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異世界最強クリエーター  作者: チャッピーミイタン
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第131話 反乱

今日はヴァルキリーの150番から下の子達を連れてきている。北神国の親衛隊と突撃隊の男たちと模擬戦を展開中だ。


1回あたり5分程度戦って相手を変える。これを繰り返す。1時間で小休止になる。


「ようし!10分間休憩だ」


「はあはあはあ···強い!」


「相手は全員立ってるではないか。我らは半分も転がっているぞ!みんなしっかりしろ!立たんか!」


「無理ですよ。こんな厳しい訓練したことないし」


「うぬう!これでは何かあった時に我らはみんな遅れをとってしまうではないか」


午前中はヴァルキリー達と突撃隊、親衛隊の訓練をし、午後からは転移門を設置する。今日の予定はこんなところだ。


「ようし!それじゃあ2回目を始めるぞ!みんな用意···あれ?」


大きな地竜が空から舞い降りてきた。あれはこの間助けた土地神様じゃないのかな?


「大魔王ナオトよ。先日は世話になった」


「いえお気になさらずに。今日はどうしたんですか」


「蘇らせてもらって何の礼も出来んでは土地神様としての面目が立たんわ。ちょっと来てくれ」


「わかりました。ヴァルキリーたちは訓練を続けてくれ。従者たちは一緒に来い!」


「「「はい、わかりました」」」


着いた先は巨大な洞窟だった。


「この中には儂が昔ためた宝が置いてある。大魔王ナオト使ってくれ」


「いや、そんな気にしなくていいですよ。たまたま魔力があってうまくいっただけですので」


「そう言うな。役に立つものがあるかもしれんぞ」


「分かりました。ありがたく頂戴します。土地神様は何か困ってることはないですか」


「困ってはいないんだがな。お前のあの魔力なかなか心地いいのでちょっとくれるか」


「はい、いいですよ」


魔力を1/3ほど土地神様にあげた。土地神様はさらに元気になって飛んでいった。


「さて何があるのやら。それじゃあみんなちょっと中に入って調べてみるよ」


「わかりましたマスター」


「お宝か、楽しみだわ」


洞窟の中には金銀財宝色々なものが置いてあった。ものすごい量である。


「これを全部持って帰るとなるとなかなか骨だな」


「こっ、こういう作業ならとっても嬉しいです」


「そうですよボス」


「プミー」


みんなどんどんマジックパックの方にお宝をしまっている。いつの時代だかわからないようなものがたくさんある。


何か自分が持っていない面白いものでもないだろうか。


なんだこれ?何だかわからない物を俺が全部取るようにしている。とりあえずしまっておいて後で調べてみよう。


自分で言うのもなんだが俺がきてこの国もずいぶん便利になったな。


元々この国自体はしっかりしたもので平和が維持されている。移動が不便なだけだ。


宝物を回収して訓練場に戻ると何やら 騒がしくなっていた。


「どうしたのだ?」


「はい何者かがこの北神国に攻めてきたようです」


「ほう。あの精強な魔物の中を通ってか」


「中を通ってきているものもありますが空を飛んでくるものがほとんどです」


報告によれば北の町が攻められてるようだ。親衛隊と突撃隊もガブリエルたちと一緒に町の方へ出たようだ。


「よし俺たちも転移門を通って行ってみよう」


着いたところは北の町ノースロールと言う所だった。


空から魔物に乗っだ人間が多数攻めてきていた。こちらはそれに対して魔法や弓矢で応戦していた。


遠くの方から大きな山のようなものがゆっくりとこちらへ多数向かってくる。一体あれは何だろう。


「ガブリエルさん私たちも手伝いましょう」


「ありがとうございます。大魔王様」


「あれは一体何者なんですか」


「あの者たちはこの国のやり方に嫌気がさして出て行った者たちです」


「そうですか」


「ヴァルキリーたちよゴーレムを出して前面に押し立てさせろ!その上で空からの魔物たちを撃ち落とせ」


「「「はい!」」」


敵の数は空からは500程度。小さな竜の一種らしい。地上から来るいくつもの山のような物の正体がわからない。高さが10メートルぐらいあることだけはわかる。


ゴーレムを展開させてヴァルキリーたちも攻撃を始めた。ゴーレムの数は 500体と多いのだが彼女たちは50人しかいない。


圧倒的に不利だ。俺も戦いに参加することにした。


俺はハイレーザーで空から来る魔物を次々と撃ち落とす。


ガブリエルさんの親衛隊と突撃隊は それぞれが100人ずつ程度だ。空への攻撃はあまり数がない。各地の軍を呼び集める暇がなかったのだろう。


空からくる魔物たちに俺たちが苦戦していると地上から来る山の正体がやっとわかった。


やはり魔物だ!ワームが10体位ずつ束になり地上を進んで来る。それそれが100はあるのだ。


「うわー気持ち悪い。数が多いな!あれにも人が乗っているのか」


しようがない。俺は女性に変身して 召喚魔法を使うことにした。


「変身」


「大魔王様?これは?」


「まあ、見ていてくださいね」


「燃える大岩よあれー!」


10メートル位の燃える大岩が無数に降り注ぐ。ワーム達を容赦なく潰していく。


ゴーレムたちはワームの突進を防いでいる。空を飛んでいる魔物にも火の玉は当たる。こうして1分ほどで相手の動きはほとんど止めることができた。

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