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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第134話 子作りとミツバチ族

最初に帰って来たのはエレンミアとシャーロットだった。


「2人とも留守中は世話になったね。おかげで神国との外交もうまくいったよ。ありがとう」


「いえ、留守を守るのは妻の務めっす。うまくいってよかったっす」


「そうですわ。妻たるもの家を守るのは当然です。成功おめでとうございます」


次に帰ってきたのはネフィとバイモンとフレイムだった。


「3人とも巡視の方お疲れ様。おかげでこちらも神国との外交がうまくいったよ。ありがとう」


「いえ〜妻たる者当然です〜」


「大丈夫でーす。そしてお疲れ様でしたー。私たちも頑張った甲斐があったと思いまーす」


「夫の留守を守るのが妻だからよ。今回は巡視頑張ったぜ!」


最後にリリンが帰ってきた。


「やっと神国との外交が終わったよ。おかげでうまくいって助かったよ。ありがとう···ってその羽どうしたの?」


いつのまにかリリンの背に一対の立派な羽が生えていた。どうして末っ子なのに羽が生えてくるの?もうちっともわからん。


「いえ、妻なら当然なのー。 成功して良かったの。羽は大人の証なのー」


「それはよかったね。おめでとうリリン」


「これでやっと子供が作れるのー」


「ああ、そうだね」


今日はリリンと過ごすことになった。


「それでリリン子供は魔族式で作るの?それとも人間式?」


「両方なのー」


あーだいたい何かわかるような気がする。魔族式で子供を作って後は人間式でふたりでずっと愛し合ってと言うんだろう。


「まだお前だって生まれてちょっとしか経ってないんだぞ。いいのか?」


「私が子供を作らないと他のみんなも作れないのー」


なるほどそういうしがらみもあるんだな。


「分かったよ」


俺は腕輪にルームの機能をつける。そしてバスケットの中に腕輪を入れてベッドの上に置いた。


「ここに俺たちの血をかければ完成だ。しばらくしたら生まれてくるだろう」


俺は指を切って血を腕輪に流す。リリンも同じように腕輪に血を流した。


「後は何日かしたら生まれてくるだろうから腕輪はリリンが持っていてよ」


「わかったのー。楽しみなのー」


「名前はリリムにするのー」


「だって男か女かわからないだろう?絶対女の子なの」


「それでリリムか。なるほどいい名前だね」


この後俺たちは人間式でたくさん愛し合った。


次の日の朝


俺は嫁達に新しい島々の冒険をすることを認めてもらった。その代わりに夜は必ず帰ってくることを約束した。


「なんとか行って昼間のうちに解決しなければならない。なかなか難しいがしょうがないな」


俺は転移で神国の東に飛ぶ。そして虫島に飛んだ。


「みんな昨夜はありがとう。おかげでうまくいったよ。それで動きはあったかい?」


「い、いえまだ何の動きもありません。蜂はどうやら夜は動かないようです」


「そうか。そういうものか」


「あ、いえ、今動きました。大きな蜂の群れがこちらに向かってきています」


スズメバチ族の者が200体ほどこちらに向かってきている。


対してミツバチ族はかなわないと思ったのか巣の入り口をふさいで中に立てこもっている。


これはどう見ても勝ち目がないな。


「ブンブンこわせ!たまごとれ」


「ブンブンこわせ!みつとれ」


「ブンブンこわせ!にくとれ」


これは巣の中に入られるのも時間の問題だな。早めに行った方がいいかな。


「よしみんな助けに入るぞ」


「「「「「おー!」」」」」


ルイーネはトゲトゲを出して相手を指し倒して進んでいく。


アイはパンチでぶん殴って相手をぶっ飛ばしている。


アベイルは今日は毒攻撃をしている。かなり強烈なやつだ。


アイスは冷凍の魔法で相手を凍らせながら進んでいる。


ベルフェゴールは剣を出して切り進んでいっている。彼女は元々実力はあるのだがあまり戦いたがらない。今日は珍しく前に出ている。


10分ほどで大勢は決した。相手は散り散りになって逃げていく。1/3ぐらいは逃げ帰ったかな。


「ようし、こんなもんかな」


「しかしボス。このミツバチ族の方が 弱くあのスズメバチ族の方が強いようでしたが我々が手を貸してしまってよかったのでしょうか。生態系を乱してしまったのではないですか」


「それは俺も考えたけれど、あまりにも俺たちの仲間に似すぎていて放っておけなかったんだよ。つい助けてしまった」


「そうですか」


いつの間にかミツバチ族が出てきて俺たちを囲んでいた。


「プン神様ありがとうございます」


「俺たちは神様じゃないよ。違う種族だよ」


「プンじゃあ何故助けてくれたんですか」


「君たちが俺たちにあまりにもよく似ていたんで、つい助けてしまったんだ」


「プンそうだったんですか。それでも私たちは助かりました。ありがとうございました」


何かこれから自衛の手段はないものかな。


「君たちは蜜の他には何を食べてるんだい」


「プン私たちは大きなお花の黄色いものをねって食べています」


「ああ、花粉団子か」


それじゃあこの花粉団子に俺の魔力を混ぜたら。


「これを食べてみてくれ」


「プンこれはおいしいです。力が湧いてくる感じがします」


「そうか。それなら」


花畑の地下に向かって俺は魔力を撃ち込んだ。これで10年は持つはずだ。


「ここのお花で作った花粉団子を食べていれば君たちはだんだん強くなれるはずだよ」


「プンありがとうございます。あなたのお名前を教えてください」


「俺は魔国連合の大魔王ナオトと言います」


「プン大魔王ナオト様おみやげです。どうぞお持ちください」


「え?おみやげなんていいよ」


「プンあなたにならこれを託せます」


「これは何かな?」


彼女たちは大きな土で作った入れ物を俺たちにくれた。2メートル四方はあるな。


「プン私たちの卵です。お花の種もあります。どうか平和な土地でこの子たちをお願いします」


「しかしこれは君たちの希望なんじゃないのか。それを俺なんかに託してしまっていいのかい」


「ブンはい、お願いします」


いろいろ詳しく聞いてみると俺たちの土地でもこの花は育つようだ。


土地はかなり広い場所があるので育てることは可能だし彼女たちを保護したいとも思う。


「分かったよ。必ず反映させると約束しよう」


詳しいことはルイーネとアベイルに任せてある。アベイルは分身をここに残すようだ。それなら何が来ても安心だ。連絡もすぐ取れるから。


俺たちは卵をルームに入れて早速魔国に帰ってくることにした。

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