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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第175話 凶竜トウコツ

伯爵の家を後にした私たちは4凶竜を探す事にした。竜なんだから町の近くにはいないと思う。


とすると山になるが、この島は平地が多く山はすみの方にしか見当たらない。


ここから一番近いのは南側で円盤に乗ればすぐ着くだろう。みんなにはルームに入っていてもらい私が操縦をして南の方の山に向かった。


10分もすると山の上空に着くことができた。一旦降りて円盤をしまう。


ここからは見える所を目指してみんなを連れて転移して動こうと思う。


あまり高いところに来すぎたのか生き物の気配が全くなかった。


転移を3回も繰り返すと動植物がたくさんいるところまでたどり着くことができた。


動物たちがいろんな方向へ逃げ出している。何か強力な者がいるのか?


山の斜面の近くで大きな動物が争っていた。争うというより一方的に食われていた。


食べている方は全長が20メートルはある大きな虎のような生き物だった。 長い尻尾があり尻尾だけでも20メートルはある。口にはものすごい牙が生えそろっていた。


食われているのは10メートルはある大蛇だった。


「これが4凶竜の一体かな?みんなはちょっと下がっていてよ」


「なんかすごいのがいたな」


「んーこれは大魔王に任せよう」


「手に余るようだったら呼んでくれ」


「キャー大怪獣ー!」


「ガツガツガツガツガツガツ」


「あの、お食事中にすみませんがあなたは4凶竜ですか?」


「グルルルルお前うまそうだな!」


バシビシバシビシバシ!


しっぽが鞭のように飛んでくる。しっぽと言っても太さが直径1メートルはある。でかい柱のような鞭が飛んでくる。


バチン!バチン!バチン!バチン!


いきなり鞭攻撃か。もう完全に敵扱いだな。仕方がないので剣を抜いてこちらも構えをとる。


「私は大魔王ナオといいます。あなたは4凶竜ですか?」


「グルルルルさああきらめてこのトウコツ様に食われてしまえ!」


まあこれが4凶竜に間違いないだろうな。こんなの見たことないし。


仕様がない戦うか 両手に剣を持ち 間合いを詰めて 相手を切りにかかる


「グラビティスラッシュ!」


ガンガンガンガンガンガン!


「硬ーい!全然切れやしない!うーん。エクスプロージョントルネード!」


ドッカーン!


「グルルルルかゆいぜ」


「ねえ。トウコツさま〜弱点·お·し·え·て〜ん」


口から炎を思い切り吐かれた!


「あっつつつ、あーお尻が焦げた!」


「あんた一体何考えてるのよ!このバカ大魔王!」


「いや、ひょっとしたら弱点を教えてくれるかなーって思ってさ」


「大魔王、アホ」


「はいはい相手の弱点なんて自分で探しますよ!見てらっしゃい。ハイレーザー!」


ビュードカン!


「効かないか。ヘルファイヤーストーム!」 


ゴゴゴーーー!


「くっだめか。アイスブリザード!」


ゴーゴゴゴーーー!


「グルルルル涼しい」


「くっそー頭にきた!エクスペンド!」


私は20メートルくらいに巨大化して相手にグラビティパンチをお見舞いする。


ガン!ガン!ガン!ガンガンガンガンガンガン!


「グル、ぐうあ!」


「ちょっとは効いたか!」


「大きくなってますますうまそうだグルルルル」


「グラビティパンチ!グラビティキック!」


「ぐあ、ガアアア」


トウコツは爪を立て、するどいキバで私に襲いかかってきた。


爪は紙一重でかわすことができたが鎧や服を切られてしまった。胸が丸出しになる。


「うあ!グラビティキック!」


トウコツは右前足を痛めたようだ。だが左前足と牙で襲い掛かってくる。やつの左前足を止めることができたが、でかい口で頭を噛み砕かれそうになる。かろうじて相手の顎を押さえて こちらも食われないように耐えている。


「うぐぐぐぐ」


こいつ右前足が折れてるのに逃げもしないでまだ向かってくるとはなんて奴だ。


「グラビティアタック!」


相手を思い切りはね上げて体当たりをかました。さすがに吹っ飛んでいった。


しかし尻尾が私の体に巻きつく!ぎゅうぎゅう締めつけてくる!


「うぐぐ···おのれ···」


トウコツが起き上がり炎を吐こうとする。口から開いてからエクスプロージョントルネードを打ち込んだ!


「ぐがあああああああ」


「ふふふ、どうだこれなら効いたろう」


口の中で大爆発が起きたんだ。ただでは済むまい。バタバタところげ回っていたがやがて静かになった。


「ん?死んだのか?まさかな。騙されやしないよ。う、胸が痛い」


肋骨が2本折れたようだ。すぐに治療をする。


「エクストラヒール!」


「アイスブリザード!」


ビューゴーーーー!


氷漬けにしてやる。動いたら張り倒す。奴は動かない。まだ動かない。動いた!やはりこちらに向かってくる。


「グラビティキック!」


奴の顔にヒットする。その後続けざまにキックを浴びせかける。頭を集中的に狙う。


奴の尻尾が飛んて来るがなんなくかわしてキックをぶちかます。奴の目を狙ってハイレーザーを撃つ。


「ハイレーザー!ハイレーザー!ハイレーザー!」


「ぐああああー!グルル」


奴の右目を潰した。折れた右前足を狙う。


「グラビティキック!」


「ぐあー!おのれグルルルル」


奴はもう足を引きずっている。もう素早くは動けまい。私はフライで飛び召喚魔法を放つ。


「燃える大岩よあれー!」


ドカン!ドン!ドン!ドンドンドカン!


「とどめだ!サンダーストーム!」


「どうだ!」


「油断するな大魔王!まだ生きているぞ!」


「なに?」


奴は尻尾の先の硬い毛を飛ばしてきた。私の全身に突き刺さる。


「うあああああ!」


針を抜きにかかるが尻尾でぐるぐる巻きにされてしまう。奴の力がかかる。


「ぐっ!うぎぎぎぎ、なんとかせねば!」


「うう、サンダーストーム!」


バリバリドシャーン!


「サンダーストーム!」


バリバリバリバリドシャーン!


「サンダー···あれ」


尻尾の力が弱まり奴は完全に倒れていた。


「プミー大魔王様大丈夫ですか」


「大丈夫。じゃない」


体には10本以上針が刺さっていて流血している。肋骨もまた折れたようだ。


私はグラビティの魔法を解き元の大きさになる。


「流石ですボス」


「お見事ですマスター」


従者たちがみんなで治療してくれる。


「プミータオルです」


「ありがとうアベイル」


「凄まじい戦いだったな大魔王」


「こんなに強いやつはカーリー以来だな」


「よく女のままで倒せたなガチャガチャ」


「まあ何とかな」


「戻れなかったのかバサバサ」


「うん。参ったね。結局倒せはしたけど何も聞き出せなかったから状況が分からないわ」


死体はストレイジにしまい、とりあえず休憩して今後に備える事にした。

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