第61話 ヴァルキリー隊
ネフィちゃんの1日はベッドで俺の魔力を吸い取ることから始まる。
本人は一生懸命吸ってるみたいだけど 500ぐらいしか吸えないらしい。だがすごく満足顔だ。
3頭身の女の子が一生懸命動いてる姿を見るとなぜか微笑ましくなってくる。
リリン赤ん坊だった頃もよく世話をしたな。ちょっと前だったんだけどなー。
ネフィは大体のことは自分でできる。 頭を洗うのがちょっと苦手なぐらいだ うまくいかない時は手伝ってあげている。
「ナオトちゃま、おさんぽしてきまちゅ」
「ああ、気をつけてね」
ここはシードラゴンだから、お散歩ぐらいなら大丈夫だろう。
「親衛隊の諸君!だいぶ強くなったな 今日は俺からみんなにプレゼントをやろう」
親衛隊の皆はレベルで言うと30から40あたりだ。10000から20000の間だ。ちょっと前のシャーロットぐらいの強さはある。
ミスリル製の鎧と武器の数々だ。剣、槍、斧などだ ゴーレムで馬も作ったので使えるものには使わせてみる。
「まあ武器は自分に合ったものを選んでくれ」
魔法が得意なものもいるので杖も作った。
「魔王様ありがとうございます」
「こんな立派な武具をありがとうございます」
「なんか前よりちょっと強くなった気分ね」
「いや強くなってるよ」
「お前たちは今日からヴァルキリーと名乗れ」
「「「「はい!」」」」
彼女たちには各地区をまわって軍隊への訓練をしてもらおう。
最初はダゴンのとこにいくか。
500万人も住んでるんだから兵隊だって1万人ぐらいはいそうなもんだが能力のある者はそんなにはいない。
というか鍛えられていないだけなのだ。この何千人かのものたちが地域の警備や治安を維持するのに役立っている。
午前中はヴァルキリーを送り込んで兵隊たちを鍛えることにした。転移門があるので移動には時間がかからない。
「今日は初日だからな俺がついてきた。ダゴンよ兵隊は何人いるのだ」
「はい、約5500人です」
「うむ。それではヴァルキリーは1人55人を相手する。稽古始め!」
「「「「はい!」」」」
屈強な男たちが次々と彼女たちにかかっていく。だがほとんど触れることはできない。
彼女たちは鎧は着ていない。みんな木刀や長い棒を持ってるだけだ。
もし怪我をした時のために治癒師は用意してある。
彼女たちは午後からはシードラゴンへ帰って執務をしたり兵学を学んだりする。
「私達ってかなり強くなったわよね」
「そうね。これだけ鍛えられれば強くなるよ」
「魔王様のお世話といってもお掃除や普通のお仕事ばっかりね」
「そうね。夜のお相手とかあるのかと思ってた」
「魔王様は強くて綺麗な子が好きなのよ」
「そうかしらね」
「だって奥方様たちはみんな綺麗で強いじゃない」
「そうね」
「それじゃあ強くなったらお手つきになるかしら」
「そうかもしれないわね」
「きゃーきゃー」
「食べ物はうまいし綺麗な服は着れるしお給料もいいし言うことないわ」
「でも一番いいのは休みがあるってことよね」
「私も早く奥方様たちぐらいに強くなりたいわ」
「わいわい、がやがや」
まったく何を考えてるんだか。やっぱりみんな出世とか玉の輿とかそういうのを狙ってるのかな。どこの世界も同じだな。
ネフィちゃんが帰ってきた。周りには男の子がたくさんいた。この子はこの子で頑張ってるんだね。大したもんだ。
それから毎日訓練は続いた。ダゴンの領地の次はランダのところだ。
ランダが終わるとイソラのところ。イソラのところが終わるとバロール。バロールが終わるとキンナラ。1週間に1回は各地を回っている。
エレンミアとシャーロットから要請が あったので各地に転移門を作る。物流のみができる小さな門だ。これで経済が活性化する。
農業についても真国で行ったように土づくりは肥料についてのノウハウを教えた
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「あの増える魔物ならば奴をなんとかできるかと思ったのだが。ヒヒーンメエメエ。こうもあっさりやられるとは。ヒヒーンメエメエ」
「これはしばらく手が出せんぞギョロギョロ」
「ヒヒーンメエメエ。何にしても考えていかなければな」
「うむ。ギョロ」
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何もかも終わって自宅に戻り温泉に浸かる。ここがやっぱり一番落ち着くな。シードラゴンでもいいのだがやはり自宅が一番だ。
こっちに来てからいろんなことをやったか自分の元いたところはどうなってるのかな。なんとか帰れないもんかな。




