界!何でもありなのだ。
この時ルイーネが加速した。トゲトゲで体当たりをかける。ムタブルクの頭に当たったようで真っ逆さまに2人で落ちてくる。
「エレンミア様!私ごと切ってください!私は大丈夫ですから!」
「う、ううっ。すまないっす」
大鎌でルイーネごと 真っ二つにしてしまった これにはさすがにムタブルクも参ったようだ。だんだん動かなくなった。
「エレンミアが危ないので、ちょっと迎えに行ってくるよ。リリンここは任せるよ」
「え、わかったのー」
転移して2人を助けて戻ってくる。ルイーネには魔力を与えておく。
問題はエレンミアだ。エクストラヒールをかける。多少は良くなったようだ。重ねてかける。だいぶいいようだ。
「ルイーネ大丈夫か?」
「はい。私は大丈夫ですマスター」
「エレンミアは しばらく寝てれば回復するだろう。ちょっと見ていてやってくれ」
「わかりました!マスター」
さっきの司令室にもどる。
「右翼は押してるけど中央は押されてるのー」
「うむ」
中央
魔人シャラブダは青龍刀を2刀使っていた。頭は豚でしっぽは蛇だ。何かシャーロットが叫んでいる。
「何やってんだ?シャーロット」
「あなた!今おならしましたわね。下品ですわ!」
「ゲへへへへへへへ大きなお世話だ」
「シャーロット様。あれは毒ガス攻撃ですよ」
「分かっていますわ」
シャーロットはジャンプして毒ガスの範囲から遠のいてよける。
アイがものすごい体当たりをかけるが 相手は倒れてもすぐ立ち上がる。なかなかタフなやつなようだ。
お返しに蛇の尻尾から溶解液が飛んでくる。避けるが地面に穴が開いている。
シャーロットの剣からウィンドカッターが無数に飛び出る。シャラブダは 2本の剣で全てそれを叩き落とす。
だが、シャーロットの一つの太刀が炸裂する。シャラブダは左腕を落としたようだ。
「ピギー、まだまだー、連れてかえるー」
「気持ち悪いですわ」
アイは剣を振り切りかかるが、防がれた。しかし、シャーロットの一撃が ようやくシャラブダの脇腹に炸裂した。倒れるがまた立つ。
「お下品ですがやりますわね。その闘志だけは感服いたしますわ」
「グヘヘへ。おでの物に···する···」
「とどめだ!」
アイがシャラブダの首をとばす。ようやく決着がついたようだ。勝ってるのに何であんなに後ずさりばっかりしてたんだろう。まあよかった。
右翼
バイモンさんが音波攻撃をかけるが 相手はそれに耐え毒霧を吐いてくる。
ネフィちゃんのハンマーは中々当たらないようだ。
ラービスは2人を凍らせて動きを止めにかかってきている。
バイモンさんが炎をはいて対抗する。 その間にネフィちゃんのハンマーが 相手を襲う。
相手のラービスは青い体をした岩石のような人型の魔人だ。
始めはおされていたが周りの温度を下げることによって2人の動きをだんだんと抑えてきている。
しかし、ネフィちゃんが5メートルから20メートルに巨大化した。
ハンマーもさらに大きいものに持ち替えたようだ。そして全力での攻撃を相手に加える。
さすがにこれは避ける暇がなくラービスは全身でそれを受けることとなり地面にたたきつけられていた。
バイモンさんの炎の攻撃で息絶えたようだ。
「どうやら全部の場所で勝利したようだな」
「みんな頑張ったのー」
「うん」
「ネルガル様、魔王メデューサの砦を攻めていた部隊が敗退しました」
「何?あそこは勝てるはずではなかったのか?」
「当初有利に展開していましたが巨大ゴーレムの応援があってから情勢が一変し魔人が3人ともやられ敗退したとのことです」
「魔王ナオトか?」
「そのようです」
「容易ならぬ相手だ!」




