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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第163話 アンデッドのタルウィ

その日の夕方にナチュラルリッチタウンに帰って来た。とりあえずリリンには現状を話しておいた。


「アテナ、アルテミス、アレース、エヌルタ、アナト、話がある」


「「「「「あんた誰?」」」」」


あ、女のままだった。まあいいか。


「私は大魔王ナオトの女版!」


「なにー!女になれるのか!」


「どうだアレース。今のお前よりは乳が大きいぞ。うりうり」


「やめんか。おのれは···なんて奴だ」


「大魔王、かわいい!」


「ほんとに何でも有りね、あなたはガチャガチャ」


「んー何か意味があるの」


「この姿の方が器用で魔法や錬金術がいろいろ使えるのよ」


「すごい人ねバサバサ」


「今日行った所は獣人族の国でした。獣王の国は強い反乱分子がいて困っているようです。交易を条件に助ける事にしたの」


「それで私たちに手伝えというのか?」


「はいその通りです」


「んー報酬は?」


「何でもいいよ。何が欲しい?」


「強い敵だな」


「んーお金」


「強大な敵」


「肉」


「お菓子」


「それなら大丈夫ね。今からでも支払えるわ」


俺は錬金術で金を作ってみせる。あっという間に金塊や金貨が無数に出来る。


「こんなもんでどう?」


「空気から金ができるなんて!」


「なんなら宝石もできるわよ」


ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルド、アクアマリン、アメジスト·····どんどんできてくる。


「んー 凄すぎるわ」


「こんなに簡単に大金が手に入ると ありがたみがないわねガチャガチャ」


「肉が買えるバサバサ」


「お菓子、買える」


「強敵は向こうにいるそうだからこれでいいわね。そうだヴァハグンも連れて行きましょう」


俺は男に戻り夜のお努めに行く。今アベイル達が敵の情報を探っているから明日からが勝負だ。


次の日の朝


「何で俺まで行かなきゃならん。今の仕事は最高だぞ大魔王!」


「多分今日か明日には終わる。その後またミツバチ族の村に行けばいいではないか」


「まあいいか」


転移門をくぐり獣人国に着く。早速アベイルたちから報告が来る。


「プミー大魔王様、反乱分子は獣王国の西側にいるようです」


「中心になる者が7人いてすごい強さだそうですマスター」


「ボス敵の本拠地には大きな竜がいるようですよ」


「いつも頼りになる情報をありがとう。それでそんな力のある者たちが何で反乱を起こしてるんだ?何か理由はあるのか」


「それはわからないです。ですが奴らに組する者は少ないということです」


「ということはやはり私利私欲で動いているということか。大衆が味方しないということだからな」


「その可能性が大きいと思いますマスター」


「とにかく近くまで行ってみよう。ここに居たのではこれ以上は分からんからな」


「それならアベイルの分身が先に行っています。そこに向かって転移されてはどうですか」


「そうだな」


獣王国の西海岸まで10キロメートルの所にアベイルはいた。


「ここより先には七人衆の1人がいて進めません」


「相手が1人ならみんなで押し通ろう」


最初の反乱分子のいる場所は山の麓なのだが砦のような物が立っている。


「一応降伏勧告をしてみるか」


「反乱分子のみなさん!みなさんが良からぬ事をするので獣王さんが困っています。降伏してください」


「プププ···ぶははははは···何それ、そんなんで降伏なんかするわけないじゃん」


「そうかな。じゃあアレースがやってみて」


「コラー反乱分子ども!無駄な抵抗はやめて降伏しろ!」


「ふざけるなー!お前らこそとっとと帰れー!」


「なるほど。反応がある分ましかな」


「これでも砦なんだから何十人かはいるんだろう。面倒なので魔法で叩き潰します」


女になって召喚魔法を使おう。


「変身!」


「もう1回だけ忠告します。おとなしく降伏してください。でないとこれから炎の大岩を降らせます。全滅しちゃいますよ」


「大魔王、かわいすぎ」


「まあいいか。言ったしな。燃える大岩よあれー!」


直径5メートルほどの燃える大岩を無数に降らせる。


ガンガンガン!ドカン!ボガン!ガンガン!ガン!ガン!ガン!ドカン!


「こんなもんね。変身!」


砦はほとんど壊滅状態になった。誰の声もしてこない。


「大魔王、恐ろしい娘」


「すげえな。女になる意味がわかったぜ」


「これはもう災害級ですねガチャガチャ」


「よくもやってくれたな。だがこのタルウィ様はこんなもんじゃまいらねぇぜ」


「あれがここの親分ねバサバサ」


「誰が行きますか?」


相手のタルウィはアンデットでガイコツだ。ローブを着ているがあとは杖を 持ってこちらを向いて怒鳴っている。


「私が行きますバサバサ」


エヌルタが名乗り出た。


「じゃあお願いします」


エヌルタなら光魔法が使えるし相性もいいはずだ。


タルウィはアンデッドを召喚した。ゾンビ、グール、スケルトン、低級アンデッドが100体ほど出てきた。様子を見てみる。


エヌルタは剣を抜き光魔法を放つ。


「シャイニングアロー!」


光の矢がアンデッド達を貫いていく。 一回剣を振るたびに10本ぐらいの矢がで飛び出してくる。ほんの10秒ほどの間にアンデッドは全滅した。


「おのれー」


「今度は自分自身でかかってきたらどうだいバサバサ」


「ファイヤーフォール!」


炎の滝、すごい威力だ。だがエヌルタはそれを剣で切っていく。そして光魔法を撃ち込む。


「シャイニングアロー!」


ドドドドドッガーン!辺り一面が吹っ飛んだ。


「······」


「やったか?」


「いや、逃げたようだ」


「ちっ!」


「お疲れ様でした。次に決着をつければいいですよ」


「エヌルタ、強くなってる」


「んー確かにそうだな」


「私もそう思いますガチャガチャ」


「大魔王の魔力はすごいな!バサバサ」


俺たちは砦を突破して先に進む事ができた。アベイルを先行させた。

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