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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第187話 総力戦

次の町では暴動は静まっていたがアベイルの分身が攻撃を受けていた。


この町のアベイルは5体だがすでに3体は攻撃を受けてエネルギーを失ってスライムのようになっていた。


「しっかりしろアベイル!」


エネルギーをあげると3体はすぐに復活した。


「いにしえ族の皆さん。やっちゃってください」


「「「了解!」」」


「いつの間に?ここには誰もいないはずじゃないのかシャー」


「んーところがいるんですよ。さあ覚悟なさい」


「このバシュムをなめるなー!」


あーこいつは一回見たことがある。50メートルぐらいある腕の生えた大蛇だ。


火炎を吐いたり腕に武器を持って投げかけてくる。これはブーメランか。この世界にもこんなものがあるんだな。


体が大きいだけあって耐久力もあり10分ぐらいは頑張っていた。だがそれも限界が来てついに倒れた。


「くそう姿を現したのは···失敗だった···シャー······」


「これで2体ねバサバサ」


次の町へ転移して飛ぶ。しかしこの町には大きな気配はなかった。もうどこかで動いてしまった後だった。


次の町へ飛ぶ。ここのアベイル達は建物に隠れていて全員無事だった。ここにも大きな気配がある。隠れているが 気配があるのは分かるぞ。


「リリンさんお願いします」


「まかせるのー。フォルトーナさんフォルトーナさんお願いします。凶竜を見つけてくださーい」


「今日は忙しいわねリリンちゃん。凶竜ならあの建物の陰に隠れてるわよ。黄色い服の男よ」


「ありがとうなのー」


「リリンさん。フォルトーナさんってすごいんですね。何でもわかるんですね」


「物探し人探しなら無敵なのー!」


「今度は私が相手をしましょう。いにしえ族の皆さんはまわりを固めておいてください」


あ、こいつも見たことある。超巨大なグリフォンだ。


「さあ行きますよ」


「何で俺のいるところがわかるんだ ギョイギョイ」


相手が巨大化する。20メートルはあるグリフォンになった。私も20メートルに巨大化する。これだと鎧もほぼ上半身には着くので安心だ。ナックルを出して早速相手に襲いかかる。


「えいっ!グラビティパンチ!グラビティキック!」


バキ!ゴン!ガン!ドコッ!ドス!


相手もブレスを吐いてくるが口から出るものなので一瞬ためがあって避けやすい。


「サンダーストーム!エクスプロージョントルネード!ハイレーザー!」


バリバリドシャーン!ドッカーン!バシュ!


「ぐああああ、おのれ!このウムダブルをなめるなー!」


「別になめちゃいないさ。全力で倒すだけだ」


5分後相手のウムダブルは倒れていた。


「これで3体ね。作戦は成功したと言っていいわね」


「でも敵も同じことを考えてるんなら そろそろ敵の本隊に当たってもいい頃なのー」


「うんそういう気もするね。でも3人も倒したんだからそろそろ相手が引き返すかもしれないわよ」


「仲間がやられたのがわかればなのーきっと引き返すかもなのー」


そうか!こちらのように通信機があるわけじゃないんだ。だったら味方がやられたのがわかるのはもう少し先になるかも。これなら攻めきれるかもしれない。


「それじゃあ次の町に行ってみましょう」


「待ってなのーそれだったら敵の本隊がいるところに直接乗り込んだ方がいいのー。フォルトーナさんにお願いしてみるのー」


「なるほどーリリン頭いい!」


「フォルトーナさんフォルトーナさん お願いします。何度も何度もすみませんなのー。凶竜がたくさんいる本隊の場所を教えてくださいのー」


「リリンちゃんも大変ねー町にはいないわよ。もっと西の山の中の洞窟みたいなところにいるわよ」


「ありがとうなのー」 


「それだけわかれば十分だ。円盤に乗って様子を見に行ってみよう」


町から西に飛ぶこと3分ほどでその洞窟の近くまでたどり着くことができた。


なんとフォルトーネさんがまだ帰らずに一緒に来てくれたのだ。だから相手のいる場所は詳しく分かった。


「ここは敵の本隊がいるところね。いったい何体ぐらいいるのかちょっと見てくるわ」


「気をつけてなのー」


気配を断って透明化の魔法をかける。そして洞窟の方へ静かに近寄っていった。洞窟の中には人影が5人ほど見えた。


「5人か。5人だったら何とかなるわ」


「リリン相手は5人よ。幻獣たちを呼び出して」


「分かったのー」


リリンは20メートルから30メートルはある幻獣を15体呼び出した。


「なんだ?大きな力を感じるぞ!みんな外へ出ろ!」


「しまった。気づかれたわ」


「みんな一斉攻撃なのー」


洞窟から出てくる凶竜たちに向かって幻獣達のブレスが炸裂する。


相手もブレスのようなものを放ってくるがこちらは15体、数が違う。向こうの5人はかなりのダメージを負ったようだ。


しかし洞窟から出ることには成功した。



「一気にたたみかけるわよ。全員かかれー」


「「「「「オー!」」」」」


総力戦が始まった。相手は5体。こちらは幻獣が15体。いにしえ族の戦士が5人。あとは私とリリンがいて合計で22体!


戦いはこちらに圧倒的に有利だった。だんだんと相手の凶竜たちを追い詰めていく。


「あと一息だ!みんな頑張ってくれ!」


「「「「「オー!」」」」」


「とどめだ!エクスプロージョントルネード!うあっ!」


とどめを撃とうとした瞬間に上空からブレス攻撃を受けた。


「なんだこれは?。まだ仲間がいたのか」


上空を見ると3体の凶竜がブレスを放ってきている。勝利目前だったために 全員前でていたので上空からのブレスに対応しきれなく私たちは混乱した。


「もう少しだというのに!ハイレーザー!ハイレーザー!ハイレーザー!」


「上からの攻撃でアレースとアナトが傷ついたわ」


「う、おのれーあと少しのところを」


私たちは追撃を断念し味方の治療をすることにした。

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