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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第162話 獣王と勝負

仕方がないので女に変身して待つ事にした。ルイーネとアベイルとアイが色々世話を焼いてくれる。


「ナオさんのときはお化粧した方がいいと思うんですがマスター」


「プミーアクセサリーも必要ですよ大魔王様」


「ボスにあった鎧ができましたよ」


ミニスカートの上に着るのか。胸と腰回りと手足をよくガードしている軽くていい鎧だ。


全体的に色は白っぽいな。男の時は黒っぽい服装ばかりしているので、まあこれも良いのではないかな。


軽く化粧もしてバスターソードとダガーを身につける。俺の作った剣を飾り付けて白っぽくしたようだ。


「こんなもんでどうかな」


「とっても綺麗ですよマスター」


「ボス完璧です」


「プミー究極の機能美です。大魔王様」


「すごい!綺麗で可愛くてかっこいい!」


迎えの馬車が来たが首都の場所を聞くとこれに乗って行ったら何日かかるかわからないので自分たちで行くことにした。


円盤を出して操縦する。残りの4人はルームに入っていてもらう。30分で首都上空まで到達することができた。


高い建物があったので円盤から降りて門番に言って取り次いでもらう。


さっそく控えの間に通される。1時間ほど待たされたが獣王と謁見することができた。


謁見といっても高いところから見下ろされるようなそんな部屋ではない。普通の部屋でソファーが置いてある。そんなところで話をすることができるようだ。


「本日はお招きいただきありがとうございます」


「いやこんなに早く到着されるとは思っていなかったので少々お待たせてしまって申し訳ない」


王様なのに随分腰の低い人だ。この人は虎の獣人のようだ。立派な体格をしていて身長は2メートルはある。


若く30歳そこそこではないかな。白い髪に褐色の肌、なかなかいい男だ。


「私は魔国連合のリーダーで大魔王ナオトと申します」


「私は獣王国国王ウルスラグナと申します。あなたは女性ではないのですか?」


「私は用途によって男にも女にもなれるので今は女です。普段はだいたい男ですけどね」


「はーそのような方には初めて会いました。ずっと女性の方でいいのではないですか。お美しいですし」


「ありがとうございます。それで私を呼ばれた理由をお聞かせくださいますか」


「あー実はこの国には強力な反乱分子がおりましてな。各地で反乱を起こしているのです」


「原因は何ですか」


「それはもちろん私を排してこの国を乗っ取ろうとしているのです」


「分かりやすいですね。その反乱分子を何とかしろということですか」


「ええ、あなたが本当に強かったらお願いしようと思っています。是非私と戦ってみてください」


えーそんな事してこちらに何のメリットがあるのかな。


「もちろんお礼はお好きなものを出しますので」


「はあ、そうですか」


とりあえず闘技場で戦ってみる事にした。獣王は長剣を持っているが徒手格闘も得意のようだ。


それでは素手でいってみるかな。女の時は魔法を使うことが多いのだが徒手格闘も出来るだろう。


「それじゃあ行きますよ」


「いいですよ」


スピードは相手の方が少し速いようだ。相手のパンチを受ける。重いし切れのある攻撃だ。


パンチやキックに重力魔法を入れる。これで威力は五分になった。


獣王が剣を抜いた。俺もバスターソードとダガーを抜く。


「二刀流ですか」


「はい」


獣王の剣は重い攻撃で受けるのに苦労をする。だが受けきれないほどではない。


俺は剣に魔力を込めてウインドカッターを発動させる。獣王はそれを全て弾いて見せた。


ダガーの方から雷を出す。


「サンダーストーム!」


「ぐあああああああ」


「雷は効くんだ」


「ぐはぁ、なかなかやるね」


「スラッシュ!」


でかい剣の斬撃が飛んでくる。


「ハイレーザー!」


これで相殺する。続けて撃つ。


「ハイレーザー!」


ガガガガガガーン!


獣王が吹っ飛ぶがすぐに起き上がる。そしてさっきのスラッシュを連発してこちらに突っ込んで来る。


「エクスプロージョントルネード!」


ドドドドドッカーン!


獣王が倒れるがすぐに起き上がる。なかなかタフな人だ。これだけ俺の魔法くらって立ち上がってくるとは。


「ぐはっ···なんていう魔法の数と威力だ···変身!」


うおお!獣王が変身した!今の姿に鳥の羽が生えた!飛び上がりスラッシュを飛ばしてくる。


「変身!」


更に獣王の全身が茶色くなる。何だこりゃ。


「エクスプロージョントルネード!」


同じ魔法を放ってみた。さっきより効いていないようだ。そうか!あの皮膚の色が茶色に変わったのは他の硬い動物の皮になったということかな。


変身して他の動物の良いところを取り入れることができるんだ!なんて便利な機能だ。


だが、それならそれでやりようはいくらでもある。


「右手からウインド、左手からスリーブ、合わせてウインドスリーブ!」


どうかな?おお、だんだん獣王の動きが遅くなってきた。もう一つ。


「右手からウインド、左手からパラライズ、合わせてウインドパラライズ!」


これも効いているようだ。獣王はほとんど動かなくなった。体が麻痺してるみたいだ。


「これで終わりですね」


「·········」


「何とぞそこまででお願いします。獣王様は絶対に参ったはしませんので」


彼の側近のようだ。ほとんど何も意見は言ってこなかったがなかなかできた人物のようだ。


「分かりました」


「ボスなかなか強いお方でしたね」


「マスターのこんな戦い初めて見ました」


「プミー女性の優しさが出ていました」


「大魔王様強くてかっこいいです」


1時間後


「いやーまいりました。実戦なら私は死んでましたね」


「そうかもしれません」


「ぜひあなたの力を貸していただきたい!」


「構わないですよ」


詳しい話を聞いてみると相手には7人の強力な反乱分子がいて、その者を中心として各地で反乱を起こしているようだ。


数的に少ないので反乱は鎮圧されるが その中心メンバーの7人は討ち取ることができないそうだ。


俺は討伐の報酬として獣王国との交易を条件に出し受理された。一度魔国に戻りみんなと相談する事にした。

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