第6話 ステータス
次の朝心地よい目覚めをする。
しかし、思ったり集中したりすれば実現するなんて、これはかなり異常だな。
やっぱりリリスのあの光る玉が原因かな。
いったい俺はどれくらい強いのかな? なんとか数値化できんかな。体力は?魔力は?力は?俊敏さは?耐久力は?魔法の種類は?えーと、スキルは?
「おおっ!できた」
目の前に画面が浮かぶ。
ステータス
サワタリ·ナオト レベル13
体力2500
魔力27500
力1980
俊敏2570
耐久力4850
魔法
火魔法レベル1 水魔法レベル1 土魔法レベル1 風魔法レベル1 時空魔法レベル2 治癒魔法レベル1
スキル
精神力具現化レベル3 鑑定レベル3 錬金術レベル3 隠密レベル2 剣術レベル2 体術レベル2
う〜ん? 数で表したが比較対象がいないのでイマイチ強いか弱いかレベルがわからん。まあ人の町に行けばわかるかな。
精神力具現化ってやつが怪しいな。 怪しいと言うか決まりだな。もう少し修行してから町へ行くか。
森の中 2日目
俺は魔物相手に実戦で魔法の練習をしていた。今戦っているのは2メートルの猿だが一匹倒したら群れに囲まれた。リリスにやられた雷魔法を練習する。
「サンダー! サンダー! サンダーストーム!!」
数十回は撃っているが俺は平気だ。猿達はとうとう全滅した。
俺は体力や力と比べて10倍は魔力があるので、魔力は多いのではないだろうか?
1回魔法を使うと魔力は少なくて5多くて50くらい減る。この猿たちを全滅させても全然余裕だった。
「ふう·····こんなもんかな。この猿売れるかな?まあ持ってるか」
その前に鑑定してみた。
キングエイプ レベル24
白い毛皮が高値 睾丸は精力剤 肉は硬いが食用
ストレイジに全部保存したが数は86体もあった。ちょっと猿について集中すれば数がわかるんだ。
ストレイジは入口は小さくても、触れれば大きい物でもすぐ入るから便利だね。容量は魔力に比例するようで昨日よりは多く入る気がした。
使ってみて魔法はイメージが大切だということがよくわかった。俺のスキル精神力具現化が大きく影響しているのだと思う。
俺は他の魔法も練習しながら魔物の相手をしていた。
魔力がだいぶ減ってきたので根拠地に帰ってきた。
前にも感じたことだが 力が伸びるときは体がすごく疲れる·····というか痛い。
ひとねむりすれば治るのだが、俺は1人だから魔物に襲われないように気をつけないとな。
かなり強くなってきたとは思うが、まだまだリリスには全く及ばない。もう少し頑張らねば。
誤字,脱字のご指摘ありがとうございます。続けて頑張って書いていきます。