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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第144話 大魔王死にかける

うーん。いかん。頭がクラクラしてきた。俺は思わずルイーネに寄りかかってしまった。


「あん。マスター私でいいんですか?はあん」


しまった!背中越しにおっぱいを掴んでしまった。


「···すまん···血が··たりない···何か···食い物を···くれ」


「マスター私は美味しいから大丈夫ですよ」


「ちょっちょっとルイーネさん大魔王様調子悪そうですよ!」


「なんだと?この超絶絶倫大魔王がか?そんなはずがあるわけ···あった」


「ボス!大丈夫ですか」


「アイよアレースさんにナチュラルリッチタウンを案内してあげてよ」


「それはいいのだがボスの具合が悪そうだぞ」


「大魔王様は私たち4人で看護してから奥方達のところに連れて行くから大丈夫。心配するな」


「そうかでは頼むぞ」


ベルフェゴールたちは俺を小さな空き部屋に連れて行ってくれた。


「大魔王様、食べ物なんてまどろっこしいことは言わないでください。我の血を捧げましょう」


ベルフェゴールは自分の手を切って俺の胸に血を垂らし始めた。


「お前···なんてこと···お前が持たんぞ」


「そ、それならは私もできます」


アイスちゃんまで手を切って血を垂らし始めた。


「私は血はあげられませんが力の源になるものならあげられます。受け取ってください」


「プミーそれなら私もできます」


2人とも大きなエネルギーの塊を俺の胸に押し当てて中に入れてくれた。


血も体に染み渡っていく。なんでだ。 俺はもう人間じゃないのか。気分がどんどん軽くなっていく。良くなっているようだ。


「ありがとう4人とも。助かったよ」


俺はベルフェゴールとアイスちゃんにポーションをあげて傷を治した。


ルイーネとアベイルには俺の魔力をたっぷりあげておいた。


ここは対侵入者用に魔法が使えないようになっている。こういう時は不便だな。


「今回はすまなかったな。無理をさせてしまった。ここまで傷を負ったことがなかったので醜態を晒したな」


「い、いえ回復なさって良かったと思います」


「何かお前達に報いたいのだが何か欲しいものはないか」 


「あ、あ、あります。大魔王さま!」


「おー珍しいな。内気なアイスが真っ先に言うなんて」


「お嫁さんにしてください。だって同じ竜族のフレイムちゃんは大魔王様のお嫁さんになってるじゃないですか。私もなりたいです」


あーなるほど。そういう事か。


「それは面白い話だな。我にも一枚噛ませろ」


「わかった。嫁たちに掛け合ってみる。お前たちなら嫌とは言わんだろう」


「ルイーネとアベイルはどうする」


「私は今のままがいいです。いろんなところへ一緒に行けますから」


「プミー。私も今のままがいいです」


「わかった」


その後嫁たちの待っている部屋にみんなで向かう。


「ただいま。みんな今帰ったよ」


「おかえりなさいなのー。もう大丈夫なの?」


「4人が助けてくれた」


「それは良かったっすね」


「しかしあなたにそれほどのダメージを与えるとはこのアレースさんはすごい方なのですね」


あれアイとアレースがもう戻ってきていたんだ。


「ギリギリだったからな」


「興味がありますわ」


俺は嫁達にベルフェゴールとアイスちゃんを妻に迎えたいということを伝え 認めてもらうことができた。


結婚式は少し先になるがまた盛大に執り行うとしよう。どうやらベルフェゴールが第7夫人アイスちゃんが第8夫人に収まりそうだ。


「アレースさん町はどうでしたか」


「まだちょっと見ただけだったがなかなか開けてて良いところだな。気に入ったよ」


「そうですか。それは良かった。部屋はたくさんあるのでそこでずっと暮らしてくれ」


「すまんな」


「それで体の調子はどうだい?新しい体には少しは慣れたかい」


「なかなかいいのだがこの体だと力が半分ぐらいしか出せんな。無理して元の姿に戻ることもできるが少しの時間しか保つことができない」


「まあ慣れれば改善されてくるんじゃないかな」


「是非私と回復を兼ねて手を合わせをお願いしたいですわ」


「ああ、いいですよ」


「それはそうと昔のお仲間がまだいるかもしれないっていうことでしたね」


「ああ同門じゃない者とは仲が良かったからな。今はどうなっているかわからんが」


「あの〜ちなみにどんな方がいらっしゃったんですか〜」


「うーん。銀翼のアルテミス。彼女の弓の腕は絶品だったな。あとは智将アテナ。あいつの剣はすごかった」


「アルテミスさんにアテナさんですねー」


「他にもまだ何人かいたようだが、すぐ思い浮かぶのはその二人だな」


こうして夜はふけていくのだった。

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