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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第184話 復活のリリン

「ねえねえリリンさん。いくらなんでも久しぶりなんだから、いきなりあんなすごい連中と戦ったらまずいんじゃないですか」


「大丈夫なのー。リリンには攻撃なんて当たらないからー」


「そりゃ確かに防御は厚くてあたらないけどさー相手は大きいんだよ!」


「大きいのなら召喚もできるもん」


うわーこれはもう駄目だわ。何を言っても来る気だわ。仕様がないなー。いざとなったら私が盾になって戦うわ。


「どうしたの大魔王?奥さんがついてきちゃいけないの?」


「いやー久しぶりなんで通用するのかどうか心配で」


「んーそれなら私たちが腕試しの相手になってあげるわ」


「どうですかリリンさんガチャガチャ」


「うん。それはいいのー是非お手合わせをお願いするのー」


「それじゃあ誰から行きますかバサバサ」


「全部一緒でいいのー。5人同時にかかってくるのー」


「それ、無謀」


「リリンさん?いくらなんでもこの人たちを5人同時に相手にするなんて無理じゃないですか?」


「防ぐだけなら何人でも同じなのー」


「ほほうそれではひとつ5人がかりでやってみようじゃありませんかガチャガチャ」


あーなんてでかい口をきくんだ。もうどうなっても知らないわ。5人とも自分の自慢の武器を出してリリンに向かっていく。


ヒュンヒュン!ビッビッ!ガイン!ガイン!ビュビュ!ガスン!ガスン!


「万手防壁!」


おおーまるで観音様に手がたくさん生えているようだ!


「何ー!当たらない!」


「んーこれはいったい!」


「全力でかかれ!ガチャガチャ」


「あたらないわバサバサ」


「これは、至難」


彼女たちは5分間全力で打ち込んだが一度も当てることができなかった。それどころかリリンの反撃をもらってみんな腕がアザだらけになっていた。


「今度は攻撃を見せるのー。アジちゃん!リバちゃん!姿を見せるのー」


「それ前にもやったよね。まさかあの時よりパワーアップしてるとか」


ドオーン!!


現れたのはアジダハーカ。この前私と契約した三つ首竜だ。全長100メートルはある。


「あれあんたは前に契約した大魔王!」


「何でお前がリリンの召喚で出てくるんだ?」


「それはしょうがないわよ。この子の召喚で出ないわけにはいかないわ」


「そんなにうちの嫁さんはすごいのか」


「我らが全身全霊をもってお仕えすべきお方だ」


もう一体はリリスが呼んでいたリヴァイアサン!こちらも全長100メートルはある。


「リリン嬢ちゃん。顔見せるだけならもう帰るぞい」


「ありがとうなのー。また来てなのー」


「それでは我も帰る。またな」


「ありがとうなのー。またね」


口を開けて5人とも絶句している。それはそうだろうな。こんなレベルの人間がいるなんて普通は考えないから。


「それにしてもリリンいつのまに修行したんだい。あんな大きいの召喚できるようになるなんて」


「私だって国のことばかりしていただけじゃないのー。修行は怠っていなかったのー」


「おみそれしました」


なるほどな。こいつにはいつも驚かされる。さすがはリリンだ!


転移門を通り島に上陸する。さらにもう一つ転移門を使って島の西側に移動した。


「さすがに前話し合っていた所にはいないか。いったいどこ行ったんだろう。また分散してもらえるとありがたいんだが一箇所にいると厄介だな」


「いませんねガチャガチャ」


「凶竜が山にないなら人化して町にいるんだろう。一番近くの町を探してみよう」


フライで飛んで近くにありそうな町を探す。5キロメートルぐらい先に町のようなものが見える。みんなを連れてそこに転移してみた。


ガジョーコの町と言うらしい。平和そのもので小鳥が鳴いている。


「お茶にするのー」


「まだ私たちは何もしてないんだよリリン」


「だって相手がいないんじゃうろうろしててもしょうがないのー」


「ねえねえリリン奥様?」


「リリンでいいのー。ミスラちゃん」


「リリン様は前からあんなに強かったんですか。あんな大きいの呼び出して ものすごいですね」


「前はここまでではなかったのー。 戦いは嫌いだったから」


「じゃあ最近は好きになったんですか」


「好きじゃないけど、やらなきゃいけないなって思うようになったのー。そうしたら前よりもかなり強くなったのー」


「あーすごいですね。それだけで強くなれるんだ」


「もちろん毎日修行はしたのー」


「なーるほどー」


そりゃミスラちゃんが驚くのも無理はないわな。俺ですら度肝を抜かれるようなことばかりだったから。やっぱりリリンは普通じゃないな。あのリリスの娘なことだけはある。


「あそうだ!フォルトーナさんフォルトーナさん、凶竜たちがどこにいるか教えてくださーい」


「はーいリリンちゃん元気?うーんとねー凶竜はもう二つ北の町にいるよー」


召喚されて出てきたのは可愛い青色の 妖精だった。身長は1メートル位あるな。


「ありがとう。フォルトーナさん」


フライで飛んで町を探し転移する。それを繰り返して指定の町に着くことができた。


着いた町はかなり大きな町だった。一体何をするつもりなんだろう。


あれ住民たちが武器を持って移動している。すごい人数で1000人以上はいるな。


住民を洗脳して何か事を起こそうというのだな。よし解除しよう。


「ディセイブルマジック!」


アイ、ルイーネ、アベイルにも解除させる。10分ほどで全員正気に戻すことができた。


行列の最後尾には凶竜と思われる5人の姿があった。


「貴様が大魔王か。よくもやってくれたな」


「お前たちも代わり映えのないことをするわね。退治してあげますよ」


「おもしれえ。やってやろうじゃねえか」


「その前に場所を変えますよ」


山の方へ5キロほど飛んで広い平地があったのでそこで戦うことにした。相手もついてくるところを見るとよほど自信があるのだろう。

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