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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第194話 命名と訓練と殴り込み

「これはママが俺たちのために用意してくれた食料だ。お前達にあげるものではない」


「そうそう、ママが私たちにってくれたのよ」


「あなた達はあなた達で自分で捕まえてきなさいよ」


「どうやら軍の言うことが聞けないようだな。みんな捕えろ!」


「ミスラ姉、俺たち悪いことしてないぞ」


「当然です!あなた達は悪くありません。悪いのはこいつらです!」


相手は10人ほどだ。全員でかかることもない。さあミスラちゃんはどう対応するだろう。


「女の子は下がって!男の子は一対一で相手をしなさい!」


「分かったミスラ姉」


相手は剣や槍で向かってくるがこちらは素手だ。だがすでに強化はしてあるので普通の人間などに負けるわけがない。あっという間に相手を叩き伏せた。


「ミスラ姉やったぞ。こいつらどうする?殺すのか」


「いえもう無力化したんだからその必要はないです。むやみに命を奪ってはいけません」


「分かったよ」


素晴らしい。ミスラちゃんの指揮はなかなかだ。


「みんなよく頑張りましたね。見ていましたよ。ミスラちゃんもよく指揮をしました。100点満点です」


「ありがとうございます。大魔王様」


「ママ俺達頑張ったよ。名前欲しい」


「そうね。ここを離れたら名前を付けてあげましょう。みんな手をつないで。行きますよ」


さっき見た大平原に転移した。戦いの後両軍の死体が転がっている。全部で 300人はいるな。


「さっきみたいにいきなり襲われることもある。ここに転がってる人には悪いけれど武器と防具だけ調達させてもらうわ。みんな好きな武器と防具を拾ってきて」


「分かったわママ」


20分後みんなが揃って私の前に来た。


「それじゃあお前達に名前を授けましょう」


「まず竜族、お前はブルーよ。あなたはグリーン。そしてあなたはイエローよ」


「どういう意味があるんだいママ」


「これはあなた達の髪の色を私の国の言葉で表したのよ」


「へえーありがとうママ」


「次は蜘蛛族ね。あなたはバイオレット、あなたはボルドー、あなたはマリンブルー、君はパールグレー、君はバートンアンバー」


「蟷螂族ね。あなたはピーコックグレー、君はオーキッド、あなたはアップルグリーン、君はボトルグリーン、あなたはマラカイトグリーン」


「次は蜂族ね。あなたはオレンジ、あなたはレモンイエロー、君はカナリヤ、あなたはブラック、あなたはミッドナイトブルー」


「次はカメ族ね。あなたはヒヤシンス、君はクリームイエロー、あなたはオリーブドラブ、君はブロンズ、あなたはグレイ」


「トカゲ族。あなたはピーチピンク、君はベビーピンク、あなたはルビーレッド、君はホワイト、あなたはストロベリー、あなたはベージュ、君はブラウン、君はネイビーブルー、あなたはチャコールグレー」


「最後はヘビ族ね。あなたはモウブ、あなたはローシェンナ、君はローズレッド、君はワインレッド、あなたはチョコレート、君はプルシャンブルー、あなたはシアン、君はコルク、あなたはオリエンタルブルー、君はイエローオーカー」


あー疲れた43人分。いくら色でつけるって言ったって疲れるわー。


でもみんな気に入ってくれたみたいで結構嬉しがってるわ。よかった。


「これからどうするんですか?大魔王様。すぐにまた転移しますか」


「もう少し経ってからにしようと思うの。それに今度は私自身がやってみるわ」


「ふえ〜ん。すいません役立たずで」


「いえ私も分からないから仕方がないわよ」


とりあえずこの時代では知らないがアスモデウスの方に行ってみようと思う。訓練も兼ねて歩いて行くつもりだ。


この子達にマジックポーチを作ってあげよう。その間に食料を取ってこさせるか。


「いいですか皆これからは自分の食べ物は自分で取ってこれるようにしないといけません。私はここにいますので 日が落ちるまでに自分の食べ物を取ってきなさい」


「分かりましたママ」


「どうしたんですか?大魔王さま」


「あーみんなのマジックポーチを作ってあげようと思って」


「あーこれは便利ですよね」


43人分ともなると大変だがまあ何度も作っているので材料さえあれば何とかなる。


ポーチはひとつだけ作ってあとはコピーをする。あーそうか男の子もいるんだから男の子用も作らないとな。


夕暮れ近くになるとみんなそれぞれ獲物をぶら下げて帰ってきた。みんな動物の獲物が多い。肉好きなようだ。


みんなに調理の仕方を教える。まあ基本的には焼けばいいわけだがこの子達はあんまり味にはこだわらないようだ。塩を好んで使う者もいるが、そのまま食べても大丈夫という子もいた。


寝る前に風呂に入れる。今のままでは5人ぐらいしか入れないので広げて20人ぐらいは入れるようにした。男女で分かれて入るようにさせている。


今日はもうこれで休んで明日アスモデウスの所に行ってみよう。


翌朝


全員で歩いていると毛皮を着た100人ほどの戦士たちが休んでいた。


この連中はさっき戦に参加した者等の一部だな。


「ちょっと道を尋ねたいんだが。私は大魔王ナオ。アスモデウスさんはどの辺に行けば会えるのかな」


「何?頭に会いたいだと?お前なんだ。頭の女か?」


「いやそういうわけではないんだが名前を聞いたことがあるんでな。どんな男か確かめたいのだ」


「押しかけ女房か」


「ちょっと気になってな。話がしてみたいだけだ。取り次いでもらえないかな」


「頭の女でないなら俺が頂くぜ」


ボクッ!バタン


「あ、すまんな」


「コノヤローやっちまえ!」


私は殺気を込めて魔力を解放するする。すると周りの男達の動きが止まった。


「うぐ···」


「ママすごい!」


「ママ怖い!」


「アスモデウスさんはどちらにおいでですか。ちょっとお会いしてお手合わせを願いたいだけですよ」


「あ、あ、あちらです」


「ありがとう。みんな行きますよ」


「「「はいママ」」」


どうやら少し離れたところに砦のようなものがあるらしい。私たちはそちらに向かうことにした。


私達は砦の手前100メートルまで近づけた。


「私は大魔王ナオ、敵意はない。アスモデウスさんにお目通りを願いたい。取り次いでほしい!」


「なんだ?サルガタナスのとこのもんじゃねえだろうな。頭に会いたいならまずこれをかわしてみせな」


100本以上の矢が私たちの方へ向かって飛んできた。


「バリアー」


矢は私たちのところにたどり着くこともなく全て手前の地面に落ちた。


「どれ、お返しをしてやろう。燃える大岩よあれー」


ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!ドッカーン!


砦をぶっ壊したら可哀想なので後ろの山へ向かって大岩を降らせてやった 10メートルほどの大岩をたくさん降らせたので後ろの山はなくなってしまった。


「こんなもんでどうかな?気に入ってもらえたかな」


砦の門がが開いて魔獣に乗った大男が出てきた。

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