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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第59話 増える魔物

家には今チップスの領主、グレート·ホーキンス男爵が来ている。


「何?魔物が増えるー?どういうことだい」


「剣で切っても魔法が当たっても魔物の数が増えるんだそうだ。一体一体は1メートルぐらいの人型の魔物で大したことはないんだ。だが攻撃を加えると増えていくんだそうで結局相手をしているものは疲れてやられてしまうんだ」


「はー。そんなのどうやってやっつけりゃいいのさ」


「手を貸してくれナオト!」


俺は男爵と嫁たち3人と従者の2人を連れて侯爵の領地に転移する。


軍は砦に立てこもって相手の攻撃を耐えているんだそうだ。すでに被害は1000名を超えているらしい。


俺たちは第1砦に走って近づく。砦は 3000体以上の魔物の群れに囲まれていた。


後ろから人間の部隊が砦に向かって 攻撃を加えている。外れて魔物に当たっても数が増えて有利になるわけだ。 なるほどね。


「リリン、エレンミア、シャーロット 左翼から後ろの人間の部隊を攻撃してくれ。あのままじゃ砦がもたない」


「魔物が来たらエレンミアとシャーロットのゴーレムで防いでる間に攻撃するんだ」


「わかったのー」


「承知しましたわ」


「やるっすよ」


「あのー、ナオト様」


「何だ?バイモン」


「私あの魔物、前の職場で見たことがありまーす」


「何ー!!それで防ぎ方は?」


「それは全くわかりませーん。秘密で作ってたのをこっそり覗いただけですからー」


「そうか。それでも助かったよ。ありがとう」


なるほどね。ルシファーのやつが絡んでいたのか。これも俺を足止めにさせる作戦の一つかな。


なかなかやるじゃねえか。これは何としても潰さないと。


リリンたちが後ろの人間の部隊を叩いてくれたので一旦攻撃は弱くなった。


俺は砦の強化に土の壁を作って魔物たちを防ぐようにした。


「倒し方が分からんからとりあえずこれで時間稼ぎだ。砦の中に入ってみよう」


中ではホールドアウト侯爵と部下たちがだいぶ弱ってるようだった。負傷している者が多い。


「ルイーネ治してやってくれ」


「承知いたしました。マスター」


「おお、ナオト、よく来てくれた。見ての通りだ。どうにもならんで困っている。手を貸してくれ」


「はい。とりあえず応急処置をしときました。しばらくはもつでしょう。その間に対策を考えます」


「うむ。頼む」


嫁たちや従者たちには通信機を持たせてある。ネックレス型だ。


魔力を使うが喋るだけで通じるようになっている。


『あーリリン、リリン聞こえますか』


『はーい、聞こえるのー』


『相手の様子はどうだ?多少は後ろへさがったかな』


『はいはーい。押し込んだのー』


『よーし、一旦戻ってきてくれ』


『わかったのー』


「よーし一通り試してみるか」


火魔法、水魔法、土魔法、風魔法、雷魔法、光魔法と試したが当たった途端に魔物が増えた。


毒の魔法でも回復魔法でもダメ。剣も弓も当たった瞬間にみんな増えていった。


「うーん。こりゃ駄目だな。どうしたらいいんだ。うあ、雨が降って来た」


「あれ?あいつら雨の中では増えたりしないんだ」


「自然現象はいいんすかね」


「それなら寒いのがいいのではなくて?」


「なるほど、それじゃあ雪を降らせてみるか」


雪を降らせてみたが魔物たちは動きが悪くなっただけで増えたりしなかった。


「ふむふむ、衝撃を与えなければいいんだな」


俺は辺りの温度を少しずつ下げていった。


だんだんと···低く···低く···低く···魔物たちの動きが止まり凍りついていた。


もちろん増えてはいない。試しに1体取ってきて砕いてみたが増えたりはしなかった。


更に氷を溶かしてみたがただの死体だった。


「どうやらこの手で何とかなりそうだな」


どういうからくりかは分からないが解決策は見つけたので実行してみる。


敵の魔物の部隊は全滅した。


「バイモン。敵の偵察をしてきてくれ」


「わかりましたー」


30分ほどして報告が来る。


『あーあー、ナオト様、ナオト様』


『あーはいはい、こたらナオト』


『敵は10キロほど後退して野営していまーす。数はー、騎兵2000。歩兵7000。敵の司令官はブルー将軍と言っていまーす』


『はい分かりました。ご苦労さん。戻ってきて』


『はーい、戻りまーす』


「なかなか優秀な従者だな」


「はい。彼女は多才ですから」


