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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第139話 ウサギ族保護とリリムの成長

ウサギ族の集落にアベイルを行かせて約2時間がたった。


「どうだアベイル、見つかったか?」


「プミーこのあたりだと3ヶ所あります」


「大魔王様イメージを送ります」


俺はアベイルの手に触れる。うん。大体位置は分かった。


「行って来る」


最初の集落は親たちは全くいなかった。残された子供の数は、33人。転移で、円盤まで連れて来た。


2つ目の集落は襲われている最中だったので相手をせん滅させて救う事ができた。


3つ目の集落では親は全くいなかった。子供たちの数は45人。やはり転移で円盤まで連れて来た。


アベイルの情報をもとに探索を繰り返す。約半日で560人を保護した。


本人たちの承諾をとり魔国に連れて行く。さすがに1回ではきついので2回に分けて運んだ。


かなり魔力を食ったが無事ナチュラルリッチタウンにもどって来た。


「お前たちはこの町の西側の方に家を作って住むといい。特にものすごい敵はいないはずだ」


「ありがとうございました」


「頑張って生きて行きます」


午後からもうさぎ島に戻って探索をする。


「アベイル様子はどうだ?」


「プミー、まだまだたくさんあります」


アベイルの指示に従って午後からも 集落を回ってみることにした。


俺1人では子供たちの掌握に時間がかかるので従者たちをを一緒に連れて行き分担することにした。


小さい集落は一気に襲われて大人はみんな連れて行かれることが多い。


そうなると子供だけで過ごすことになる。当分襲ってこないようだが危険には変わりない。


午後からも20箇所は周り600人を保護することができた。ナチュラルリッチタウンまで連れてきて自由にさせる。


首都の周りは土が大変超えているので 植物もよく育っている。ウサギ族が食べる緑のものはいくらでもある。


彼らは数年で大人になるようだが多産で一度に子供を5人から6人は産む。それでも魔国は広いのでいくらでも対応はできると思う。


ウサギ族の保護活動始めて5日目、オオカミ族に動きが出た。


獲物が少なくなったということはないと思うが襲った集落をしきりに見て回ってるようだ。


「ここにはガキどもを残しておいたんだがそれが1人もいなくなってる」


「おかしいぜ。こんな事は今までなかった」


「何回か誰かにやられたって言う話を聞いたがそいつらの仕業か?」 


「まだまだ奴らはたくさんいる。慌てることはねえ」


「ルイーネこれで全員かな?」


「はい。生き残りは24人になります」


「よし!それじゃあ行くぞ!」


「おい!待てや!そのガキどもどこに連れて行く気だ」


「む?そりゃ決まってんだろ。ここにいたらオオカミ族に食われるのがオチだ。おれの国へ連れて行くのさ」


「そいつら俺たちの餌だ!むやみに運んで行くんじゃねー!」


「大きなお世話だ。止められるもんなら止めてみろ!」


「なんだとこのやろう!」


「ファイヤーストーム!」


みんな黒こげにしてやった。


いちいち転移で運ぶのは魔力もかかって面倒だな。転移門を作りたいが神国には作るわけにはいかないし、どこか良い中継地点はないものか。


ちょうどこの諸島は魔国とほぼ星の反対側にあたるのでさすがの俺でも一回ではきつい。中継基地を作りたい。


俺は円盤で飛んで神国の周りで島がないかどうか確かめる。ちょっと北のほうだが離れたところに無人島を見つけた。そこに転移の中継基地を作ろうと思う。


円盤でその島に降りる。本当に小さな島で1平方キロメートルぐらいだ。空には結界を張りこの転移門を見えなくする。


ナチュラルリッチタウンに行き帰って来る。あとは虫島用とウサギ族の島用に転移門を設置する。


「これで便利になるな。力も使わなくて済むし」


「マスター、でもこれオオカミ族が来たら困るんじゃないですか」


「大丈夫、オオカミ族は通れない。この転移門は俺たちの誰かがいないと通れないんだ。そういう風に作ってある」


「それなら安心ですね」


うさぎ島は広い。親がいなくなった子供たちを全部保護するなんてことは不可能だ。何日かかるかわかったものじゃない。


だが何もしないよりはマシだ。この5日間で6000人は保護することができた。また定期的に保護しに行こうと思う。


魔国のウサギ族はすぐに穴を掘り自分たちの住処を作り始めた。


子供ばかりだがそれは親を見ていたのかみんなできるようだ。


6000人いるが男の子が2500人。女の子は3500人という人数の割合だ。何年かしたら増え始めるだろうけどそうしたら移転してもらえばいいだけなので全く平気だ。


元々いた住民たちと比べるとやはりウサギ族の方が弱いが元々いた住民たちは点在しているという感じなので当たることはめったにないだろう。


魔物はいないわけではないので気をつけないとかなり餌食になると思う。


その辺りは自分たちで考えて生きていくだろう。オオカミ族に毎日狙われるよりはマシだと思う。


家に帰るとリリンが大騒ぎをしていた。


「リリムが大きくなったのー!」


「あー、もうそういう時期か」


「それでどれくらい大きくなったんだい?」


「それがリリンと同じくらいになったのー」


あーそうだろうなあ。俺とリリンの子ならそれぐらいすぐ大きくなってしまうわなー。


「それでリリムどこにいるんだい?」


「ナオトの後ろにいるのー」


「え?」


「今は透明化の魔法の練習中なのー」


「もうそんなことやってるのか。リリム出てきなさい」


「はい、お父様。リリムはこちらです」


「もう透明化の魔法はできるじゃないか。すごいね」


「ありがとうございます。リリンお母様に教えてもらいました」


しっかりした話し方だ。これじゃどっちが親だかわからないな。


それにしてもリリスもリリンもリリムもみんな同じ顔してるな。ちょっと違うとこがある位かな。


髪は濃いピンクだな。胸はリリンと同じ位だろう。背の高さも同じ位だな。見た目は16歳位だ。


魔力はきっと多いんだろうなぁ。技はどうなんだろう。剣は得意なのかな。ちょっと明日見てみるか。

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