第55話 刺客
「ヒヒーンメエメエ、ルシファー様。サタナキアの件は残念です」
「まさかあ奴がやられるとは。 余は信じられん···」
「やったのはリリスの手の者だそうだな」
「はい。人族のナオトという者ですギョロ」
「なに人族がか?」
「あとリリスの娘に強力な召喚魔法の使い手がおるそうですギョロ。部隊はそれらにかなりやられたようですギョロ」
「ふーむ···容易ならぬ事態だな···アガリアレプト!ルキフゲロフォカル!お前たちの部下から強力な魔人を出せ。その新しい魔王ナオトを討ち取るのだ」
「ヒヒーンメエメエ!はい分かりました。それでは魔人エリゴール、魔人サレオスを」
「ではこちらからは魔人バイモン。魔人バティンを出しますギョロ」
「奴は前にリリスが治めていた領地を今もらって納めておるそうだ。なるべく奴が1人の時を狙うのだ」
「ヒヒーンメエメエ分かりました」
「必ずや魔王ナオトを倒してごらんにいれますギョロ」
「うむ。吉報待っておるぞ」
「ヒヒーンメエメエ!そういうわけで、お前達4人は協力して魔王ナオトを倒すのだ!」
「くれぐれもヤツが1人の時を狙うのだぞギョロ」
「「「「はっ!!」」」」
私はバイモン。ルキフゲンロフォカル様の部下だ。
声が大きいからいつも叱られる。精霊たちが相手の聴覚を狂わせてくれる。これがバイモンのいいところなのにー。
空も自由に飛べるし炎も吐ける。透明化もできるんだよー。珍しい人型妖精タイプだ。
ルキフゲン様はしゃべるたびに目がギョロギョロいうのだ。おもしろーい。
いつもキラキラな服を着て頭に立派な角が3本あリ長いしっぽをしている。
前に間違えて踏んだらすっごく怒られた。
アガリアレプト様は顔が3つあって1つは人1つは馬1つは羊。だから真ん中の人が喋るとヒヒーンメエメエと他の口も喋っている。おもしろーい。
下半身はドラゴンになっていていつも火を吐いている。こわーい!
今回一緒なのは同じルキフゲ様に仕えるバティンだ。 下半身が青い馬になっていてやっぱり炎を吐く。
馬の尻尾が蛇の頭になっている。上半身は鎧を着た騎士だ。槍や刀を持っている。
アガリアレプト様の部下のエリゴールはでっかい馬に乗った、やっぱり騎士のような格好をしている戦士だ。
でっかい槍を持っている。能力は何だか分からない。
サレオスはワニに乗ったでっかい男だ。こっちは刀を二本持っている。能力はやっぱりわからない。
なんとかうまくいかせたいものだわ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
転移門を作って2週間が過ぎた。評判はなかなか上々だ。
商品の行き来が早くなり新鮮なものが食べられるようになった。手紙も今までとは比べ物にならないくらい早くなった。
肥料の方は早速効果が出たようでなかなか作物の育ちが良い。これも評判は上々だ。
風呂の方はなかなか人気が出てきたところだ。各地に作っていく予定である。
後は軍隊の強化だな。各地区を回って少しずつ鍛えていくつもりだ。
親衛隊の方は毎日鍛えてるせいもあってだいぶ強くなってきている。だがまだまだエレンミアやシャーロットには及ばない。
俺はルイーネと共に山岳地帯に入り鉱脈を探している。この魔国にはミスリル鉱石の他にオリハルコンやアダマンタイトという鉱石も存在している。
人族の領地にはなかったものなので是非とも欲しい。ゴーレムを10体ほど引き連れて山を歩いている。
『サーチ』で検索したところいくつか鉱脈が引っかかった。
「どうやらこの辺にオリハルコンの鉱脈があるようだぞ。ルイーネちょっと掘ってみてくれるか」
「はいマスター」
「ちょっと待てルイーネ!バリアー!」
いきなり辺り一面が燃え出した。間一髪バリアーが間に合ってよかった。
これはあれか襲撃か?気配は4つ。かなりの戦闘力だ。俺が一人になるのを狙っていたな。
リリンもエレンミアもシャーロットもシードラゴンに置いてきた。
4対2か。何とかなるだろうか?ルイーネがいてよかった。




