表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
186/241

第185話 キュウキ捕獲

「さてこの辺でいいでしょう。そろそろ始めますか」


「待ちかねたぜ!お前など一捻りにしてやる。このウリディンムがな」


「あーそう。それは結構ですね」


相手の5人は人間の姿をといて元の凶竜の姿になる。みんな20メートルから30メートルはある。


私もエクスペンドで20メートルに巨大化する。仲間たちもいにしえの民の5人は10メートルに巨大化をする。


さっきウリディンムと名のった奴は大きな犬になった。犬と言うかほとんどオオカミのような感じだが背中には羽が生えている。かなり牙も長いようだ。何かしらの特殊能力を持っているのだろう。


キュウキは全長20メートルをある大きな虎に変化した。背中には翼が生えている。しっぽの方には鋭い針のような毛が生えている。


残りの凶竜は1体は簡単に言うと角の生えた蛇だ。かなり長くて50メートルはある。よく見ると体を起き上がらせた時には腕が2本生えてるのがわかった。


あとはライオンの体、鷲の頭、そして翼が生えた生物になった者もいる。ん、これ超巨大なグリフォンじゃないかな?


唯一人型だがこれは魚人間かな? 魚に手足が生えてるような感じだ。尻尾でバランスをとっている感じもする。 

 

いにしえ族の5人が1体ずつ相手にしている。彼女達も初めて大きくなっての戦いなのでまだ勝手がわからないようだ。


だが前よりは楽に戦えるはずなのでしばらく様子を見ることにした。


リリンも様子を見ているようだ。ミスラちゃんと従者たちは離れて見ている。


私はナックルを出していつでも助けに入れるように準備をして待つ。


相手の方が大きいがいにしえ族は10メートルぐらいの大きさになったので 以前より楽に戦えてるようだ。今のところ五分の戦いができている。


「ねえねえナオちゃん」


「何?リリン?」


「これ助けに入っちゃいけないのー?助けに入ればすぐ終わると思うんだけどー」


「いにしえの戦士の皆さんは今日初めて巨大化して戦うんだ。少し様子を見たいんだよ」


「ふーん。あんまりもたもたしてるんならリリンがやっちゃうのー」


「あ、でももう少し待ってくれない」


「うーん。それじゃあとりあえず呼び出してまたしておくのー」


「フェンちゃん、グリちゃん、ケルちゃん、ヒュドちゃん、ヘルちゃん、オルちゃん、レッドちゃん、ホワイトちゃん手を貸して」


ボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボンボン


「お呼びにより参上いたしましたリリン様」


「みんなよく来てくれたのー少し待ってなのー。ヘルちゃんはたくさん来たのね」


「ははー」


名前は同じなんだけど前使ってた子達より数倍でかくなっている。前は最大でも10メートルぐらいだったけど今回は20メートルから30メートルはある。そんなのを10体以上も召喚できるなんて相変わらず無茶苦茶だな。


「おい、ウリディンム!囲まれたぞ」


「なんだと!こ、これは!バシュム一旦引くぞ!」


「分かった!」


リリンの幻獣を見て相手の凶竜たちは撤退を開始した。


「んー逃さないわよ」


アルテミスが逃げる相手に矢を射掛ける。かなり当たったが逃げられてしまったようだ。


「逃さないのー!」


近くにいた幻獣を連れてリリンがキュウキの前に転移した。


周りを幻獣に取り囲まれたキュウキは動けずにじっとしていた。


「こ、こんな強力な化け物に囲まれたんじゃ動けないわん」


「さあ、降参するのー。絶対逃げられないのー。降参するなら命は助けるのー。逆らうならここで殺すのー」


しばらくすると残った幻獣たちもリリンに追いつくことができた。15体くらいに囲まれている。


「こ、降参するわん」


「おおリリンさすがね。一体捕まえたじゃない」


「ふふーん。リリンががんぱればこんなものなのー」


いや本当にすごいなリリンのやつ。戦いに慣れたと言うべきかな。前はあんなに怖がりだったのに、嬉しいような怖いような。


「それでこの娘この後どうするのー?服従の儀式をするのー?」


「あ、いや、そういうのはいいです。 とりあえず人化してもらいましょう」


キュウキに人化してもらい、スリーブをかける。


「スリーブ」


キュウキは完全に眠った。


「リリン様それでは我らはこれで帰ります」


「ありがとうなのー。またよろしくなのー」


「「「「「はっ」」」」」


「ちょっとナオさん凶竜を寝かせてどうするつもりなのー?まさかまた女を増やす気なのー?」


「何言ってるの!ちょっと意識に語りかけるだけよ」


「大魔王ナオトの女になれなのー」


「ちょちょっとリリンさん!今日はやけに絡みますね」


「いえいえナオさん!私の言ってることは間違いじゃないのー。いずれそうなるって言ってるだけなのー」


「うぐ。そんなことは」


「ないって言えないのー。今までが全部そうだったのー」


「うぐぐぐぐぐ。確かにそうかもしれないけど、でも殺し合うよりはマシ」


「そうなのー。確かにそうなのー。 でも順番待ちは辛いのー」


「はう!あーーー!」


「あ、大魔王が壊れた」


「んーさすが奥さん恐るべし」


「まあ、でもしょうがないわね。殺せないなら仲間にするしかないしガチャガチャ」


「確かに、そう」


「奥さんも苦労が多いのねバサバサ」


「ねぇねぇ順番待ちってなあに」


「んーミスラちゃんにはまだ早いわ」


「えー?どういう事?ねえねえ?みんな教えてよー!」


はあ。リリンにも苦労をかけてたんだなあ。今回の冒険では毎日リリンと一緒だから毎日頑張らせてもらいます! 気を取り直してキュウキに語りかける。


「心正しく生きよ!」


まあこれでめちゃくちゃ悪さをするってことはないと思うけどな。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「おいキュウキのやつが捕まったぞシャー」


「仕方がない。逃げるのに精一杯だった。何なんだあいつらはいったいウォー」


「あんな奴らがいるんだなぁギョ」


「どうする?アポフィス様に何て言うんだギョイギョイ」


「俺たちだけじゃとてもかなわねえ。 ここは恥を忍んでアポフィス様に申し出るしかないだろうウォー」


「おのれー大魔王!シャー」


「これは総力戦になるなギョイギョイ」


「命がけになるギョ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