「しかし魔物の部隊がいなくなったが、あと9000か。ジュース領は騎士団が4000っていうところだな。男爵の兵は2000。追撃は無理かな」


「リリンの幻獣が45。エレンミアとシャーロットのゴーレムが300ずついます。幻獣のブレスと俺の魔法で殲滅できるでしょう」


「ふむ。やってみるか」


「ただし条件があります。今回勝っても全部功績は侯爵と男爵のものとしてください」


「なぜだ。ほとんどお前の功績だろうが」


「もう広い土地ももらえましたし家も建てました。自分たちの好きなことはやっています。この上爵位をもらったり領地経営をするなど身分不相応ですし手が回りません」


「しかしだなぁ、ただ働きだぞ。そうすると」


「私たちには人的被害はありませんので。ゴーレムは壊れたら作り直せばいいですし。お金はたくさんありますから」


「だがなー」


「そういうことでしたら私がもらいますわ」


「そうっすね。あたいももらってもいいっすよ」


「お前ら爵位なんて欲しいのか」


「領地経営をしてみたいですわ」


「孤児院を経営するのに、やはり領地があった方が都合がいいっす」


「ふーん。わかったよ。じゃあうまくいったら嫁達に爵位と領地をあげてください」


「わかった。頼んでみよう」


次の日から帝国への侵攻が始まった。 敵が最初の一戦から逃げにかかっているからだ。


前面には俺とリリンの幻獣。その後に エレンミアとシャーロットのゴーレム部隊。次に侯爵、男爵の部隊が続く。


幻獣は三つに分けて15体ずつ交代で呼ぶことにしている。


補給は嫁と従者と俺の6人だけなので簡単だ。


逆に大変なのは侯爵と男爵の部隊の兵隊たちだ。


後ろからは補給部隊が来ているが攻めれば攻めるほど補給路が長くなる。どこまでいけるかな。


はっきり言って俺はこの戦闘はあんまり乗り気がしない。まるで弱いものいじめをしているようだから。


ある程度は手伝うが嫁たちに任せようと思う。追撃を始めてから3日目、 ブルー将軍の第1砦にたどり着いた。


ブルー将軍はもっと後方まで下がったようだが2000人程度の兵隊を第1砦に残していったようだ。


この砦の規模からすると常備兵力は1000名くらいだろう。全部で3000人にはなっているだろう。


「第1章砦の諸君!無駄な抵抗はやめて降伏しなさい。今なら命をの保証はしてあげます」


「ふざけるな!我らブルー将軍の兵だ。戦わずして降伏など考えられんわ。叩き殺してやるからとっととかかってこい」


「それじゃあ、俺とリリン達で穴を開けるから後は頼んだぞ」


「わかりましたわ」


「承知したっす」


エクスプロージョントルネードを連発し壁に向かって大穴を開ける。幻獣たちがブレスを連発する。


エレンミアとシャーロットのゴーレム達が突入する。


更に侯爵と男爵の兵隊が突っ込む。戦いは2時間ほどで終わった。


必要最低限の兵を残して俺たちは前進する。


「魔国での戦いとは緊張感が違うっすね」


「相手が弱すぎですわ」


「みんなとお散歩なのー楽しいのー」


あーこいつら緊張感のかけらもない。まあ仕方がないか。レベルが上がって 強さがみんな桁違いだしな。


ゴーレムたちから連絡があったので魔国の鉱山に転移した。


どうやらミスリルの鉱脈以外にもオリハルコンの鉱脈を見つけたようだ。


これは素晴らしい。ミスリルも結構な量が手に入った。これで親衛隊の女の子達に鎧と武器を作ってやろう。


なんてことをやってたら第2砦は嫁達で落としてしまったようだ。


「次はいよいよブルー将軍の居城だ。 攻撃が始まったら敵の大将を捕まえてきてほしい」


「ルイーネが囮になっている間にバイモンが敵陣に忍び込み大将を拉致してくるんだ」


「わかりましたマスター」


「はい。行ってきまーす」


リリンの幻獣たちからブレスが発射されて戦いが始まった。


相手はまだ8000人はいるようだが, 何とかなるだろう。


ゴーレム兵たちも突入を開始した。侯爵と男爵の兵達もだ。


ルイーネは目立つように空を飛びトゲトゲで相手を倒して回っている。


その間にバイモンが透明化をして忍び込む。ブルー将軍を見つけたようだ。


周りの者を全て倒して将軍を気絶させる。そして持っていた透明化の袋に 入れて帰ってくる。


ブルー将軍を盾にして降伏を迫ると相手は意外にもあっさりと降伏した。


この後帝国から和睦の使者が来て戦いは終わった。


「みんなよく頑張ったな」


「大したことはなかったっすよ」


「余裕のある戦いでしたわ」


「リリンもう寝るのー」


「マスターやりましたね」


「ナオト様やりましたよー」



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